褒めると誉めるの違い!仕事で部下を「ほめる」場合はどっちを使う?
記事公開日:2016年5月17日
最終更新日:2023年4月30日
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仕事をしていて部下ができると、
「どうやったら仕事を覚えてくれるんだろう…。」
と、頭を悩ませてしまいますよね。
(^^;
あなたは部下をほめて伸ばすタイプですか?
それとも叱って伸ばすタイプですか?
「ほめて伸ばすタイプ!」
という人も多いのではないでしょうか。
さて、ここで出てくる「ほめる」ですが、
漢字で書いた場合に、
という漢字のどちらを使ったらよいのでしょうか。
なんだか、意味はどちらも同じに思えますよね。
今回は、この2つの漢字の使い分けや意味の違いについてまとめました。
さっそくみていきましょう!
褒めるの意味
違いを知るためにもそれぞれの言葉の意味を知ることにしましょう。
まずは「褒める」からです。
たまには辞書を引くことも一興、辞書を使って言葉の定義を知らべてみます。
- 褒める
人のしたこと・行いをすぐれていると評価して、そのことを言う。たたえる。
…はい、まぁそうでしょうね。
あらためて辞書を引いてみると、説明が回りくどく感じるほど身近な言葉です。
この定義について疑問に思う方は少ないと思いますが、
「誉めるとの違いは?」
と聞かれるとどうでしょうか。
自信をもって答えられる人は少ないのではないかと思います。
それでは次に「誉める」についての定義を調べてみることにしましょう。
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誉めるの意味
- 誉める
人のしたこと・行いをすぐれていると評価して、そのことを言う。たたえる。
!?Σ( ̄□ ̄;)
そうなんです。
辞書を引いてみると「誉める」も「褒める」もどちらも同じ意味ということになってるんです。
「じゃあ使い分ける必要なんてないんじゃ…」
なーんて思っちゃいますよね。
でも、
「じゃあなんで二つの漢字が存在するの?」
とも思えませんか?
辞書上の意味が同じなのに、使い分けが必要な言葉。
そんなややこしい言葉だからこそ是非とも違いを理解して、シチュエーションに応じて使い分けることのできる大人になりたくないですか!?(私だけ!?)
ということで、違いについてチェックしてみましょう!
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褒めると誉めるの違い
シチュエーションによる使い分けの前に、辞書上では定義が同じだといいましたが、定義以外では区別をすることが可能ということみていきましょう。
区別は非常に簡単です
以上です。
常用漢字とは国が定めた法令、公用文書、新聞、雑誌、放送など、一般の社会生活において、現代の国語を書き表す場合の漢字使用の目安となるもの。
「公的な文書やニュース、では褒めるを使うべきなのね~」
程度に覚えていただければOKです。
シチュエーションによる使い分け
いよいよ使い分けについてのご説明です。
もったいつけてしまいましたが、使い分けの考え方も非常に簡単です。
それぞれの漢字の意味に注目する
これだけです。
褒めるの「褒」には、
よい行いに報いる返しをする → 相手の行いをほめる
という意味があります。
これが一般的に使われている「褒める」ですよね。
さすが常用漢字。違和感がありません。
評価してよしとする
非常にわかりやすいのではないのでしょうか?
続いて誉めるの「誉」には、
誇りにするに足る事柄。
また、よいという評判を得ること。
また、よいという評判を得ること。
という意味があります
これは名誉などに使われる漢字で「ほまれ」とも読むことができますね
さて、評判を得るとはどのようなことでしょう?
一人の上司に評価されたとして、それは良い評判を得たと言えるでしょうか?
評判を得るとは、
大勢の人間から評価されること
ですよね。
スポーツのヒーローインタビュー。
音楽や映画の授賞式なんかを想像してみてください。
あれこそ人が誉められている瞬間なのです。
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まとめ
今回は、「褒める」と「誉める」の違いについて紹介しました。
どちらも意味の違いはありませんが、
という違いがありました。
熟語にしてみるとわかりやすいですよね。
- 褒美 → 「よっしゃよっしゃ!」
栄誉 → 「うぉー!スゲー!」
褒美は人から人に与えるもの。
栄誉はみんなからたたえられるもの。
こうした事例から考えても、褒めるの方がよく使うので、常用漢字に設定されたのもうなづけますね。
今回は以上です。
ご参考になりましたら幸いです。
(*゚ー゚*)ノ
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