適宜と随時の違い!ビジネスでの対応で意味はどう違う?
記事公開日:2018年2月6日
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よく会社のやり取りで、
「適宜お願いいたします」
という言い方をすることがあります。
仕事や連絡などを頼むときに使うことが多いですよね。
しかし、
「随時お願いいたします」
という言い方もします。
なんだか、言い回しも意味合いも似ています、
どちらが正しくて、どちらが間違っていたりするのでしょうか。
と、いうことで!
今回は「適宜」と「随時」の違いについてまとめました。
それぞれの意味や使い方、どう使い分ければいいのかなどをチェックしていきましょう。
適宜の意味
まずは、適宜の意味をみてみましょう。
- 適宜の意味
1.
状況によく合っていることや、そのさま。適当。
2.
便宜に従うこと。その時々に応じて、各自の判断で行動するさま。
「適宜」はその場に合致した行動をとることや、
その状況に応じて各自が良いように動く様子をあらわす際に使います。
一つ目の意味で使うのであれば、
1.
「進捗状況については適宜報告いたします」
2.
「社内では適宜夏休みを取ることにします」
「進捗状況については適宜報告いたします」
2.
「社内では適宜夏休みを取ることにします」
といった使い方ができます。
また、二つ目の意味で使うのであれば
1.
「被災地の救出保護作業については適宜判断してもらって構わない」
2.
「食事時間が取れないので手の空いた人から適宜食事をとるようにお願いします」
「被災地の救出保護作業については適宜判断してもらって構わない」
2.
「食事時間が取れないので手の空いた人から適宜食事をとるようにお願いします」
などの使い方ができます。
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随時の意味
では、もう一つの随時についてもみてみましょう。
- 随時の意味
1.
適宜な時におこなうさま。その時々。
2.
日付に制限がないさま。好きなときにいつでも。
おおっと。
「適宜」な時と書いてありますね。
でも、その後に「おこなうさま」とありますね。
この辺がポイントになってきそうです。
随時というのは状況に合わせて何かを行うことや、
日時や制限を設けずにいつでも好きなときに対応することです。
よくバイト募集の張り紙やテレビ番組のメール受付などで、
「随時募集中!」
と書いてあることがありますよね。
これは、
- 「募集希望があればその都度対応するのでどんどん連絡してきて下さい」
という意味になります。
特に人数制限や日にち制限を決めずに、人手が足りなくなったり
必要な場合に応じて行動する場合に使われています。
この場合、
「適宜募集中!」
とは、間違いなく言わないですね。
(^^;
では、具体的にはどのような違いがあるのかをみてみましょう。
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適宜と随時で対応はどう違う?
「適宜」と「随時」で対応はどう変わるのでしょうか。
そもそもこの二つはどういった違いがあるのでしょうか。
先ほどの意味だと「随時」の説明に「適宜」という言葉が入っているのでとてもややこしいですよね。
大まかに分けると「適宜」は状況に合った対応やその時々に応じた各自の対応で、
「随時」は都合の良いときにその都度対応することをあらわします。
そのため「適宜」の場合は、状況に合わせて適切と思われる対応をすることや、
その状況に合わせて各自自分の裁量で判断した対応が求められます。
一方「随時」と言われた場合は、特に時間的な制限はありません。
なので、
好きなときに何かを行って良い
ということになります。
対応する側としては制限・期限は決まっていないので、
状況を見て都合の良いときに対応するということになります。
随時は完全なランダムですが、適宜の場合はしっくりくるように
「判断」が求められる部分が大きな違いのポイントですね。
まとめ
今回は「適宜」と「随時」の違いについて紹介しました。
このような違いがありました。
でも実は「随時」にも「適宜」と同じく状況に合わせた対応をその時々で行う。
というニュアンスが含まれる場合もあります。
意味が重なる部分もあるのでややこしいですが、
「随時」の方が自由度があり、臨機応変に使えるニュアンスが強くなります。
ちなみに、これまたちょっと似ている、逐次と随時の違いについても紹介していますので、
よろしければ併せてご参照ください。
今回は以上です。
ご参考になりましたら幸いです。
(*゚ー゚*)ノ
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