食料と食糧の違い!食品の場合は?どうやって使い分けられているの?
記事公開日:2016年7月1日
最終更新日:2023年4月30日
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「食料」と「食糧」
同じ読み方であり、似たような意味の言葉。
このようなややこしい日本語の違いってたくさんありますよね。
同じ「しょくりょう」という読み方であり、
同じ食べ物に関する言葉である。
でも、言葉は2つあるので、何か違いがあるはずですよね。
たとえば、
「しょくりょうが切れた」
と表現する場合に、「食料」と「食糧」、
どちらの漢字を当てはめるのが適切なのでしょうか。
と、いうことで!
本日の記事では「食料」と「食糧」の違いと、
使い分ける時のポイントについてまとめました。
食料と食糧の違い
まずは、食料と食糧それぞれの意味をみていきましょう。
違いを知るためには個々の意味をしっかりと理解することが一番です。
「食糧」と「食料」だと、なんとなく「食料」の方が
一般的に使われている気がしますよね。
ということで「食料」から!
食料
- 食料の意味
- 食物にするもの
- 食べ物
これが辞書上での定義となっています。
要するに、
食べ物全般のことを示しますよー
ということですね。
とにかく広い範囲で適用される言葉だということはわかりましたね。
それでは続きまして「食糧」について。
こちらは「食料」より頻繁には使われていない印象があります。
食糧
- 食糧の意味
- 食用に供される穀物、米、麦等の主食
食料が食べ物全般を指す言葉であったのに対して、
こちらはどうやら限定的な意味合いのようですね。
主食である穀物に対して適用される言葉のようです。
「食糧自給率」という言葉を考えるとイメージしやすいのではないでしょうか。
(^^ゞ
ちなみに食糧の「糧」の字には蓄えておく食べ物という意味があります。
兵糧なんて言葉もありますしね。
文字の意味を覚えるとさらにわかりやすいのかもしれません。
日本語って上手くできていますねー。
感心してしまいます。
まとめると、
「食料」とは食べ物全般を指し
「食糧」とは主食である穀物のみを指す
「食糧」とは主食である穀物のみを指す
ですね。(^ー^
なんと簡単!
もう両者の違いはばっちりですね。
続いてはまたまた似たような意味の言葉である「食品」についてです。
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食品の場合は?
食料と食糧の違いはわかりました。
では「食品」はどうなるのでしょうか?
漢字だけをみると食べる品物と推測できますがはたして…?
- 食品の意味
- 人が食用にする品物の総称
- 直接料理の材料としたり、そのまま食べたりすることができる食用の品
- 飲食品
このような結果となりました。
どうやら「食料」と同じく限定的ではなく広範囲で適用される言葉ですね。
ポイントとしてはやはり製品として売り出されているものかどうかでしょう。
例えば
「山で山菜を見つけた!食べよう!」
としたら。
「食料」は正しいですが「食品」は不適切となります。
また、「食品ロス」という言葉があるように、
賞味期限を持ち、古くなればまだ食べられるのに捨てられてしまう。
これは「食品」が「製品」であるということを示していますよね。
先ほどの「食糧自給率」にせよ組み合わさる言葉によって、
その言葉の意味がわかることは多いのです。
補足ですが、この「食糧自給率」という言葉。
かつては主食(主に米)に関する「食糧問題」であったわけですが~。
時代が変わり、しょくりょう問題が米だけの話ではなくなってきた昨今では「食料自給率」の方が使われる機会が増えてきたようです。
これは立派な使い分けの一例と言えますね。
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言葉の使い分けについて
最後に「食料」「食糧」「食品」の使い分けについて、今までのおさらいになります。
- 食料
食べ物全般を指す。
例:深刻な食料不足
- 食糧
食である米や麦を指す。
例:震災時用の食糧
- 食品
製品としての食べ物を指す。
例:加工された食品
このようになります。
しかし、先ほどの「食料自給率」の例のように、状況によって言葉の意味から使い方が変わったりもします。
なので、それぞれを意味を当てはめることが大事となります。
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まとめ
今回は「食料」「食糧」「食品」の意味の違いや、使い分けのポイントについて紹介しました。
ポイントはもうバッチリですね!
食料 | 食べ物全般 |
食糧 | 蓄えておける穀物、米、麦など |
食品 | 食べ物全般で、かつ商品として販売されているもの |
今回は以上です。
ご参考になりましたら幸いです。
(*゚ー゚*)ノ
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