謹賀新年と恭賀新年の違い!ビジネスで使うのはどっち?
記事公開日:2013年12月18日
最終更新日:2015年12月30日
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年末に送る年賀状。
「明けましておめでとうございます」
が、スタンダードですよね。
でも、仕事上で送る時は、
もう少しかしこまった言い方をしたいもの。
では、どんな表現があるのか。
ううっ、いっぱいありますね (ノ_-。)
しかも、どうやら意味を調べると、
仕事上で使うと失礼な場合もあるようです。
では、どの言葉を使えば礼儀正しいのか。
今回は、仕事上で年賀状を送る時に
失敗しない為の言葉選びを紹介します!
さっそくいってみましょう!
正月に使うそれぞれの言葉の意味
言葉を間違えないように使うには、
それぞれの意味を理解するのが一番です。
まず、正月に使う言葉に、
どんな意味があるのかを見てみましょう。
謹賀
つつしんで喜びを申し述べること。
つつしんでいる、という態度がポイントです。
恭賀
うやうやしく祝うこと。
「恭」は、命令につつしんで従う態度をとること。
「恭順」などにも使われますね。
新年
日本で言う、正月のことです。
「その地域で新しい年が始まること」
を意味する言葉で地域によって違います。
新春
年賀状で使う、正月を春の初めとして使う言葉。
太陽陰暦に則した、1月1日を表現する言葉です。
賀正
正(かみ=正月)を祝うこと。
年賀状などに使用する限定の言葉です。
年賀状以外で使われているのは、
見たことがないですね。
慶賀
喜び祝うこと。
昔は、政治的な官位が偉い人から
与えられた時のお礼に使われました。
迎春
春(旧暦の正月)を迎えること。
二十四節気の春を指しています。
慶春
春が来たことをよろこぶこと。
「慶」は、喜んだり、めでたいと祝う事の意味。
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さて、これらの言葉は似ているようですが、
2種類に分類することができます。
すなわち、内容を伝える、相手がいるかいないかです。
わかりやすく、表にしてみましょう。
事実を述べてる言葉 | 新年、新春、賀春、迎春、賀正 |
対象相手がいる言葉 | 謹賀、恭賀、慶賀 |
上段の「事実を述べてる言葉」については、
ただ単に、「正月です!」という事実をいっているだけ。
または、春(正月)が来たのを自分が喜んでいる様子ですね。
対して、下段の「対象相手がいる言葉」については、
相手に対して、喜びや、祝いの表現をしています。
そのなかでも、意味を考えると・・・
この2つが、ビジネスや目上の人に
使う正月の挨拶としても最適のようですね!
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ビジネスで使えない正月の言葉
では、ビジネスで使うと失礼にあたる、
正月の挨拶とはどういうものでしょうか。
先ほどの意味を考えれば、簡単ですね(^^
「賀正」や「迎春」は
「正月なんです!」
「新年を迎えたんです!」
と言っているだけです。
友達相手なら別に、
「新年ですね~、正月ですね~」
「今年もよろしく~」
でOKかもしれませんが、仕事の取引先に、
送る場合は、少し言葉足らずな印象です。
ですので、ビジネスで年賀状を送る時は、
「謹(つつしんで)」や「恭(うやうやしく)」などを
含めた四字熟語を使うとよいですね。
ビジネスで使うべき正月を祝う言葉
謹賀新年
意味:謹んで新年をお祝い申し上げます。
恭賀新年
意味:うやうやしく新年をお祝い申し上げます。
ちなみに、同じ会社でも、上司だったら、
「謹賀新年」か「恭賀新年」を使いましょう。
同僚や、部下であれば、
「賀春」「賀正」「迎春」などでもOKです♪
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まとめ
今日は、正月の挨拶の言葉について紹介しました。
漢字を並べると難しく感じますが、大丈夫!
ちゃんと意味を考えて使えば、
間違えることはありません。
ポイントは、相手を立てる言葉に、
新年を祝う言葉をくっつけること。
結論としては、
謹賀新年
恭賀新年
を使うのがオススメ!
どちらを使っても問題ありません。
細かい違いとしては、
謹賀新年は、深く礼を尽くしている挨拶
恭賀新年は、礼儀正しく振舞っている挨拶
となります。
どちらかというと、謹賀新年の方が一般的です。
さらに礼儀を尽くすのであれば、
なるべく丁寧な字で、手書きの挨拶を添えましょう!
言葉だけでなく、心をこめるのが、
最大の礼儀となりますよ(^^
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