感動と感激と感謝。それぞれの違いは?英語で表現すると?
記事公開日:2015年9月2日
最終更新日:2015年12月30日
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誰かのお世話になって本当に感激した時こんなこと言いませんか?
「感謝 感激 雨 あられ」
自分が本当に困っていたときに、思わず助けてもらうと、
感動して拝みたくなるような気持ちになっちゃいますよね~(-人-)
一体どれだけのことをしてもらったのか。
それでも本当に助かったんだな~という印象ですね~
ここまで来ると相手に対しては「神」のような扱いです!
これだけ気持ちの表現が使われてますが、ここに出てきた
この3つってどのような意味の違いがあるのでしょうか。
それとも、漢字のつくりが違うということは、
やっぱり微妙なニュアンスの違いがあったりするのでしょうか。
どれも、
「ありがとーーーーーっ!!」
って感じで使いますよね~・・・。
と、いうことで!
今回はこの「感動・感謝・感激」の3つの違いについてまとめてみました。
英語でみてみると、それぞれの違いが見えてくるかも!?
併せて比べてみましたので、さっそくどうぞ!
まずは意味の違いから~
感動するの意味
映画を見終わった時とか、物語を読見終わった時などにひとこと
「感動する作品でした~」
なんて言いますね。
まずは「感動」についてどんな意味かをチェックです!
- 感動する
- 感動した映画
- 深く感動する
ある物事に対し深く心に刻み込まれ強く心を動かされること
使用例
など
感想などによく使われている感じですね~。
- 英語で言うと・・・
be impressed
“impress”単体だと、他動詞で「(人に)印象を与える」とか
「(誰かの心などに)焼きつく」という意味ですね。
”be”で受動態になって、「すごく印象に残った」
というような意味合いになります。
感激するの意味
ものすごく嬉しいことがあった場合など
「感激しました!」
って言ったりしますよね。
それでは次に「感激」の意味についてチェックです!
- 感激する
- 演奏に感激する
- 彼の言葉に感激した
言動や物事のすばらしさに心を打たれ、感情が高まること
使用例
など
こちらも感想ですね。でも今度は人が加わっていますね~。
小説を読み終わって「感激しました!」とはあまり言いません。
- 英語で言うと・・・
be impressed
おっとぉ?
この場合は、「感動する」を英語で言った時と同じですね~。
詳しい分析は後ほどにして、まずは次に行ってみましょう。
感謝するの意味
「ありがとう!」
を文章に直すと「感謝する」になりますよね。
最後に「感謝」の意味もチェックです!
- 感謝する
- 感謝する気持ち
- 深く感謝する
ありがたいと思う気持ち、その気持ちを表すこと
使用例
など
こちらも「感激」と同様、人に対して使われていますね。
映画や本を読んで「感謝します!」とは言いません。
まぁ、聖書を読んで「主よ!感謝します!」とは言いますけど(^^;
かなり特殊ですね。
- 英語で言うと・・・
appreciate
おっとっとぉ!?
「感動」「感激」とは違う英語ですね。
ちなみに、”appreciate”単体だと、
他動詞としては「(~を)感謝する」「(~を)高く評価する」。
自動詞だと「(価値などが)値上がりする」
という意味の英語です(^^ゞ
・・・・・・・
はいっ
ということで、3つの意味が確認できましたね!
それぞれの意味も英語表記も2つ一緒で1つ違う・・・
うーむ!?
それでは、もう少しこの3つの違いについて突っ込んでいきましょう~!
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それぞれの違いは?
3つの言葉から後ろの漢字だけ引っ張ってきてみました(^^ゞ
- 動・激・謝
動は「動く」
激は「激しい」
謝は「わびる・礼を言う」
- 感は「物事に接して生ずる心の動き」
「感」の後ろに持ってくることで心が何によってどうなったか。
ということが表現できるんですね。
またこの二つにも違いがあり、
感動は物事(芸術など)に対して使われ
感激は人がおこなったこと・行為に対して使われます
物か人か。という違いがありますね。
また感謝の場合は全く違って、ありがたいと思う気持ちを
表現するという感じで使われています。
そして英語の表記ですが、
感動と感激は同じ英語で表現されていますね。
漢字だととても強く表現されているのですが、
英語から日本語に直すとちょっとニュアンスが違ってくるイメージがありますね。
「激」は漢字のとおり「はげしく」「とっても」という意味なので、
強いて言うのであれば、
- be very (deeply) impressed
といった感じでしょうか(^^ゞ
それでも、”impress”という単語を使う部分ではやはり変わらないですね。
ひとまずここまで紹介した「感動」「感激」「感謝」を表にまとめました!
感情の対象相手 | 英語での表現 | 漢字の意味 | |
感動 | 主に物事に対して (人の場合もある) |
be impressed | 動く |
感激 | 相手の行為に対して | be (very) impressed | 激しい |
感謝 | 相手の行為に対して | appreciate | 礼を言う |
ということでしたっ!
最後におまけとして「前向きの3K」を紹介しますね(^^ゞ
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前向きの3K
後ろ向き?
いえいえ!
ではなく、前向きのお話。
ココで言う3Kというのは「感謝・感動・感激」のこと。
後ろ向きでは「きつい・汚い・危険」という意味があります。
でもこの3Kはとても前向き。
3Kといえば後ろ向きな話しか出てこないと思うのですが、
前向きな3Kというのは今の時代だからこそとても大切なことではないでしょうか。
普段の生活の中で誰かに何かをしてもらった時に、
「ありがとう」と「すみません」どちらを多く使っていますか?
ついつい「すみません」といってしまうことが多くありませんか?(^^;
誰かに何かをしてもらった時は、してあげたほうもやっぱり、
「ありがとう!」
と言われる方がうれしいですよね。
この3Kは相手に対して、感謝や尊敬・認め合い許し合い、
というたくさんの気持ちが込められています。
昔からある日本の「おもてなしのこころ」に似ていますね。
こういう気持ちのことを「前向きな3K」で表現することがあります(^^
そんな時はこの「前向きな3K」を思い出したいですね。
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まとめ
今回は、「感動」と「感激」と「感謝」の違いについて紹介しました。
普段、何気なく使っている言葉にしては意味をきちんと知ると少し重みのある言葉でした。
ちょっと希薄になりつつある人間関係に、この3つの言葉を思い出したいものですね。
相手とのコミュニケーションをとるための文字や漢字や言葉ですが、
そこには無機質なものではなくきちんと感情が込められているのだなと感じます。
もっと大切に、もっと思いやって、言葉を丁寧に使っていけるようになりたいですね。
今回は以上です。
参考になりましたら幸いです
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