離すと放すの違い!ボタンやスイッチの場合はどっちを使う?
記事公開日:2016年12月21日
最終更新日:2020年2月11日
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「離す」と「放す」。
どちらも「はなす」と読みますよね。
でも、この二つってちょっと意味が似ていませんか?
|・ω・)
たとえば、止めたボタンやスイッチを「ポチッ」と押してから、
手を「はなす」場合は、どちらを使えばよいのでしょうか。
「手を放す」
「手を離す」
「手を離す」
なんだか、どちらでも意味は通りますし、
「どっちを使うのが適切?」
と聞かれると、よくわからなくなってきますよね。
(^^;
と、いうことで!
今回は「離す」と「放す」の違いについてまとめました。
それではさっそくみていきましょう。
離すの意味
離すという言葉を辞書で調べてみましょう。
- 離すの意味
- くっ付いているものを隔てる
- その位置から遠ざける
- 距離を開ける
- 除く、はずす
離すの場合は、くっ付いていたものや近くにあったものを物理的に遠ざける、隔たりを作るという意味がありました。
それでは、もう一つの放すの方はどうでしょうか。
放すの意味
放すという言葉を辞書で調べてみましょう。
- 放すの意味
- 捕らえられている魚・動物などを逃がして自由にする
- 握ったり掴んだりしていたのをやめる
- 手元から遠くに追いやる
- 矢や弾丸を発射する
- その状態のまま放っておく
改めて調べると、なんだかいろいろな意味がありますね。
(^^;
「離す」と似ているところもありますが、比較すると意味合いが広くなります。
掴んでいたものをやめるような、物理的に距離をあけるという場合にも用いますが、拘束を解く、自由にする、ほうっておく、という意味合いも含んでいます。
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離すと放すの違いは?
それでは、意味をチェックしたところで、
離すと放すの違いについてみてみましょう。
「離す」はくっ付いているものを遠ざける、距離を開けるという意味で使います。
また、取り除いたり、外したり、物理的に距離を置くときに使います。
対して、「放す」は自由にする、もしくは拘束を解いて自由にするという意味があります。
手をはなしたり、何かを発射したり、物理的な距離にも使いますが、ほうっておく、というような精神的な意味も含んでるようです。
しかし「離す」は「二人の仲を引き離す」のような心の距離を遠ざける場合にも用いるので、必ずしも「離すは物理」「放すは精神」とも言い切れないようですね。
また「手をはなす」のような場合は「離す」も「放す」もどちらも当てはまってしまいます。
ちょっとややこしいのですが、状況によって使い分けられているのですね。
「離す」は二つのものの間に距離を開けるという意味なので、
というような場合は「離す」を使います。
一方、「放す」は自由にする、掴んでいたものをやめるという意味なので、
という場合は「放す」を使います。
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使い分けの例文
「離す」と「放す」は似ていますが、使い方に違いがあるようですね。
では冒頭にあったボタンやスイッチをはなす際はどちらを使うのでしょうか。
ボタンやスイッチは手にくっ付いていたものを物理的にはなす、距離を開けるという意味なので「離す」を使います。
例文としては、
離すの例文
触っていたボタンから手を離した スイッチを入れて手を離した 呼ばれてコントローラーから手を離した
となります。
「放す」の場合掴んでいたものをはなす場合や、魚・動物を自由にするときに使います。
例文としては
繋がれていた犬を放す 持っていたカバンを放した とうとう彼を見放す
となります。
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ボタンやスイッチが壊れたら
ボタンやスイッチを乱暴に扱うと、
へこんだり壊れたりすることってありますよね。
そんな場合は、業者に直してもらう方法もありますが、
自分で直すという選択肢もあります。
RSコンポーネンツという会社では、
さまざまなスイッチを扱っています。
>> RSコンポーネンツ
ボタンやスイッチが壊れてしまったら、
新しいスイッチや丈夫なスイッチへの交換を
検討されてみてはいかがでしょうか。
自分好みのスイッチやボタンが見つかるかもしれません。
また、アールエスコンポーネンツサイトではスイッチング機能を利用して、
接続機器同士の電圧の調整をする降圧コンバータなども幅広く取り扱いがあります。
ボタン、スイッチと合わせて自分で修理をする際には参考になりますよ。
まとめ
今回は「離す」と「放す」の違いについて紹介しました。
「離す」は距離を置く、隔たりを作るという場合に使い、「放す」は掴んでいたものをはなす際、拘束を解く際に使います。
使い分けはちょっと分かり辛いですが、
「掴んでいたか(放す)、くっ付いていただけか(離す)」
「はずすのか(離す)、そのご自由になるのか(放す)」
「はずすのか(離す)、そのご自由になるのか(放す)」
などに着目すると使い分けの手掛かりになりますね。^^
今回は以上です。
ご参考になりましたら幸いです。
(*゚ー゚*)ノ
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ボタンを離す、ボタンを放すは、「ボタンを放す」ほうが一般的では?
