ご教示とご教授の違い!ビジネスメールでの使用時には要注意!
記事公開日:2013年12月9日
最終更新日:2013年12月25日
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ビジネスメールなどで、
何かを教えて欲しい時に見かける文章。
「恐れ入りますが、ご教授下さい。」
結構みなさん使われていますが、
はたして正しい日本語なのでしょうか。
ちゃんと調べてみたら、状況によっては
やっぱりちょっとおかしいようですね。
私自身も少し勘違いしている
部分もありました。
その内容とは・・・・・
さっそくいってみましょう!
ご教示とご教授の違い
まず、ご教示とご教授の違いについて。
こういう場合は、漢字の意味を
分割して考えると解りやすいですね。
教示:教え示すこと
教授:教え授けること
つまり、「ご教示ください」は、方法や知識など、自分が
知らないことを、相手に教え示して貰う場合に使用します。
対して、「ご教授ください」は学問や、専門技術などを、
身につけるために、相手から継続的に教わる事に使用します。
仕事の相手が、大学の教授で、専門分野の
何か方法を教わるなら「教授」でもOKです。
ただし、「教えてください」を丁寧に
言っただけだとしたら、かなり大仰です。
そして、そんな専門的な内容を聞くなら、
メールでぺろっと送るのは失礼に当たります。
というような、普段、ビジネスで
やり取りする内容であれば、
「教示」
を使用するのが、正しい日本語になります。
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享受の意味について
さらに高度な、間違えた日本語の
使い方として、
「ご享受ください」
があります。
享受の意味は、
用意され、与えられたものを、自分の物とし、
受け入れて味わい楽しむこと。
「ご享受ください」だと、何かとてつもない
インフラを自分が整備して、それを使って
欲しい場合に使う言葉となります。
例文としては
などがありますね。
ご教示くださいとご教授くださいは、相手から、何かを
教えてもらう意味となります。
しかし、享受するは、誰かが用意したものを、
自分が受け入れて楽しむものとなります。
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まとめ
今回は、ご教示とご教授の
違いについて紹介しました。
ビジネスメールでは、今回に限らず、
「誰かが使ってた言葉を何となく真似して使う」
というケースが往々にしてあるようです。
但し、相手が日本を正しく使っている場合は、
時に、失礼に当たる場合があります。
仕事で使う言葉だからこそ、しっかりした
日本語を使うようにしたいものですね。
今回、出てきた3つの単語を
表にまとめましたのでご参考ください。
教授する | 学術や専門技術などを教え授けること。 |
教示する | やり方や、方法を教え示すこと。 |
享受する | 与えられた状況を味わい楽しむこと。 |
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