「合わせて」と「併せて」の違い!確認のお願いをするときは?

記事公開日:2015年1月8日
最終更新日:2019年8月15日

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仕事でメールを使う時に迷っちゃったシリーズ!

今回は、「合わせて」と「併せて」の違いについて。

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メールで相手に何かをお願いする時に、
1つのメールに2つのことを書いたりすること、ありますよね。

その時に、使うフレーズ、

あわせてご確認ください

に使う漢字は「合」「併」のどっち使います??

ままま、ひらがなで書いてももいいんですよ?
間違えるよりは。

でも、1回気になっちゃったら、
スッキリさせておきたいじゃないですか。

そこんとこ。

ということで、ズバッっとサクッといっちゃいましょう。
わかりやすくまとめておきました。

まずは、「合わせて」と「併せて」の、
意味の違いを理解しておきましょう。


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合わせて


    2つ以上のものをくっつけること。

    もともと基準となるものがあって、
    それに一致させるのが合わせる。

    英語で言うとfitに近い。

    合計や協力というニュアンスも含む場合もある。


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「合わせて」は2つ以上のものを一つにまとめる場合に使います。

最初に基準となる物があって、それに一致させるイメージなので、
英語でいうと「fit」に近い感じですね。

  • ネクタイを合わせる
  • 時計を合わせる

  • など、物理的に合わせる場合も使いますが、

  • タイミングを合わせる

  • など、無形のものにも使ったりします。

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    併せて


      異なるものを一緒にする。

      合わせてと違い、どちらかが基準になっていないのがポイント。

      英語でいうとmixに近い。

      並べる、付け加えるというニュアンスも含む場合もある。


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    「併せて」の場合は「合わせて」の時の様に基準があるわけではなく、
    「一緒」「同時」というイメージとなります。

    もともとは違うものだけど、同時(一緒)にしてしまう感じですね。

    このように、

    「くっつける」イメージなのか。(合わせて)
    「一緒にする」イメージなのか。(併せて)

    という違いがあります。

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    使い分けと例文


    では、次に実際の使い分け方法と例文をみてみましょう~。

    合わせて


    「合わせて」は2つ以上のものをくっつけるイメージでしたね。
    こちらは副詞的な使い方になります。

    例文をみてみましょう。

    例文

  • ジーパンにTシャツを合わせて着る
  • スケジュールを合わせて行動する
  • 腕時計の時間を正確に合わせておく

  • このように合わせては、

    何かを何かにフィットさせる時に使います


    併せて


    では次に併せての方もみてみましょう。

    「併せて」は同時、一緒にというイメージでしたね。
    こちらは接続詞的な使い方となります。

    例文

  • 2つのことを併せて考える
  • AクラスとBクラスを併せてテストをする
  • 併せてご健康をお祈り申し上げます

  • このように併せては

    二つのことを一緒に扱う場合に使います


    ちなみに、口語で使うと、
    「並びに」に近い接続詞的な使い方になります。

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    ビジネスシーンでの言い回し


    では最後にもう少しシチュエーションを絞った、
    ビジネスシーンでの言い回しについてみてみましょう。

    併せてご確認ください


    メールなどでよく使う

    これも一緒にお願いします

    というニュアンスの言い回しですね。

    「一緒に」「同時に」という意味での使い方になりますので、
    この場合は「併せて」が正解となります。

    合わせてご確認お願いします。

    だと、何と一致させるのかわからない状態ですね。

    併せてご検討お願いします


    こちらは口頭などでも使うビジネスシーンでの言い回しですね。

    文章で書くこともあるので説明しておきますと、
    こちらも「併せて」が正解です。

    何か1つお願いしたい案件があって、
    もう1つ並走してお願いしたいわけですよね。

    合致させてお願いするわけではないので、
    「同時」「一緒に」という意味合いの

    「併せて」

    を使うのが正解です。

    併せて御礼申し上げます


    お客さんからありがたい対応を2点してもらった時に使う言いまわしですね。

    この件についてもありがとう

    というニュアンスなので、こちらも「同時」「一緒」という意味で

    「併せて」

    を使うことができます。

    ただ、個人的にはあまりこの使い方はしないですね。
    使うのであれば、

    重ねて御礼申し上げます

    の方がよく使っているかな、と思います。

    まとめ


    合わせてと、併せての違い、
    いかがでしたでしょうか。

    こうやって違いをみてみると、
    明確な差がありますね。

    合わせて:一致すること。基準のものに追加する。
    併せて:一緒にすること。一緒にするものは同等クラス。

    このようにイメージすると、覚えやすいです(^-^)h

    例外として、ドアの鍵などを送る時に、
    1個だけ正解の鍵があって、確認してほしいときは、

    「(どれかが正解のドアの鍵を)合わせてご確認ください」

    ってなるかもですね(^^;

    なんちて。

    今回は以上です。

    参考になりましたら幸いです(*゚ー゚*)ノ

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    5 Responses to “「合わせて」と「併せて」の違い!確認のお願いをするときは?”

    1. ponco より:

      すっごくわかり易い説明です。
      fit とmixためになりました。
      ありがとうございます。

      • 管理人 より:

        >poncoさん

        コメントありがとうございますー!
        お役に立てたようで嬉しいです(*^-^*)♪

    2. ゼン より:

      わかりやすく説明していることに感動致しました。
      勉強になりました。

    3. 管理人 より:

      > ゼンさん

      コメントありがとうございます。
      励みになります。^^

    4. ホン より:

      説明がすごくわかりやすくて、勉強になりました。
      ありがとうございます!

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