早いと速いの違い!時間や仕事が「はやい」場合の使い分けについても

記事公開日:2016年2月26日
最終更新日:2019年11月13日

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早い速い

どちらも「はやい」と読みますよね。

でも、たまに使い分けで迷ったりすることってありませんか?

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たとえば、

仕事がはやい」
タイムがはやい」
テンポがはやい」
時間がはやい」

と言った場合に、いったいどちらの「はやい」を使ったらよいのでしょうか。

そんな時は!

漢字の意味をしっかり捉えておけば、使い分けに迷うことはなくなります。

今回は、早いと速いの違いや、使い分けの方法についてまとめました。

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早いの意味


早いというのは、

  • ある基準より時間、時期が前である

  • 始まってからあまり時間が経っていない

  • まだその時期ではない

  • その時がまだきていない

  • 簡単である

  • 短時間で済む


などの意味があります。

なんだか、こうしてみるといろいろな意味がありますね。

イメージで言うと、

時間について言及している


という場合は、「早い」を使う傾向があります。

とりあえず、ざっくり意味は捉えておいて、次に「速い」の意味もチェックしておきましょう!

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速いの意味


速いというのは、

  • ある動作を完了するのに費やした時間が短い

  • 一定時間に動く距離、働く量が大きい

  • 仕事、動作がすみやかである


といった意味があります。

こちらの「速い」については、

スピードについて言及している


という場合に、「速い」を使う傾向があります。

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早いと速いの違い


といっても、まだイメージがつかないという人も多いかと思います。

分かりやすく、

仕事がはやい

という言い回しを例に挙げて、「早い」と「速い」の違いをみてみましょう。

仕事がはやい


早いというのは、

  • ある基準より時間、時期が前である

  • 始まってからあまり時間が経っていない


  • という意味を持つので、「仕事が早い」という文章は、言い換えると「開始時間が早い」という意味になります。


    これに対して、速いというのは、

  • 動作の進行にかかる時間が短い

  • 進む程度が大きい

  • すみやかである


  • という意味なので、「仕事が速い」と書いた場合は、「仕事の進行が速い。短時間に仕事がすみやかに終わっている」といった意味になります。


    「仕事が早い」も「仕事が速い」も同じ読み方ですが、漢字によって意味が違ってくるわけですね~!

    足がはやい


    もう一つ例を挙げてみましょう。

    足がはやい

    についても、「速い」と「早い」で表現できます。

    「足が速い」というのは、

    スピードがはやい(かけっこが早い)

    という意味で、

    「足が早い」というのは、

    食べ物などの賞味期限がはやい
    腐りやすい

    という意味になります。

    先ほどの基本的な意味の違いとして、

  • スピードについての話か

  • 時間について言及している話か


  • で捉えると、どちらを使ったらよいかが分かりますね。

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    話がはやい


    さて、では最期はちょっと考えて見ましょう。

    「話が早い
    「話が速い

    それぞれどのような意味になるでしょーか。









    もう、お分かりですね。

    話が早い」は、時間についてのお話なので、

    結論や決着がつくのが早い

    という意味になります。

    対して、「話が速い」は、話のスピードが「速い」となりますので、

    話をするスピードが速い

    となり、もう少しゆっくりしゃべってもらいたい感じになります。

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    使い分け方について


    使い分け方法について、いくつか例文を挙げてみましょう。

    早いというのは物理的なはやさよりも、

  • 時間、時期が過ぎていない

  • まだその時期ではない


  • という意味なので、例文としては、

      「パン屋は仕込みがあるので出勤が早いらしい」
      「まだ大学生なので結婚は早いと思う」
      「聞きに行くよりも自分で調べたほうが早いよ」

    などが適切となります。

    対して、速いというのは、

  • 物理的なスピードのはやさ

  • 動作の進行にかかる時間が短い


  • という意味で使います。なので、例文としては、

      「川の流れが速いので気を付けよう」
      「彼は優秀なので仕事が速い」
      「時間の経過が速い」

    などが適切な使い方となります。

    冒頭の答えあわせ


    いちおう、この記事の最初にあった、4つの「はやい」でどちらを使うべきかの答え合わせをまとめておきます。

      仕事がはやい

      仕事が速い → 仕事を片付けるスピードが速い
      仕事が早い → 仕事の始まる時間が早い

      タイムがはやい

      タイムが速い → タイム=スピードが速いので「速い」

      テンポがはやい

      テンポが速い → テンポ=スピードが速いので「速い」

      時間がはやい

      時間が早い → 到着や始まるタイミングが「早い」
      時間が速い → 時間が経過するスピードが「速い」

    まとめ


    今回は早いと速いの違いについて紹介しました。

    こうしてチェックしてみると、

    あ、あの時、間違った使い方したかも!

    なんて思い当たるフシもあるのではないでしょうか。

    「話がはやい」
    「仕事がはやい」
    「時間がはやい」

    など、「早い」と「速い」のどちらの漢字を使うかで、
    意味がまったく違ってくるケースもあります。

    文章で「はやい」を漢字で書くときは、

  • スピードなのか

  • 時間軸(タイミング)についてのものなのか


  • を軸に考えて、正確なほうを使いたいものですね。

    今回は以上です。
    参考になりましたら幸いです。

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