頂くと戴くの違い!いただくの使い分け方法はこれでバッチリ!



日本人の文化ってなんだか不思議で、
季節ごとに物を贈り合う習慣がありますよね。

お歳暮とか、お中元とか。

会社同士でも行うため、夏や冬になると、
ジュースやお菓子が届いたりします。

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あらっ、お返事書かないとっ

と、お礼状を書こうとしたときに、

「このたびは結構なお品をいただき・・・」

いただき・・・頂き?・・戴き!?・・

お、おう。手が止まってしまいました。

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「いただく」って漢字で書くと2種類ありますよね。

これって、どっちが正しいのでしょうか。

ネットで辞書っぽいサイトを調べても、

頂く/戴く」って、、どっちでもエエんかい!(#`皿´)

でも2種類あるからには、
それなりに理由があるはず!!

なんかはっきりしなくて気持ちが悪かったので、
ムキになって調べてみました!

ということで今回は、手紙や文章を書くときに、
戴く」と「頂く」はどちらを使えばよいのか。

その使い分け方法について紹介します。

それではどうぞ~。


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頂くと戴くの違い


頂くと戴くの違いについて調べ始めた時、
まず、お歳暮のお礼状のテンプレートを探しまくりました。

すると、

  • いただく(ひらがな)が使われているもの:50%

  • 頂くが使われているもの:35%

  • くださり(ひらがな)が使われているもの:10%

  • ご恵贈賜りが使われているもの:5%


  • という感じでした。

    ふむふむ。お礼状にはひらがなの
    いただく」を使えば安牌か。

    よし、これで解決っ





    って、そうじゃない!

    戴く」はどこ行ったんだっ、コノヤロー!(ボンバイェ!)

    ということで、当初の目的を忘れて、
    さらに調べました!(笑)

    戴くは常用漢字ではない

    で、よくよく調べてみると、
    「戴く」は常用漢字では使われないようです。

    常用漢字とは、国(文部科学省)が「こんな感じで言葉を使おうぜ」
    って決めているガイダンスみたいなものですね。

    ということは、「戴く」は、学校や、新聞、テレビなどでは、
    あまり使われていない。ということになります。

    ははぁ、なるほど。

    それで、会社としての公式文章にあたる、
    お礼状などでは使われていないんですね。

    納得です。

    でもっ

    「戴く」と「頂く」の違いが何かについては、
    納得してないぞっ!

    わかるのかっ!オイッ!(ファイッ!カァン(ゴングの音))

    ただ、いろいろ調べてなんとなく見えてきました。

    ちょっと、ヒートダウンして、
    それぞれの言葉の意味についてみていきましょう。

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    頂くの意味と使い方は?


    まずは「頂く」についてみてみましょう。
    こういう時は、熟語を持ってくるのが吉です。

    「頂」を使う二字熟語

    • 山頂:サンチョウ

    • 頂点:チョウテン

    • 絶頂:ゼッチョウ


    うん。なんだか、見えてくるものがありますね。

    」の意味は、上下の概念がある中での
    てっぺんを意味しています。

    さらに、この漢字をバラすと、

    」はあたまという意味を持ちます。
    」はいちばん高いという意味を持ちます。

    つまりこれを合わせると頭のてっぺんという意味になります。

    「頂く」というのは、相手を自分のてっぺんに
    「いただく」という意味になり、

    そこから転じて「大切にする・敬い扱う
    という意味で使われるようになりました。

    具体的な「頂く」の使い方

    では、次にどんな時に
    「頂く」を使うのかを見てみましょう。

    大きく分けて2パターンあります。

    相手を立てた丁寧な言い回しとして、
    謙譲語」があります。

    2パターンとそれぞれの例文はこちら。

    「もらう」の謙譲語

    例)

  • 励ましの言葉を頂く

  • 時間を頂く


    • 「食べる」「飲む」の謙譲語

      例)

    • お酒をもう一杯頂く

    • ごちそうをおなかいっぱい頂く

    この時にポイントとなるのは、

    頂く行為に対して使われる言葉


    ということですね(^-^)h

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    戴くの意味と使い方は?


