自然と天然の違い!自然素材と天然素材はどう違う?
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よく建て売り住宅などの宣伝で、
「自然素材の家!」とか
「天然素材の家!」とか
見かけますよね。
なんだか聞いた感じは、どちらもナチュラルな雰囲気はします。
ですが、なにがどう違うんでしょう?
そもそも「自然」と「天然」という言葉の違いについても、
イマイチ、ピンとこないですよね。
通常、どのように使い分けているのでしょうか。
ということで!
今回は、自然と天然の違いを紹介します。
家を建てたり家具を作ったりする場合に、
自然素材と天然素材はどっちがグレードが上なのでしょうか~。
それではさっそく見ていきましょう!
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自然と天然の意味の違い
まずは意味の違いからチェックしてみましょう。
自然の意味
自然というのは、
- おのずからそうなっている様子。
人の手の加わらないさま。
という意味の言葉となります。
また、山・海・林など人為が関わらず改造されていない場所を示すこともあります。
「ひとりでに」
という意味の独立した副詞として用いることもあります。
天然の意味
天然というのは、
- 人為の加わっていない状態。
人力では如何ともすることのできない状態。
という意味となります。
また、天性、生まれつきという意味でも用います。
ふーむ。
辞書的な意味だと、あまり違いがないように思いますよね。
では次に、使い方やニュアンスなど細かい部分を見ていきましょう。
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自然と天然のニュアンスの違い
文法として使う場合、自然という言葉は形容動詞として使えます。
- 「自然な態度」
「自然と居住まいを正す」
ふむ。
いたって自然ですね。(笑)
では、ちょっと言い換えてみましょう。
-
「天然と居住まいを正す」
うむ!
おかしいですね。(笑)
辞書でも天然は名詞と記されています。
また、「自然がたくさん残っている」とはいいますが、
「天然がたくさん残っている」とはいいません。
逆に「天然記念物」「天然温泉」という言葉はありますが、
「自然記念物」「自然温泉」とはいいません。
このことから、
人為が加わらない「状態」が「自然」
人為が加わらない「性質」を「天然」
というようなニュアンスの違いがあると思いますがいかがでしょうか。
(^^ゞ
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自然素材と天然素材はどう違う?
では次に、家や家具などの素材の場合はどうなのかみてみましょう。
よく住宅の広告などで
「自然素材の家」とか
「天然素材の家」とか
そんな言葉を目にしますよね。

これはどういった意味を持つのかというと、
化学物質の素材を使わず、自然にある素材を元に作る住宅のことをいいます。
例えば、ビニールや合成フローリングを使わず、
木材や土塀などで作ると身体に優しく、
環境にも良いと最近注目されているようです。
最近は価格物質過敏症の人も増えてきていますしね・・・。
赤ちゃんがいる場合なども心配です。
家に関していうと、自然素材と天然素材は、
同じような意味合いで使われていて、あまり違いはないようです。
ちなみに、同様の意味で人為が加わらない素材を、
「無垢材」と呼んだりもします。
ただ、食料や野菜を扱う場合は
「自然素材」
という言葉を使うことはあっても、
「天然素材」
という言葉はあまり用いないように思います。
対象とするものによって、使えたり、使わなかったりするなんて、おもしろいですね。
(^^
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まとめ
今回は自然と天然の違いを紹介しました。
辞書で調べただけだと同じような意味にとらえられ、
違いがないように感じますよね。
ですが、実際の文法や、使われている単語を見てみると、
微妙なニュアンスの違いに気が付きます。
家の場合は、どちらが上というのは特になく、
それこを伝える時のニュアンスの違いだけだったんですね~。
日本語のニュアンスってホント、むずかしいです。
(;´▽`A“
今回は以上です。
参考になりましたら幸いです。
(*゚ー゚*)ノ
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