祖先と先祖の違い！入れ替わることで意味合いが変わる！正しい使い分けも紹介

自分の家系や血族の話をするときなどに「祖先」や「先祖」という言葉を使うことがありますよね。

など。

しかし、この祖先と先祖って何が違うんでしょう。
同じ漢字を使っていて、前と後ろが逆になっているだけですよね。



2つの言い方があるということは、やっぱり意味も違うのでしょうか。
今回は祖先と先祖の違いについて紹介します。

祖先の意味

祖先を辞書で引くと、


と出ています。

これは、進化の元になった人々のことも表しているので、



のように大きな意味合いで使うことが多いのです。
なので、教科書などの公的な文章や学会などでよく用いられています。

先祖の意味

先祖を辞書で引くと、


と出ています。

先祖という言葉は祖先と比べると個別の血族を表しています。

なので「私の先祖は・・・」などのように個人的な表現であり、口語として日常会話で使います。

逆に「私の祖先は・・・」というと、個人の家系の話ではなく、ネアンデールタールとか、猿人とか、起源についてのお話になってしまいそうですね。
（＾＾；

祖先と先祖の違い

祖先という言葉は先祖に比べて広く、客観的な意味で使われています。
先祖よりもやや硬く学術的なニュアンスが強いでしょう。

一方、先祖という言葉はより身近な印象があり、祖父・祖母などの近い血族であっても先祖という表現は当てはまります。

どちらも反対語は「子孫」になりますが、



と覚えておくといいでしょう。

祖先と先祖の使い分け方

祖先という言葉は広く学術的な意味合いが強いので「○○くんの祖先は・・・」などの狭い意味ではあまり使われません。

なので、例文としては、


のように使います。



反対に先祖という言葉は個人的でくだけた印象があるので、例文としては


のような使い方が適切ですね。

まとめ

今回は「祖先」と「先祖」の違いについて紹介しました。

漢字も同じで似ているようなこの二つですが、使い方には明確な違いがあり、



の方の漢字を使います。

なんだか、考えすぎるとごっちゃになってしまいそうなので、気をつけたいものですね。（＾＾；

今回は以上です。
参考になりましたら幸いです。
(*ﾟｰﾟ*)ﾉ