    では次に「戴く」を見てみましょう。
    さきほどと同じ、二次熟語をチョイスしました。

      「戴」を使う二字熟語

    • 戴冠:タイカン (王冠を頭にのせること)

    • 推戴:スイタイ (団体の長として上に立てること)

    • 戴天:タイテン (天をいただくこと)


    ふむふむ。こうしてみると、「頂く」にあるような、
    てっぺんという要素はまるでありません。

    代わりに、戴く(イタダく)という意味での、
    何かが上にかぶさっている状況を表していますね。

    というのも、もともと「戴」という漢字は、
    「面を持ち上げてかぶる」という語意を持ちます。

    そこから「のせる」という意味が加わり、
    頭に物をのせる」という意味を表します。

    ちょっと例文をみてみましょう。

      「戴く」の例文

    • 頭に冠を戴く

    • 山に雪を戴く


    このように、てっぺんに何かがのっかっているという時に、
    「戴く」を使うと、とてもしっくりくるわけです。

    あ、でも山の場合は、雪がのってるのが、
    「頂上」でもあるので、少し微妙かな(^^;

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    イメージとして、「頭に何かがかぶさっている」というのが、
    ベースにあるので、

    現代で「もらったもの」に対して使うと、
    メッチャおごそかに表現した感じになります。

    そりゃもう、殿様が家臣に褒美を賜ったがごとく、

    ははぁ~m(_ _)m

    という感じですね(笑)

    お菓子をもらった場合も「戴く」を使うと、
    ものすごいたいそうな高級菓子をもらっている印象を受けます。

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    ポイントは、頂くが行為に対して使う言葉なのに対し、

    戴く物・物品に対して使われる言葉


    というところですね(^-^)h

    自由な表現の場では使われる「戴く」

    ということで、現代では「戴く」は、

  • 使うにはおごそか過ぎる

  • 表外漢字(報道や学校の教育で正式に使われない言葉)


  • という理由で、あまり使われる機会は少ないのです(^^;

    ただし、詩、小説など、自由な表現ができる場では、
    雰囲気を出すために、使われることもしばしばあります。

    これは、以前にも紹介しました、
    「寂しい」と「淋しい」の違いと一緒ですね。

    夏目漱石とか、森鴎外の小説などを読んでいると、
    けっこう「戴く」が使われていたりします(^^

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    「いただく」とひらがなで書くケース


    さて、最後に、「頂く」と「戴く」が
    両方とも使えないケースについて紹介します。

    頂くも戴くも、どちらも動詞ですよね。

    • 飲み物を頂く

    • 冠を戴く

    • ↓分解☆

    • 飲み物(名詞) + を + 頂く(動詞)

    • 冠(名詞) + を + 戴く(動詞)

    これ以外に「いただく」を使うケースとして、
    何かの行為を示す動詞にくっついて使われる、

    補助動詞

    があります。

    先ほども出てきた「常用漢字」もそうですが、
    文部省で「こうして使おうね」とした決まりでは、

    補助動詞の「いただく」はひらがなを使う


    ということにしているんです。

    具体的には、動詞のにくっついた、
    ~してもらう」を尊敬語として使う時ですね(^-^)h

    を挙げると~

      会場にお越しいただく
      → 会場(名詞)に + お越し(動詞) + いただく(補助動詞)

      本をお読みいただく
      → 本(名詞)を お読み(動詞) いただく(補助動詞)

    これって、最初のお礼状でも要注意ですよね!

    つまり、

      ○ 結構なお品を頂きまして
      × 結構なお品をお送り頂きまして

    もらう」という意味の場合はOKですけど、

    動詞にくっついた「~していただく」の場合は、
    ひらがなにしなきゃいけないってことなんですね~ヾ(;´▽`A“

    どっちだかわかんないよっ」っていう時は、

    いただく」を「頂戴する」に
    置き換えてみるとイッパツですよ!


    言い換えられなかったら、ひらがなで書いておけばOKです。
    実際にためしてみましょう~。

      例)いただく」を「頂戴する」に置き換えた場合

    • 励ましの言葉を頂戴する → OK!

    • 時間を頂戴する → OK!

    • 会場にお越し頂戴する → オカシイ!

    • 結構なお品をお送り頂戴する → オカシイ!

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    まとめ


    今回は、「戴く」と「頂く」の違いについて紹介しました。

    調べてみると結構、奥が深いですね~(^^;

    使い分け方法については以下の通りです。

    頂く:「もらう」と「飲食行為」の謙譲語。行為に対して使う。
    戴く:常用漢字ではない。物品に対して使う。
    いただく:補助動詞として使う場合はひらがなで書く。

    今回は以上です!

    参考になりましたら幸いです(^^ゞ

    ※2015/2/26 文章を一部修正しました。

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    “頂くと戴くの違い!いただくの使い分け方法はこれでバッチリ!” への3件のフィードバック

    1. たっきー より:

      戴(タイ)と載(サイ)は違う漢字なのではないでしょうか?
      戴を使った漢字の例:戴冠、不倶戴天

      • 管理人 より:

        >たっきーさん

        コメントありがとうございます。

        うひゃぁ~!!
        ご指摘の通りでございます!お恥ずかしい(>_<;)

        慌てて、記事の内容を一部修正いたしました。
        お知らせいただきまして本当にありがとうざいましたm(_ _)m

    2. りょん より:

      そうでしたか・・・今まで「~~させて頂く」と使ってしまっていました。

    りょん にコメントする

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