クリニックと病院の違い!定義は?料金も違うの?それぞれの適切な利用方法もチェック!
Sponsored Link
体の調子が悪い時、おばあちゃんの知恵袋だとやっぱり限界があります。
そんな時に頼れるのはやっぱり病院ですよね。
小さい子供の場合は、けっこうすぐに具合が悪くなったり、熱をだしたりしますよね~。
内科、耳鼻科、小児科、眼科、などなどさまざまな病院にお世話になります。
家の半径300メートルくらいは、どこにどんな病院があるのかを把握しているぜ!
なんてお母さんも多いのではないでしょうか(^^
さて、そんな病院ですが、
「呼び方にいくつか種類があるな・・・!?」
なんて、疑問に思ったことはありませんか?
普段は何気なく読んでいる病院の名前と言えば「○○病院」とかですよね。
でも、その病院まで行って看板を見てみると「○○医院」とか「○○クリニック」といったいろんな名称の病院がありますよねー。
など、はっきりと違いを説明できる人って案外少ないのではないでしょうか。
一応、医療機関であることには違いないですよね。
せっかくであればしっかりと診てもらいたいものですし、我が子を預けるのであればより安全な方が良いですよね!
そのためにも、今回は「医院」や「クリニック」など病院の違いについて、ハッキリ、スッパリさせちゃいましょう~!
それでは、さっそくいってみましょう!
まずは、それぞれの医療機関の定義について紹介します。
Sponsored Link
目次
医療機関の定義について
まず、普段何気なく通っているお医者さんがいる医療機関とはですが、いったいどんなものなのでしょうか。
- 医療機関の定義
医療法で定められた医療提供施設であり、医師・歯科医師等が医療行為を行う施設である。
要は、医師免許を持った人が、診察を目的として開業した場所、又は施設のことですね。
では、次に今回の話題と切っても切れない法律上の医療機関の定義について。
この条件を満たしてないと「○○」って名乗っちゃダメ!というものです(^^ゞ
医療機関の法律上の区分
- 病床(びょうしょう)がない又は20床未満の場合の医療機関の名称
- 診療所
- クリニック
診療所やクリニックは、医療免許を持っている人が最低1人いれば開業できます。病床(ベッドの事)がなくてもOK。
- 病床が20床以上の場合の医療機関の名称
- 病院
- 病院分院
「病院」と名乗るためには、医療免許を持っている人が最低3名以上・看護師が患者3名に対し1名・薬剤師1名が必要となります。
- 病床が100床以上の場合の医療機関の名称
- 総合病院
「総合病院」と名乗る場合には、ベッドが100個以上ある以外にも、最低でも内科、外科、産婦人科、眼科、耳鼻咽喉科の5科を含んでおり、なおかつ、集中治療室、講義室、研究室、などなど、法律で「これがないと総合病院って名乗っちゃダメ!」という条件をすべてクリアしないといけません。結果、総合病院はメチャメチャ大きな建物になります。
要するに、医療行為を提供しつつ、名称に規制がない場合と病床の数やスタッフの人数によって「病院」と名乗ってよいか「診療所の区分」に入るかという違いがあるのですね~。
医者が1人で「よっしゃ!病院を作ろう!」と開業した場合に、いきなり「病院」を作るのはかなり難しいのです。ベッドを20個以上とか、自分以外の医師を追加で2人雇うとか、いったいいくらぐらいかかるんだろうって感じですよね(^^;
医院とは?
