祖先と先祖の違い!入れ替わることで意味合いが変わる!正しい使い分けも紹介

記事公開日:2015年12月28日
最終更新日:2019年11月12日

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自分の家系や血族の話をするときなどに「祖先」や「先祖」という言葉を使うことがありますよね。

「ご先祖さまに申し訳ない」
「わたしたちの祖先は・・・」

など。

しかし、この祖先と先祖って何が違うんでしょう。
同じ漢字を使っていて、前と後ろが逆になっているだけですよね。

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2つの言い方があるということは、やっぱり意味も違うのでしょうか。
今回は祖先と先祖の違いについて紹介します。

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祖先の意味


祖先を辞書で引くと、

    「一族・一家の初代に当たる人」
    「現在の発達の元になったもの」

と出ています。

これは、進化の元になった人々のことも表しているので、

  • 人類の祖先

  • 日本人の祖先となった民族


  • のように大きな意味合いで使うことが多いのです。
    なので、教科書などの公的な文章や学会などでよく用いられています。

    先祖の意味


    先祖を辞書で引くと、

      「家系の初代に当たる人」
      「その家系に属した過去の人々」

    と出ています。

    先祖という言葉は祖先と比べると個別の血族を表しています。

    なので「私の先祖は・・・」などのように個人的な表現であり、口語として日常会話で使います。

    逆に「私の祖先は・・・」というと、個人の家系の話ではなく、ネアンデールタールとか、猿人とか、起源についてのお話になってしまいそうですね。
    (^^;

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    祖先と先祖の違い


    祖先という言葉は先祖に比べて広く、客観的な意味で使われています。
    先祖よりもやや硬く学術的なニュアンスが強いでしょう。

    一方、先祖という言葉はより身近な印象があり、祖父・祖母などの近い血族であっても先祖という表現は当てはまります。

    どちらも反対語は「子孫」になりますが、

  • 祖先は学術的でやや硬い言い方、幅広い意味で使われ、客観的な表現。

  • 先祖は個人的であり口語で使いやすい表現。


  • と覚えておくといいでしょう。

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    祖先と先祖の使い分け方


    祖先という言葉は広く学術的な意味合いが強いので「○○くんの祖先は・・・」などの狭い意味ではあまり使われません。

    なので、例文としては、

      「チンパンジーはヒトの祖先と言われています」
      「私たち日本人の祖先は農耕民族であった」

    のように使います。

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    反対に先祖という言葉は個人的でくだけた印象があるので、例文としては

      「うちは先祖代々教師の家系だ」
      「ご先祖様に御供えしよう」

    のような使い方が適切ですね。

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    まとめ


    今回は「祖先」と「先祖」の違いについて紹介しました。

    漢字も同じで似ているようなこの二つですが、使い方には明確な違いがあり、

  • 広く客観的な意味だと祖先

  • 個人的で身近な意味だと先祖


  • の方の漢字を使います。

    なんだか、考えすぎるとごっちゃになってしまいそうなので、気をつけたいものですね。(^^;

    今回は以上です。
    参考になりましたら幸いです。
    (*゚ー゚*)ノ

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