追求と追及の違い!使い分けはどうする?追究の場合は?

記事公開日:2017年5月8日
最終更新日:2020年1月20日

Sponsored Link




追い求めることを「追求」っていいますよね。

しかし「ついきゅう」を変換すると

追及

という漢字も出てきます。

  • 追求

  • 追及

  • この二つの漢字にはどんな違いがあるのでしょうか。

    null

    をついきゅうする!」

    とか

    をついきゅうする~」

    なんてよく言いますが、

    「追求」と「追及」のどっちを当てはめればいいのでしょうか。
    何か使い分け方法が存在するのでしょうか。

    と、いうことで!

    今回は「追求」と「追及」の違いをまとめました。

    Sponsored Link





    追求の意味


    まずは「追求」の意味をチェックしていきましょう。

      追求の意味

      目的を達するまでどこまでも追い求めること

    このようになります。

    追い求める対象は自分の目的であり、
    主に利益などを追い求める際に使われます。

    追及の意味


    次に「追及」の方もみてみましょう。

      追及の意味

      どこまでも追いつめて、相手の責任や欠点などを問いただすこと。

      後から追いかけ追い付くこと。

      null


    このようになります。

    相手の責任欠点、失敗などを責めたり問いただす際に使います。

    よく、

    「企業の闇を追及する」

    なんて言いますよね。
    また、誰かを追いかけて追い付く場合にも使います。

    Sponsored Link


    追求と追及の違い


    ではここで、この二つの漢字の違いについてみてみましょう。

    「追求」というのはどこまでも追い求めること、手に入れようとするようすをあらわしています。

    「追い求める」で「追求」なので文字そのままですね。
    幸せや理想、利益などを求める際に使います。


    一方、「追及」というのは相手の責任や欠点などを問いただし、追い詰める際に使います。

    相手を責め立てるときに使う言葉で個人にも使いますし、会社や企業などに対しても「責任追及」という形で使うことがあります。

    また、精神的に責め立てるだけでなく、
    物理的に追いかけるという意味もあります。

    たとえば、

    「今日中に先行部隊に追及する予定だ」

    という使い方もします。

    Sponsored Link


    追究の場合は?


    さて、「ついきゅう」にはもう一つの漢字がありました。

    すなわち、

    追究

    ですね。(^^ゞ

    この場合はどういった使い方をしたらいいのでしょうか。

    気になるのは「究」の字ですよね。

  • 研究

  • 究極

  • などでもお馴染みの「きわめる」という字です。


    この字のあらわす通り「追究」は、以下のような意味になります。

      「追究」の意味

      まだ解明できていないものを明らかにする。

      分かるまで深く調べ尽くす。

      理解をきわめる。


    研究者やその道のプロなどが自分の専門分野をさらにきわめる際に使うことが多いですね。^^

    使い分けについて


    「追求」と「追及」と「追究」はそれぞれ意味が異なるというのは分かりましたが、使い分けと言われるとちょっと難しいですよね。

    ちょっと意味合いも似ていますし。

    なので、ここでは実際に例文を用いて使い分けをしてみましょう。

    追究の例文



    「自分の理想の部屋を追求した結果、このような間取りになった」

    理想や幸福などをあらわす際には「追求」を使います。

    追い求める対象が、理想、幸福、利益、メリットなど、ポジティブなものであれば「追求」を当てはまります。

    追及の例文


    「犯人の余罪を追及する」

    罪や責任を問いただし、追い詰める際は「追及」を使います。

    少し緊迫した雰囲気になりますし、「責任追及」というネガティブな印象なので使い分けは一番分かりやすいかもしれませんね。

    ただし、追い付くという意味合いで使うこともあるので、そこだけ気を付けたいですね。

    追究の例文


    「文化人類学を追究し続けた結果、第一人者という立場になった」

    追い求めるという部分は「追求」と同じですが、
    「追究」の場合は研究というニュアンスが含まれます。

    なので、同じ「幸せのついきゅう」という言葉であっても、
    自分の幸せを求めるのであれば「追求」を使います。

    例えば「幸せ」という現象を研究対象として調べ求めるのであれば、

    追究

    を使います。

    Sponsored Link


    まとめ


    今回は「追求」と「追及」の違いについてまとめてみました。

    「追求」には目的を達成するまで追い求める、という意味があり、「追及」には相手の責任を問いただすという意味の違いがありました!

    ちゃんと調べてみると結構な違いがあることが分かりましたね。

    また「追究」という言葉もあり、「追求」との違いがややこしいですが、「研究」というニュアンスがあるかどうかで判断すると分かりやすいですね。

    ちなみに「ついきゅう」で変換すると「追窮」という文字が出てきて、

    「なにこれ?」

    と思うかもしれませんが、
    これは「追究」と同じ意味で

    追窮

    と書くこともあります。

    これだけ様々な書き方を押さえておけばもう「ついきゅう」に関してはばっちりですね!
    もしも間違って使っている人がいたら、

    「その使い方間違ってます!きちんと調べてから使いましたか?」

    なんて追及してみるのもいいかもしれませんね。

    今回は以上です。
    ご参考になりましたら幸いです。
    (*゚ー゚*)ノ

    Sponsored Link



    この記事が参考になった!」場合はこちらのボタンでポチッと応援お願いします!

    • LINEで送る

    おすすめ記事



    コメントを残す

    CAPTCHA





    サブコンテンツ

    このページの先頭へ