ラムとマトンと違いとは？ジンギスカンは何のお肉？

ジンギスカンと言えば北海道ではお馴染の肉料理ですよね。

独特のタレで味付けされていて、
牛肉の焼き肉とはまた少し違った味わいです。



ジンギスカンに使われるのが羊の肉ということは
知っている方も多いのではないでしょうか？

でも羊の肉って、「ラム」と「マトン」がありますよね（＾＾

じゃあ、この2つの違いは何？・・・

と、問われると、意外と答えられないという方も
おおいのではないでしょうか（＾＾；

そこで今回は、その辺の謎をズバッと解決すべく、
この2つの違いについて調べました。

さっそくいってみましょう～。

ラムとマトンの違い

まずは、ラム肉とマトン肉の違いから！

ラムとマトンの肉は羊の種類そのものが違うと
思っている方も多いみたいです。

それもそのはず、何しろ羊は細かく分類すると
世界で3000種類くらいもいるそうです。

羊の肉は食用となり、羊の毛はウールとなりますから、
本当に人間にとってありがたい動物なんですよね。


さて、ラムとマトンの違いですが、
これは種類の違いではないんですよ。

世界でも食用として育てられている羊の種類は
「マトン種」という種類の羊です。

品種改良されて「サフォーク種」という
食肉用の品種が有名になっています。


食用となる羊肉の中でも生まれて1年未満の羊肉のことをラムと呼び、
2歳以上になった羊肉のことをマトンと呼びます。

この呼び方を決めているのは確かなルールがあるわけじゃなく、
国によって多少の違いもあるようです。

1歳以下の子羊の方が柔らかくてクセがなく、
世界的にも人気があるので貴重なものなんです。

ジンギスカンってどんな料理？

次は、ジンギスカンについてみていきましょう～。

日本で羊肉料理の代表的なものは、やっぱりジンギスカンです。

全国的にはまだまだジンギスカン専門店は少ないので、
ジンギスカンと言えばタレで味付けされたものをイメージする方も多いのでは？

これは羊肉には独特のクセがあるため、
タレで漬けこむことによってクセを消す効果があるから。

一般的には味付けのジンギスカンの方が広まっているのですが、
北海道では生ジンギスカンの方も人気があるそうです。


生ジンギスカンの方は肉の味をそのままシンプルに味わうこともでき、
野菜などに羊肉の肉汁がしみ込むのでまた違った楽しみ方です。

どちらが美味しいというのは好みなのでわかりませんが、
羊肉のクセが苦手ではない人は生も味付けも両方楽しめるので得ですよね。

忘れてはいけないのは、ジンギスカンをする時は、
他の肉料理では見かけることのない独特の形状をした鍋を使います。

真ん中が盛りあがっている丸い形状の鍋を使います。

盛りあがっている部分で肉を焼き、その周囲をぐるっと野菜で囲むようにして焼くことで肉汁が野菜にしみ込むので肉も野菜も美味しくいただけるんですよ。

羊のお肉ってどうなのよ？

で、食べたことがない人にとっては、
羊のお肉ってどうなのよ・・・

って思いますよね（＾＾；

昔学生の頃、長野のホテルにリゾートバイトに行った時に、
若い板前さんと仲良くなって、

「なんだアンタ、マトン肉、くったことないんか！？」

と、驚かれました。

夏休みが終わって東京に戻ってしばらくしたのち、
その板前さんから、律儀にマトン肉5キロが送られてきました（＾＾；

(写真を撮っておけばよかった・・・)

よく、「マトン肉は臭みがあって、ラムの方がおいしい」

なんてことを言われますけど、
言うほどは気にならなかったですね～。

ニンニクや、焼肉のたれなどで調理してしまえば、
ほとんど気になりませんでした(´▽`v)



ちなみに、この羊の肉にはL-カルニチンという成分が
豊富に含まれていています。

このL-カルニチンが脂肪の燃焼効果を上げるということが注目されたので
女性にもジンギスカンは大人気の肉料理となり徐々に、専門店も増えています。

ちなみに、ジンギスカン屋さんに置いてあるお肉は、
ほぼ、マトン肉です。

結構、濃いめの味付けをするところが多いので、
匂いについては気にならないと思いますよ（＾＾

ただ、カタ肉などは、ラム肉として出すお店もあるようですね。

まとめ

女性に注目されている羊肉について調べてみましたが、
ジンギスカンという料理は日本から生まれたものだって知っていますか？

肉料理なのに脂肪の燃焼を促進する効果があるなんて、
もっと食べる機会を増やしたいと実感しました。

身近にジンギスカンを食べられるお店がもっと増えてくれるか、
それとも手軽に自宅焼き肉で羊肉を食べられるようになったら嬉しいです。

羊にとって、これは嬉しいことかどうかはわかりませんけどね～(^_^;)