警視庁と警察庁の違いは?図でわかりやすく説明!

記事公開日:2013年12月16日
最終更新日:2019年8月15日

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警視庁と警察庁の違い、ご存じですか?


どちらも警察組織

ということはわかりますが、
何が違うのでしょうか。

ということで、今回は警視庁と警察庁の違いについて

 

  • 警視庁と警察庁の管轄を
  • 階級や仕組みも交えて
  • 図を使ってわかりやすく
 

 

紹介していきます。

警察では、誰が一番えらいのか!?

この機会に覚えちゃいましょう(´∀`*)

さっそくいってみましょう!


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警視庁は東京を管轄する日本で一番大きい警察組織

まず、警察はどのような組織で
動いているのでしょうか。

テレビのニュースなどで、

神奈川県警では」「さいたま県警では」

などの表現を使っていますよね。

日本の警察の体制では、47都道府県ごとに、
その県をまとめる県警(府警、道警、警視庁)を設置しています。

お住まいの近所にも「○○警察署」というのがあると思いますが、
それらの複数の警察署を取りまとめているのが、
  • 埼玉県警
  • 警視庁
  • 北海道警察
などとなるわけです。
(^-^)h

つまり、「警視庁」については、日本にある47都道府県のうちの、
東京をまとめている地方機関のひとつとなるわけですね~。

位置づけ的には埼玉県警や北海道警察と同じなのですが、
1つ違うのは東京が日本の首都であるということ。

なので、警視庁のトップとなると日本の警察官の階級ではエリート中のエリート。
しかも1人しか選ばれません。

とてつもなく偉い人、と言って良いでしょう。

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警察庁は内閣府の外局の国家公安委員会の特別機関


警視庁については、東京の治安維持や、
東京内で起きた事件の捜査や犯罪者の逮捕などを行います。

つまり実働部隊ですね。

対して、警察庁はいったいどのような機関なのでしょうか。

・・・・・・

警視庁が東京の警察なのに対して、
警察庁は警察全体の防犯対策や、刑法の運用、規則の作成などを行っています。

なので、事件が起きたときに実際に犯人を捕まえたり、
現場に行ったりすることはありません。

その代わりに、各都道府県の警察の管理をしています。

警視庁と警察庁の違い


少しややこしい2つですが、これでハッキリしましたね。

  • 警視庁 → 日本の首都である東京が管轄区域の警察組織
  • 警察庁 → 警察制度の運営や行政の管理や運営を行う組織

  • 警視庁の人は、実際に犯罪や事件が起こった時に
    実働部隊として現場に行きます。

    しかし、警察庁の人は現場にでることはなく、
    警察組織の運営や企画を行って制度を充実させるためにあります。

    警察庁で働くということは、国に使える国家公務員となりますが、
    警視庁で働く場合は、東京都の職員と国家公務員に分かれます。

    よく、
    • キャリア
    • ノンキャリア
    という言い方をしたりしますが、これは、

    警察庁で働いている人(または警察庁から出向している人)をキャリア組みと言い、
    警視庁で働いている人をノンキャリアのたたき上げと言ったりするためなのです。
    (^-^)h