ちなみに、病院、クリニック、診療所以外に、「○○医院」というお医者さんがありますよね。
この「医院」というのは、特に法律上の縛りはなく、医者の人数やベッド数を問わず名乗りたかったら自由に名乗って良いのです(^-^)h
つまり、病院でも「○○医院」という病院名にすることは可能ですし、クリニックという名前を辞めて「○○医院」にしても問題ありません。
「診療所」というのは、主に法律上、病院と規模の切り分けをするために使われ、
「医院」というのは、実際に名前をつける時の名称として使われることが多いのです。
ちなみに、病院、クリニック、診療所以外に、「○○医院」というお医者さんがありますよね。
この「医院」というのは、特に法律上の縛りはなく、医者の人数やベッド数を問わず名乗りたかったら自由に名乗って良いのです(^-^)h
つまり、病院でも「○○医院」という病院名にすることは可能ですし、クリニックという名前を辞めて「○○医院」にしても問題ありません。
「診療所」というのは、主に法律上、病院と規模の切り分けをするために使われ、
「医院」というのは、実際に名前をつける時の名称として使われることが多いのです。
さてさて。
病院は規模が大きく、クリニック(診療所)は比較的規模が小さく、個人院が多いのだということはわかりました。
が、やはりというか、どっちが良い、悪いではなく、それぞれにメリットやデメリットが存在します。
それでは、私たち利用者から見た場合に、クリニックと病院の間ではどのような違いがあるのうでしょうか~。
次に、この2つのもっと具体的な利用方法の違いなどをチェックしていきましょう~。
Sponsored Link
クリニックと病院の違い
さてさて。○○クリニック・○○病院とある場合、どのように使い分けたら良いのでしょうか。それぞれのメリットや違いなど、ちょっと細かく比べていきましょう!
初診料の違い
気になるのが、お値段ですよね(^^
「クリニックや医院の方が、規模が小さい分、安いんじゃないの?」
と私などは考えてしまいます(笑)
ところがどっこい。
少し前までは診療所と病院では初診料に違いがありましたが、今ではどちらも同じ点数での計算となっています。
なので、金銭的な面では、クリニックを利用するのも、病院を利用するのも変わりません。
それぞれの役割の違い
では、次に役割の違いについて。
クリニックは医者が1名以上で看護師などの人数も決められていません。
なので、変な話、医療免許を持った自分1人がいれば、それだけで開業できてしまうわけです。
また病床もない場合があり、本当に診るだけのところ、という場合も。
「じゃあ、最初からでかい病院に行った方がいいじゃん!」
と思ってしまうかもしれませんが、クリニックにも利点はあります。
簡単に言ってしまえば、小回りが利くんですね。
大きな病院だと、どうしても待ち時間が長かったり、行くたびに診てもらうお医者さんが変わったりします。
でも、クリニックの場合は、責任者の人が直接見てくれることが多いので、腕の良いお医者さんであれば自分の具合の悪い分野を継続的に見てくれたりもします。
なんだかアットホームな雰囲気のところも多いですよね(^^
少し具合が悪い、どこかおかしい、そういった場合にまずはどんな病気が疑われるのかを診てもらうことができるのです。
風邪などでもかかることができますし、大きな病気でない限りこちらで治療を受けることができます。
ただし、デメリットとしては、どうしても大きな病院よりは、設備面で劣るということです。
すごく具合が悪くてすぐに手術が必要な場合など、クリニックで対応するのは難しいですし、その病気に対応した設備があるかもわかりません。
・・・・・・・
そんな場合に活躍するのが病院です。
病院ではクリニックで大きな病気が疑われる、もしくは診断された場合に紹介状などを書いてもらい、設備が整った状態で精密検査をうけることができます。
普段「ちょっと近所の病院に行ってくる」などと使っている「病院」ではなく、もっと大きなところで総合的に診てもらえる医療機関なのですね~。
例えばクリニックでガンが疑われると診断された場合に、病院を紹介されたりします。
病院にはもっと詳しくできる検査機械などもそろっていますし、緊急性を要する場合などの手術にも対応できるためですね。
流れとしては
体の具合がおかしい
↓
クリニック(診療所・医院)に行ってみる
↓
