「寂しい」と「淋しい」の違い!上手な使い分け方法とは?

記事公開日:2014年12月1日
最終更新日:2016年3月2日

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あなたに会えなくてさびしいの

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会いたくて、彼氏にこんなメールを打った事がある人も、
多いのではないでしょうか(#^-^#)

この時のさびしいって、感じで変換すると、2つ出てきますよね。

  • 寂しい

  • 淋しい


  • なんだか、どっちでもOKな気がしますけど、
    意味の違いってあるのでしょうか。

    気になった事、ありません?(^^

    実は、ちょっとした違いがあるんですよ~。
    今回は、この2つの言葉の違いについてみていきます。

    それではどうぞ~

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    「寂しい」と「淋しい」の違い


    こういう場合は、そもそもの漢字の意味を見てみましょう。

    寂しい」については、「静寂」という言葉からも読み取れるように、

    しずかでものさびしい様子


    を表しています。

    どちらかというと、客観的に静かな状態があり、
    結果として、心がさびしい状態になる。

    というイメージですね。

    淋しい」については、漢字に「さんずい」が付いてますよね。

    もともとこの漢字の意味は、「淋雨」など、梅雨のような、
    長雨を表すと言葉から読み取れるように、

    水が滴る様子


    を表しています。

    そこから派生して、ものさみしい気持ちを表したり、
    涙を連想させたり、より情緒的な表現となっています。

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    「淋しい」は常用漢字ではない


    正しいか正しくないかでいえば、どちらも間違いではありません。

    ただ、「淋しい」は常用漢字としては使われていないのです(^-^)h

    つまり、学校では教えないし、テレビや、雑誌などでも、
    あまり使われる機会はないってことですね。

    では、どこで使われているのかというと、
    歌の歌詞や、文芸小説などですね(^^

    • 会いたくて、でも会えなくて、つのる淋しさと、この思い・・・ッ!

    • ~街の片隅で、愛を奏でる、淋しい捨て猫のバラッド~


    と言うように(陳腐な即興すいません///)、
    ちょっとクリエイティブな表現に「淋しい」を使うと、
    「寂しい」よりも、しっくりくる気がしませんか??

    文章などを使って、情緒的に表現したい場合は、
    淋しいの方がしっくりくる場合もあるのデス(^^)

    淋しいの方が、ちょっとオトナなイメージがあるのは、
    私だけでしょうか(笑)

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    あと、「寂しい」「寂しい」の、読み方についても触れておきまね(^^

    読み方は「さびしい」?それとも「さみしい」?


    「寂しい/淋しい」の読み方についてです。

    ひらがなで書くと、「さびしい」「さみしい」と、
    2パターンで書くことができますよね。

    じゃあ、「寂しい/淋しい」でそれぞれ読み方が違うのか?

    というと、そんなことはありません。

  • 寂しい = さびしい/さみしい

  • 淋しい = さびしい/さみしい


  • と、どちらでも同じ読み方となります。

    読み方はどちらでも良いのですが、

    「さびしい」と「さみしい」では、
    使い方によって、若干ニュアンスが変わってきます。

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    「さびしい」と「さみしい」の違いは?


    「さびしい」と「さみしい」の使い分けについて。

    「さびしい」だと、大きく2つの意味を持ちます。

    • 1.心に隙間があってそれが満たされたない気持ち = 感情的

    • 2.物音や人の気配がなくひっそりした状況 = 客観的


    「1」の場合は、気持の問題ですよね。

    愛する人に会えなくてさびしいとか、
    お父さんとお母さんがいなくてさびしいとか。

    対して「2」は、人の感情でなくても使えます。

    さびしい街並みとか、
    さびしい品ぞろえとか。

    この「2」の方は、「さみしい」だと、若干使いにくいですね。

    さみしい街並み


    だと、街に感情があってさみしく感じているようにも、
    読み取れてしまいます。

    あと、さみしいだと、誰かに対して言っている、
    対象がいる感じですよね。

    あなたのせいでさみしいの


    みたいなね(#^-^#)

    対して、さびしいだと、やっぱりちょっと、
    事実を言っているだけな感じがします。

    彼氏に対して「さびしさ」を伝えいる時は、

    さみしいの

    と言った方が、彼氏は「キュン」ときてくれる・・・かも!?

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    まとめ


    今回は、「寂しい」と「淋しい」の違い、
    ならびに、「さびしい」と「さみしい」の違いについてまとめました。

    一番、一般的なのは、「寂しい」で読み方は「さびしい」となります。

    表現として、水が滴るようにしっとりとしたさびしさを表す時は、
    「淋しい」が使われたりします。

    ちょっと、何かを請うている印象ですね。

    ひらがなのさみしいは、少し甘えている印象があります。

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    日本語って難しいですね。
    このように、それぞれ、ちょっとずづ、ニュアンスが違います(^^;

    今回紹介した内容を参考に、状況に応じて、ベストな

    さびしい/さみしい/寂しい/淋しい

    を使ってくださいね!

    ではでは今回はこのへんで。

    最後までお読みいただきありがとうございましたm(_ _ )m

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    2 Responses to “「寂しい」と「淋しい」の違い!上手な使い分け方法とは?”

    1. 白鞘淳子 より:

      初めまして
      私はなんとなくいつも『さみしい』を使いますが、間違ってはいませんでした。
      とても分かりやすく教えていただき有り難うございました。
      今後とも色々参考にさせて頂きたいと思います。

      • 管理人 より:

        >白鞘淳子さん

        コメントありがとうございます。
        ご参考になったようで幸いです。

        今後ともよろしくお願いいたします。

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