    では、なぜ東京だけ、「埼玉県警」や「愛知県警」のように「東京都警」と言わずに、
    「警視庁」と「庁」を名乗っているのでしょうか。

    警察の階級について


    東京には何があるかというと、そりゃ首都ですよね。
    日本を指揮する総理大臣が霞ヶ関にいますし、皇居に天皇も住んできます。

    なので、警視庁は他の県と同様に東京都の本部であるのにプラスして、
    首都を警護するという重要な役割を担っているのです。

    それがゆえに、地方の県警、警視庁、警察庁。
    どこで働いているかによって階級に差がでてくるのです。

    ということで、次は街のお巡りさんも含めた、
    警察の階級についてちょっとみてみましょう。

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    警察の階級を図でわかりやすく紹介


    では次に警察の階級について見てみましょう。

    警察での役職は、完全縦割りで、
    それぞれのポストの席数も決まっています。

    地方公務員試験に合格すると、
    警察官の「巡査」からスタートします。


    国家公務員試験に合格すると、
    国家公務員となって警察庁に入庁します。

    いわゆる「キャリア」というやつですね(^^

    このルートで警察に入ると、
    その時点で、役職は警部補になります。

    ちなみに、採用人数は年間20人くらい。
    エリート中のエリートです。

    もちろん地方公務員からでも、
    警察学校で学んで警察官になることも出来ます。

    現場からたたき上げ」ってやつですね(^^

    但し、ポストの席数が決まっている為、
    巡査から、国家公務員である、上のポストを
    目指すのは、かなり大変なことなのです。

    ちなみに巡査から、

    警察で偉い順番に並べると
    こんな感じになります。


    この中で、一番偉いのは、

    警視総監

    となります。

    そして、警視総監は、警視庁のトップです。





    と、いうのも、実は警視庁は他の県と比べて、
    ちょっと特殊な状況にあります。

    組織図的には、他の県と同じ立ち位置な
    ハズなのに、やたらと権力があります。

    それは、なぜか。

    警視庁は、作られて以来の長い歴史と、

    首都、東京を守る!

    という重大な役目があります。

    なので、その重要性と、規模から、
    警視総監には大きな権限と地位があります。

    他の県警のトップは警視監までですが、
    警視庁のトップがさらに一つ階級が上なのは、
    このような事情があるからなのですね~。

    また、階級上は警視総監が一番トップとなりますが、
    その上にはさらに偉い警察庁長官がいます。

    警察庁長官は逮捕を指揮したりするような現場の権限はありませんが、
    都道府県警察に対して指揮監督権限をもっています。

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    まとめ

    警視庁東京の警察をまとめている機関。
    警察庁全国の警察をまとめている機関。

    ただし、規模で言うと東京を管轄している
    警視庁はとてつもなく大きいです。

    なので、警視庁のトップである、警視総監は、
    警察官の階級の中でも最上級の役職となっています。

    警視庁と警察庁の違いのイメージとしては、

    警察庁が仕組み作りのプロフェッショナル。
    警視庁が現場のプロフェッショナル。

    という感じですかネ(^^

    今回は警視庁と警察庁の違いについて紹介しましたが、
    ヒトコトに「警察」といっても実にさまざまな組織があります。

    別記事では「警察」と「公安」や、
    「警察」と「検察」の違いについても紹介していますので、
    よろしければこちらもチェックしてみてくださいね!
    (。・∀・)ノ

    「警察」と「公安」の違い



    「警察」と「検察」の違い



    最後に、警視庁と警察庁の違いを表にまとめましたので、
    参考にしてくださいね☆
    警視庁 警察庁
    管轄 東京
    (稀に地方にも出動)
    全国
    勤務人数 42,000人 7500人
    給与支払者 東京都
    (警視正からは国)
    主な役割 首都警備
    東京の治安維持
    犯罪者の捜査や逮捕
    防犯対策
    大きな事件の指揮
    刑法の運用や規則作成
    ※2016/3/14 内容を一部修正しました。
    ※2016/4/10 内容を一部修正しました。
    ※2016/10/23 内容を一部修正しました。

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    27 Responses to “警視庁と警察庁の違いは?図でわかりやすく説明!”

    1. Hiroiyo より:

      いろいろ間違いが散見されます。

      >神奈川県警と警視庁は、組織図的には同格となるのです。

       管区警察局が噛んでないので、警視庁、道警は別格です。

      >もちろん、警察庁のボスも偉いのですが、警視総監と同格です。
      >警視総監は、警察の中でも最上級の役職となっています。

       警察庁長官の方が上です。警察法における階級制度の適用外なので。

      >首都防衛

       防衛はしません。それは防衛省。

      もう少し、勉強してからまとめた方がいいと思いますよ。

      • 孔子 より:

        人が纏めているレポートに間違いはつきもの。間違えていたら。その箇所を教えるのは当然ですが、最後の一言は残念です。

        人として、指導する側の立場なら相手の気持ちを汲み取る教え方を勉強したほうが宜しいですね。

        • 少佐 より:

          中途半端な理解のままで解説しないで欲しいと私も思います。開き直った言い方には呆れる。幼稚です。

    2. mimi より:

