「運命」と「宿命」と「天命」の違い! それぞれの意味や英語表現は?例文を交えて分かりやすく紹介!
記事公開日:2023年7月8日
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どれもスピリチュアルな感じは漂いますが、ちょっとずつ使われ方とか意味とか違う気もしますよね。
と、言うことで!
今回は、運命と宿命と天命の違いを、意味を見ながら例文や英語表現も交えつつ違いを探ってみましょう。
「運命」「宿命」「天命」の意味
と言うことで、まずはそれぞれ意味を見ていきましょう!
「運命」の意味
まずは「運命」の意味からチェックしていきます!
- 「運命」の意味
人間の意志をこえて、人間に幸福や不幸を与える力のこと。
あるいは、そうした力によってやってくる幸福や不幸、それの巡り合わせのこと。
人生は天の命によって定められているとする思想に基づいて考えられている、人の意思をこえて身の上に起きる禍福。
将来のなりゆき。
我々の行いに関係なくやってくる、人生の色んな事って感じでしょうか?
まだ意味をまとめるには早いですね。
次は「宿命」を見てみましょう。
「宿命」の意味
では、「宿命」の意味ですね。
どんな感じでしょうか?
- 「宿命」の意味
生まれる前から定まっている運命。
避けることも変えることもできない運命的なもののこと。
豆知識的なものですが、上に挙げた意味は、「しゅくめい」と読んだ時の意味になります。
「他にあるの?」
って思いますよね?
実は、「しゅくみょう」という読み方もあるんです。
こちらは仏教用語で「前世における善悪・苦楽などの状態」のことを指しています。
一般的に使う時と、仏教用語とで若干意味が違うみたいですね。
「天命」の意味
それでは、最期に「天命」の意味を見てみましょう。
- 「天命」の意味
- 天の命令。天が人間に与えた使命。
- 人の力で変えることのできない運命。宿命。
- 天の定めた寿命。天寿。
- 天の与える罰。天罰。
「天命」は色々な意味があるんですね。
でもですね!
お気付きだと思うのですが、
「宿命」も「天命」も、意味の所に「運命」とか「宿命」とか入っちゃってるんですよ!!
えっ、ってことは違いは無いの????
ぜんぶ天が与えたもうた人生の流れなの??
ってなりますよね。
うん、分からぬでござる。
なので、よく使われる例文とかを見てみましょう。
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「運命」「宿命」「天命」を使った表現
ではでは、それぞれの定番の表現方法を見てみましょう。
- 「運命」を使った表現
- 運命の人
- 運命は変えられる!
- 「宿命」を使った表現
- 宿命は変えられない
- 持って生まれた宿命
- 「天命」を使った表現
- 人事を尽くして天命を待つ
お分かりいただけただろうか?
この表現を見るに、「運命の人」って複数人いてもいいみたいですよ!!
運命は自ら作り出していくスタイル、良いですね。
人間が努力で変えられるものが「運命」、人の手の及ばない領域のものが「宿命」と見ることができますよね。
そして「人事を尽くして天命を待つ」とは、
「人間ができるありとあらゆることは全てやり尽くした!もう打つ手はねぇ!あとのことはもう天に任せた!!!」
という状況です。
読み解くに、「天命」は「人の手の及ばない運命」ですね。
そういう意味で宿命と天命は似ています。
ですが、「誰によって与えられた運命」なのか?
という点から見ると、「宿命」は特に誰からと決まっていませんが、「天命」は「天から与えられた運命」という違いが見えてきます。
ある程度受け取り方や考え方、宗教観などによって受け取り方が変わってきそうですが、
人間の努力で変えられるか否か。
誰から与えられた運命なのか。
と言うのが大きな違いのポイントと言えそうですね。
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「運命」「宿命」「天命」の英語表現
最期は英語表現を見ていきましょう。
3つの言葉を全部ひっくるめて「運命」に相当する英語がいくつかあります。
某ロボットアニメとか、某TYPE-MOONのあれとかで有名な「destiny」や「fate」はすぐに出てきますよね。
あとは「fortune」、「doom」、「lot」、「karma」等があります。
この中で、比較的明確に「宿命」に近い意味を持つのが「karma(カルマ)」です。
カルマはサンスクリット語が語源で、サンスクリットと言えばインド、そして仏教へとたどり着きます。
「宿命」は仏教用語でもあったので、「宿命=karma」という認識が強くなってきます。
他の表現は、ネガティブ・ポジティブなど含まれるニュアンスで使い分けています。
- ポジティブな運命
- destiny
- fortune:「ラッキー」的なニュアンス
- lot:くじ引き当たっちゃった!的な「めぐり合わせ」や「偶然」もたらされる幸運
- ネガティブな運命
- fate
- doom:フォーマルな言い回し
「doom」はスピリチュアル的に使われることもあり、青の場合は「神が下した審判」みたいな意味合いも持ちます。
「fate」は「避けて通れない不運」から転じて「破滅」や「死」というニュアンスを含んでいます。
避けて通れない点から、単に「運命」ではなく「宿命・天命」に近いです。
英語だとこんな感じになります!
フォーチュンクッキーとかかわいいですよね~。
私は日本版フォーチュンクッキーは、カラカラせんべいだと思っていますよ!(笑)
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まとめ
今回は、「運命」と「宿命」、「天命」の違いを見てみました。
- 「運命」「宿命」「天命」の違い
- 運命:人間の努力や働きかけで変えることができる。
- 宿命:人間の力では変えることができず、生まれ持ったもの。
- 天命:天から与えられたもので、人間の力では変えることができない。
と、こんな感じになりました。
個人的には「運命の人」とかって一人しかいないのかと思って生きてきたのですが、考え方次第で複数人いても良いんだな~…
ってところに行きついたのが面白かったです。
私は感じたことがないのですが、運命ってどうやって感じ取るんでしょうか…
ってことで、今回は以上です!
ご参考になりましたら幸いです。
(*゚ー゚*)ノ
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