大きな病気・クリニックでは治療できないと診断された
↓
クリニックで病院を紹介してもらう・紹介状を書いてもらう
↓
病院に行く
↓
病院で治療を受ける
体の具合がおかしい
↓
クリニック(診療所・医院)に行ってみる
↓
大きな病気・クリニックでは治療できないと診断された
↓
クリニックで病院を紹介してもらう・紹介状を書いてもらう
↓
病院に行く
↓
病院で治療を受ける
このようなケースも多くあるのではないでしょうか。
もちろん、クリニックにもいろいろあるので、設備や充実していて、医者が複数人常駐しているところもあります。
ただ、入院したり、手術の対応、となってくると、いわゆる「大きな病院」で行うことがメリットが多くなります。
私も、子供のころから耳が悪くて、近所の「耳鼻科クリニック」に通っていたのですが、まったく治らないので「医大病院」に行ったら、詳しく調べてくれたので、5年かかりましたが通院して大分よくなりました。医大などだと、「耳の病気のみ研究していて超詳しい医者」などがいたりするのです(^-^)h
また、金銭面のお話になりますと、最近では病院によっては紹介状が無ければ初診の際に支払う特別料金が発生する場合もあります。
金額も病院によって違ってくるので、できれば、いきなり大きな病院に駆け込む前に、一度クリニックなどで診察を受けたほうが良いでしょう。
ただし、お医者さんと言っても千差万別。
隠れた名医が「クリニック」にいたり、トンでもないヤブ医者に「病院」で当たってしまうこともあります。
それぞれの医院、クリニック、病院に、それぞれのカラーや特徴があります。
今は、インターネットでいろいろ調べられるので、初めていくような病院(クリニック・診療所)へは、口コミなどを良くチェックしてから行くと良いですね(^-^)h
今回は、「病院」と「クリニック」の違いについて紹介していますが、
「クリニック = 診療所」
だったりするように、病院以外についてはさまざまな呼び名・名称が存在します。
いったい、どのような呼び名があるのでしょうか。
次の項目では、この呼び名をいっきょ、まとめてみました(^^ゞ
Sponsored Link
いろいろな呼び名がある医療機関
さてクリニックと病院とそれぞれ区分があっていろいろな呼び方があって
医療機関にもいろんな呼び方があるのでまとめてみていきましょう。
区分では病床や看護師・薬剤師の人数に規制のある「病院」にもいろいろと呼び方があります。
- 総合病院
- メディカルセンター
- 大学病院
医療研究を行う病院施設では、
- 専門医療センター
などが名称に加えられています。
また「病院」と名のることができない小規模の医療機関としての名称は、
などがあります。
定番でこれらの名前が付いていれば区別ができるのですが、たまに、
「?」
という名前もあったりするんですよね(^^;
法律上、「病院」と「診療所」は規模の違いとして明確に分かれていますが、
「病院」という区分に入っていなければ「○○クリニック」や「○○診療所」以外でも名称としては自由につけられます。
たとえば「○○ドクター」でも別によいんですよ。
ただ診療所については医療法第3条で、
- 病院・病院分院・産院やその他の病院に紛らわしい名称を附けてはならない。
という決まり事もありますし、よくわからない名前だったら、たとえ医師免許を持っている人だったとしても、怪しくて診てもらいたくないですよね(笑)
Sponsored Link
まとめ
なんとなく普段そこまで気に欠けないことですが、いざ病気になると、
「病院?医院?クリニック?どの種類の病院で見てもらうべき?」
なんてふと迷ったりすることも出てきますよねヾ(;´▽`A“
そんなに緊急ではないのに大きな病院にいきなり行ってしまうと、紹介状がないことで特別料金を支払わなくてはならなくなったり、予約で埋まっていて何時間も待たされてしまうなんて場合も出てきます。
各地域によっては子供の医療費の負担年齢も全然違うので、ただでさえお金がかかってしまうのでこういった特別料金についても要注意ですよね。
病院とクリニック。
それぞれの特徴をしっかり把握しておき、適切な時に適切な場所で診療を受けたいものですね(^^ゞ
病院の特徴と使い方
クリニック(診療所)の特徴と使い方
Sponsored Link
この記事が参考になった!」場合はこちらのボタンでポチッと応援お願いします!
最近のコメント