      推理小説を読んでいて警視庁と警察庁の違いが分からず、ネットで調べていてこのサイトを見つけました。
      違いをまとめて下さった方、図解付きでとても良くわかりました。細かい事まで間違いなく知りたいならば、もっと専門的なサイトを探したと思います。素人の私にはこれで充分でした。
      今日まで知らなかった事がわかって良かったと思っていたのに、人の上げ足を取るようなコメントがホントに残念で嫌な気持ちになりました。ホントに、言わなくてもいい事を言う人って人の気持ちをなんとも思ってないのでしょうか。長文失礼しました。ちょっとムカッときてしまいましたので。

      • ARAGAKI TATSUMI より:

        管理人様。お疲れ様です。知識の深さ、探求心、お人柄などが忍ばれます。今後のご指導、期待しています。

    3. Hide より:

      階級で「警視正」と「警部」の間に「警視」があったと思います。

    4. より:

      >mimiさん
      余計な一言ではなく、間違った情報を流布する事が問題だと思うのですが…。
      間違った知識をもっても、何の得にもならないですよ。


      >もう少し勉強してからまとめた方がいい
      至極、その通りだと思います。

    5. 管理人 より:

      ご指摘いただきましてありがとうございます。
      一部、記事内容を修正させていただきました。

      不勉強な部分があり、申し訳ございません。

      ご意見、ご指摘はしっかりと受け止め、
      今後の記事更新に活かしたく存じます。

      どうぞよろしくお願いいたします。

    6. 通行人 より:

      誤謬サイトは世間の曲解をまねく大きな要因。昨今のネット上に妙な知ったかぶりやヘイトスピーチが蔓延するのも無論、その一例。細かい事まで指摘すれば(修正後も)構成は良いが要点が掴みづらい。早急な再訂正が無難。

      • 管理人 より:

        >通行人さん

        ご指摘いただきましてありがとうございます。
        いただいたご意見を元に再度文章を調整しました。

      • 河内天見 より:

        何様のつもりかね? 傍観して誰かのミスを見つけては「あーだ こーだ」と紳士ヅラして指摘して、決して自分から発信しない。ミスを犯すのがこわいから。やっちまったなあ‼ヘイトスピーチって言い出したのはミスだぞ。
        これであんたが左ききだってわかったよ(笑)

    7. 通行人B より:

      サイト楽しく拝見させていただきました。
      ここのコメントを見てmimiさんと同じ気持ちです。
      間違いがあるよー!って教えてあげるのはいいとして、ちゃんとした間違いの無い知識が欲しい人は、もっと細かく自分で調べます。ここは民間サイトですよね?間違いがあってもここに指摘している人たちのように管理人を責めるような言い方は人としてどうなんでしょうか?

      興味のあることを自分の調べる限りの中からまとめて頑張ってサイトを作っている管理人さんと
      人の間違いに対して、鬼の首をとったように偉そうな言い方でコメントするコミュニケーション能力の低い人。

      どちらが社会に順応するのでしょうかね?

      何度も言いますが伝え方。もう少し相手を尊重しませんか?
      間違いの無い情報を欲しい人は、民間サイト1つだけ調べて終わり!とはなりませんから。

      管理人さんこれからも頑張ってくださいね!

    8. 田中 より:

      管理人様。大変勉強に成りました。
      有難う御座います。

      さて、ここからはコメントを残された皆々様に向けてなのですが、どうぞまったりとお話しませんか?
      正論は強い言葉です。強い言葉は無碍に人を傷つけてしまいがちです。
      どうせならば、楽しく穏やかに過ごしましょう?

    9. あのさ より:

      >コミュニケーション能力の低い人


      人格攻撃は止めた方がいい。
      そもそも、この記事と全く無関係。

    10. 通りがかり より:

      「こち亀」の大原部長がどのような役職なのか知りたくて、最初にこのサイトを拝見しました。
      やっぱりよく分からなくて、”大原部長”は作者の創作なのでしょうか。

      コメントは皆さんまっとうなご指摘で、良いサイトですね。

      • 管理人 より:

