「コリアンダー」と「パクチー」の違い
記事公開日:2023年10月8日
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コリアンダーとパクチー、これらの名前を聞いたことがあるでしょうか?
これらは料理によく使われるハーブですが、その風味や用途には違いがあります。
今回は、「コリアンダー」と「パクチー」の違いについて見ていきましょう。
目次
「コリアンダー」とは
コリアンダー(Coriandrum sativum)は、アジアから地中海地域にかけて広く栽培されているハーブで、特に中東、アジア、ラテンアメリカ料理で一般的に使用されています。
コリアンダーは、丸い小さな種子と、葉を利用することができる多目的な植物で、料理に独特の風味を加えるために使用されます。
「パクチー」とは
パクチー(Cilantro)は、コリアンダーの葉部分を指す別名で、主に北アメリカや一部の欧州地域で使用されます。
パクチーの葉は、独特の爽やかな香りと風味を持ち、サルサ、グアカモーレ、カレー、タコスなど、さまざまな料理に使用されています。
しかし、パクチーに関する意見は分かれており、一部の人々にはその風味が好まれないこともあります。
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「コリアンダー」と「パクチー」の違い
コリアンダーとパクチーは、同じ植物であるCoriandrum sativumの異なる部分を指しますが、風味や用途において大きな違いがあります。
風味の違い
コリアンダーの種子は、穏やかで柔らかな香りを持ち、シトラスのような風味があります。
料理に加えると、スパイシーで甘みがあり、カレーやスープに最適です。
パクチーの葉は、強烈な爽やかな香りと風味があり、一部の人々には石鹸やバグのように感じられることがあります。
サルサやサラダに加えることで、料理に新鮮さをもたらします。
使用法の違い
コリアンダーの種子は、主に調味料として使用され、カレーやシチュー、ピクルス、焼き菓子など幅広い料理に利用されます。
パクチーの葉は生のまま、または料理の仕上げに加えられ、メキシコ料理、タイ料理、ベトナム料理などで頻繁に使用されます。
味覚の違い
コリアンダーは一般的に多くの人に受け入れられており、穏やかな風味が料理に深みを与えます。
パクチーには愛好者と非愛好者の間で意見が分かれており、その独特の風味が好きな人には、料理に欠かせない存在となっていますが、嫌いな人には不快に感じられることがあります。
「シャンツァイ」との違いは?
「シャンツァイ」とは、中国料理における香菜(xiāng cài)のことを指します。
香菜は、パクチーの中華料理での呼び名で、葉だけではなく、茎や根に至るまで使われるのが特徴です。
特に四川料理では欠かすことの出来ない香味野菜といえます。
肉・魚料理に臭み取りで使われますが、麺類やスープなどもネギのようにふんだんに使うことが多いです。
「シラントロ」とどう違う?
「シラントロ」とは、スペイン語圏や一部の英語圏でパクチーを指す言葉です。
実際には、シラントロはパクチーの別名であり、風味や用途はほぼ同じです。
スペイン語圏では「コリアンドロ」とも呼ばれます。
カメムシの匂いがするのは?
パクチーには、一部の人々にとって「カメムシの匂い」と表現される不快な香りがあります。
この匂いは、パクチーの葉に含まれる特定の化合物によるもので、この匂いに敏感な人々は、パクチーを嫌うことがあります。
種子であるコリアンダーにはこのような特有の匂いはありません。
まとめ
今回は、「コリアンダー」と「パクチー」の違いについて紹介しました。
「コリアンダー」と「パクチー」は、同じ植物であるCoriandrum sativumの異なる部分を指し、風味や用途において異なる特性を持っています。
コリアンダーは穏やかな風味で、料理のベースや調味料として幅広く使用されています。
一方、パクチーはその強烈な香りと風味で、特にアジアやメキシコ料理において欠かせない存在ですが、好みが分かれることもあります。
今回は以上です。
最後までお読みいただきありがとうございます。
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