理由としては、ボタンは押した後に指を離して、ボタンが戻るものと、押した状態のままになるボタンがあるので、「ボタンを押した状態を解き放つ」という意味で、「放す」を使うと、どちらのタイプのボタンでも使用可能になるため。
またこのサイトでは「ボタン」は離すと書いてあるが、「離す」の例文では目的語がボタンではなく「手」になっている。「手」が目的語なら「離す」が正解だが「ボタン」が目的語なら「放す」が正解と思われるが、どうでしょう?
>>H.tanakaさん
コメントいただきましてありがとうございます!
しかも興味深いご意見まで・・・!
>理由としては、ボタンは押した後に指を離して、ボタンが戻るものと、押した状態のままになるボタンがあるので、「ボタンを押した状態を解き放つ」という意味で、「放す」を使うと、どちらのタイプのボタンでも使用可能になるため。
確かに、「ボタン」を主軸に置くのであれば、
「放す」もアリかもしれませんね。
ただ、「ボタンを放す」だけの文章だと、
いろいろなシチュエーションが想定できて、
なかなかどちらが正解というのが難しいですね。^^;
例えば、ゴムの様に伸びるボタンで、
「ぎゅーっ」と引っ張ってる状態から手を放したら
「ボタンを放す」
で、OKになってしまいますし。
(^^;
でも、ボタンというとやっぱり「ぽちっ」と押すイメージがあるので、
やっぱり個人的にはそこには手があって、
「ボタン(から手を)を離す」
がしっくり来てしまいますね~。
ちなみに、私もちょっと気になったので、
Google先生に聞いてみました。
すると・・・
「ボタンを放す」の検索結果:263,000 件
「ボタンを離す」の検索結果:506,000 件
検索する人は、「ボタンを離す」で調べる人の方が多いようですね。
うーん。
ことばってむずかしいですね!
ご回答、ありがとございます。
多分シチュエーションによって異なるんだと思います。
1. ボタンを放す → ボタンが押された状態を解放する。
2. (ボタンから)手を離す → ボタンから物理的に手を離すという意味だが、手を移動することで物理的距離をとるイメージ。(手を離してもボタンが押されたままの場合もある)
3. (手から)ボタンを離す → 手から物理的にボタンを離すという意味だが、ボタンを移動することで物理的距離をとるイメージ。(ボタンを離してもボタンが押された状態のままの場合もある)
通常、「3. ボタンを離す」= 手を動かさずにボタンを移動させて距離をとることはほぼ無いので、一般的には「1. ボタンを放す」か「2. 手を離す」が正しい使い方のような気がします。
ちなみに、細かく正しく表現するなら、「手を離して、ボタンを放す」という主旨が正解で、これが混同されて多くの人が「ボタンを離す」になっているような気がします。いかがでしょうか・・?
>>H.tanakaさん
なるほど!
そういった可能性も考えられますね。
貴重なご意見ありがとうございます。