        >通りがかりさん

        コメントありがとうございます。

        こち亀の大原部長は、「巡査部長」ですね。
        こちらの記事でも紹介している△の階級図の下から二番目です。

        「じゃあ両さんは?」

        というと、「巡査長」です。

        巡査長は上記の表にないですが、
        正式な階級ではなく階級的職位となります。

        給与などは普通の巡査より少し多いけど、
        厳密には巡査に属しています。

        巡査長のことをおおやけの場所で呼ぶ場合は、
        「巡査長たる巡査」と呼ぶそうです。

        ちなみに、巡査部長は全警察官の約30%ほどおり、
        巡査とだいたい同じくらいの割合のようです。

        以下、ご参考まで、こち亀に出てくる登場人物の階級サンプルです。

        警視正:屯田
        警部:丸出、柏木
        警部補:佐藤、水戸
        巡査部長:大原
        巡査長:両津、野口
        巡査:中川、秋本

    11. じょんじょん警視 より:

      >警視庁で働くということは、お給料は東京から出る地方公務員となります。

      違いますよ。
      給料は東京都から出るかもしれませんが、
      警視以上の階級は国家公務員になります。

      • 管理人 より:

        >じょんじょん警視さん

        コメントありがとうございます。
        また、表現に齟齬があり失礼いたしました。

        ご指摘いただきました箇所につきまして、
        文章を調整いたしました。

        • 痩せの無知無知 より:

          巡査長というのが気になってこのサイトに来ました。巡査長は
          正式な階級ではなく、階級的職位で厳密には巡査に属して・・・とのことですが、面白いですね。全国的に多い気がします、どのくらいかな?正式に掲載してほしいですね。人情を感じさせる職位のような気がして。
          このサイトは面白いです。エラそうな知ったかぶりなんぞ気にせずに頑張ってください。

    12. 匿名 より:

      警察庁は電波を悪用した犯罪について取り締まりをしてほしい。

    13. あのさ より:

      >警視以上の階級は国家公務員になります。



      なりません。
      「警視正」以上です。

    14. 4step より:

      間違いがあったら指摘し、より正確な情報を伝えられるように管理人さんが訂正を行っていくのは、当然のことである。
      しかし、その間違いを指摘する態度が悪すぎる。相手が間違えたことを良いことに、人を馬鹿にしたり、見下すような言い方をしている連中は、人格の問題以前に常識がない。
      知識があっても常識がない、という人達の典型的なパターンだと言えるな。
      管理人さんも、様々な人達がいる中で、一所懸命に記事を書いてくれてありがとうございます。これからも貴方の記事を楽しみにしています。長文失礼致しました。

    15. 管理人 より:

      >4stepさん

      あたたかいコメント、身に沁みます。

      まだまだ勉強不足ではありますが、
      より正確な情報を展開できるよう尽力します。

      更新の励みになります。
      ありがとうございました。

    16. 河内天見 より:

      管理人様、参考になりました。
      覚醒剤の撲滅を目指す市民団体の代表をさせて頂いております。いろんな地域で抗議活動、街頭演説をする度に管轄の警察署へ街宣の届け出をするんですが、署によっては警備の不手際が原因で事件になることもあります。警察を取り締まる機関がわかり、助かりました。感謝します。

      • 管理人 より:

        >河内天見さん

        ご丁寧なコメントをいただきましてありがとうございます。

        大変な活動をされていらっしゃるんですね。
        この記事が少しでもお役に立てたようでうれしく思います。

        ありがとうございます。

    17. グッチー より:

      管理人様 参考になりました、ありがとうございます。

      ド素人には判りやすかったですよ。

      皆さん言われていますが、私の会社にも多いですよ。
      減点法で物申す方は。。。
      で、減点しかしないんですよね。

    18. 通りすがり より:

      まずは勉強になりました、ありがとうございました。

      他の方のコメントで内容について意見やクレームがありましたが、個人的には記事本体よりコメントの方が面白かったですね。

      どの意見も一理はあると思います。サイトの目的やどれくらいの情報精度を目指しているのか分からないので何とも言えませんが、国家機関や行政関係のテーマはもろに法令の話ですから根拠法令や通達、参考文献等の出典が明記されていれば、信憑性も上がるのではないでしょうか。

      情報の取捨選択は自己責任になるとは思いますが、信頼性の高い情報を発信する意識や技術はスキルとして持っていて損はないと思います。

      ありがとうございました。

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