体重や身長をはかる場合は「測る」「計る」「量る」どの漢字を使うべきか
記事公開日:2016年7月19日
最終更新日:2019年11月22日
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「はかる」をひらがなで書くと1つですが、
漢字で書くと結構ありますよね。
などなど。
どれも、何かがどれくらいなのかを調べる時に使われる漢字ですが、どのような違いがあるのでしょうか。
たとえば、
「体重をはかる」
「身長をはかる」
と言う場合に、漢字ではどれを当てはめればよいのか。
どれも似たような意味なので混合してしまうことってありますよね。
そこで今回は、これらの漢字の微妙な意味の違いや、使い分け方法についてまとめました。
一つずつ、意味や使われ方の違いについてみていきましょう。
まずは「計る」からです。
計る
「計る」
はおもに、時間や数量に対して使われます。
- 例文
- 時間を計る
- タイミングを計る
- 損失を計る
時を計るから「時計」、と考えるとわかりやすいですね。
また、数え上げて記録するという意味もあるため、会計、計算などの漢字にもあてられます。
「計」は意味の広い字で、何かの数値を調べること全般を表すこともあります。
こちらもわかりやすいですよね。
さらには、計画、計略などのように、いろいろとアイディアや作戦を練ることに対しても使われます。
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測る
「測る」
は基本的に、長さや面積、温度に対して使われます。
- 例文
- 水深を測る
- 室温を測る
- 基礎体力を測る
これ以外にも、健康診断などでは「血圧を測る」といった使われ方もします。
この場合は、圧力を測る、ということでしょうかネ。
また、「推し測る」という表現があるように、相手の感情や未来の出来事など、かたちとしては目に見えないものについて思いをめぐらせる、というニュアンスもあります。
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量る
「量る」
は、重さや体積について使われます。
ボクサーは試合前に体重チェックを行いますが、その場合は重さをはかることにポイントが置かれるので、「計量」が使われます。
その他の「はかる」
読み方が(はかる)になる漢字は他に、図・謀・諮があります。
図るは何かをくわだてたりプランを練ったりする場合。
謀るは策略や陰謀など、相手を陥れる場合。
諮るは諮問機関のように、あらたまった会議などで相談を持ちかける場合に使われます。
たとえば、
といった具合に使われます。
なんだか、後半の「はかる」はどれもあまり良いイメージではないですね。(^^;
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まとめ
今回は、計る、測る、量る、の違いについて紹介しました。
使い分けのポイントは、
何をはかるのか
ということでした。
計る | 時間・数量など |
測る | 長さ・面積・温度など |
量る | 重さ・体積など |
また、「計」には何かを数え上げて記録する、というニュアンスもあり、数値をはかる行為や道具そのものを表す場合があります。
になります。
「計」には何かをはかる行為そのものという意味合いがあるので、3つの中では一番使う範囲が広いですね。
なので、「身体計測」の場合はややこしくなるのですね~。
身長には「計る」
体重には「量る」
が使われたりと、同じ「はかる」なのに使われる漢字は違ってくるため混同してしまうことがあるようです。
「お風呂を測る」だと、底から水面までの長さを測ることになり、
「お風呂を量る」だと、お風呂に入っている水量を量ることになり、
「お風呂を計る」だと、お風呂に書かれてるメモリを計るか、沸くまでの時間を計る。
ということになりますね。(^^ゞ
今回は以上です。
ご参考になりましたら幸いです。
(*゚ー゚*)ノ
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