逐次と随時の違い!暫時の場合は?使い方や意味の違いについて
記事公開日:2018年1月30日
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会社での会議やプレゼンテーションの説明資料の中で、
「逐次、発表をお願いします」
という言い方をすることがあります。
でも、これって、
「随時、発表をお願いします!」
なんて言われ方をすることもありますよね。
ここで言う、
この2つの言葉にはどのような違いがあるのでしょうか。
どっちを使ってもいいような気もしますが、
でもちょっと意味も違うような・・・。
と、いうことで!
今回は「逐次」と「随時」の違いについてまとめました。
大切な場面で使い間違えることがないようにしっかり覚えていきましょう!
逐次の意味
逐次(ちくじ)というのは、順を追って次々に物事がなされる様子をあらわします。
「逐」という漢字は、
という意味があり「次」は、
という意味なので、
つなげると「次々に順を追う」という意味になります。
しかし、実は会話の中で「逐次」と出てくることはほぼありません。
「逐次」というのは主に文章に用いる言葉であり、
話し言葉の場合は、
という言い方をします。
随時の意味
随時(ずいじ)というのは、適宜な時に行う様子や日時に制限のない様子を意味します。
また、好きな時にいつでもという意味もあります。
制限などはなく定期的なものでもなく、
好きなときにする募集や気の向いたときの行いに対して、
随時
を用います。
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逐次と随時の違い
では「逐次」と「随時」の違いについてみてみましょう。
もうバッチリですよね。
(^^ゞ
「逐次」は一つ一つ進んでいく様子を意味しているので、
順番の概念が存在します。
対して「随時」は、順番などの規定はなく、
その都度状況に合わせたり、好きなときにいつでも行えます。
例えば、面接などで部屋に入る状況であれば、
- 「面接の際は逐次部屋にご入室ください」
と、もし言われた場合は、面接の開始時間に並んでいる人が、
順番に部屋に入っていくイメージとなります。
- 「面接の際は随時行っています」
といった場合だと、面接の時間は決まっておらず、
面接はいつもでやってるので時間がある時に来てね!
というニュアンスになります。
・・・・・・・
もう一つ例を挙げてみましょう。
サイトに情報をアップしていく場合など、
- 「逐次情報をアップしていきます。」
だと、アップする情報が決まっていて、
それを出来た順番にどんどんアップしていきます。
対して、
- 「随時情報をアップしていきます。」
だと、アップされる情報の内容、時期はまだ決まっておらず、
何か情報がでてきた場合にアップされる。
という状況ですね。
(^^ゞ
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暫時の場合は?
今回は、もう一つ似ている言葉、「暫時」もみていきましょう。
暫時は「ざんじ」と読みます。
「少しの間」とか「しばらく」という意味があります。
「暫」という漢字は「しばらく」という意味があり、
「時」は時間を意味するので、しばらくの間という意味になります。
「暫時」はあまり頻繁に会話に用いる言葉ではないので、
聞き慣れない人も多いかもしれませんが、小説などの活字には割と登場します。
「昼過ぎからまた忙しくなるので今のうちに暫時休憩する」
「今、担当の者をお呼びいたしますので暫時お待ち願います」
「今、担当の者をお呼びいたしますので暫時お待ち願います」
こんな感じで使います。
ちなみに「暫時」に似た言葉で「漸次」という言葉がありますが、
こちらは「次第に」「だんだん」「徐々に」という意味なので、少し意味が異なります。
まとめ
今回は「逐次」と「随時」の違いについて紹介しました。
このように、「逐次」と「随時」では、
予定が決まっているか否か、
順番があるかないか、
という点で違いがありました。
どちらもビジネスシーンで使う機会も多く、新入社員や中途採用の募集や
面接時の対応などの場合に使われることも多いですよね。
使い間違いの内容、しっかり意味の違いを知っておきたいところですね。^^
今回は以上です。
ご参考になりましたら幸いです。
(*゚ー゚*)ノ
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