几帳面は長所か短所か。「真面目」との違いは?具体的な事例もあわせて紹介
記事公開日:2021年2月7日
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きちんとしていて、カッチリしている人を、
って言いますよね。
本当に何気なく使いますよね。
たいてい、言っている側は「なんとなくの誉め言葉」として使いますが、言われた側はなんか若干褒められた気がしない時、ありますよね。(笑)
言った側と言われた側で、印象に乖離がある面白い言葉のように思いますが、「几帳面」と「真面目」という言葉は果たして長所なんでしょうか?
短所なんでしょうか?
さらに、「几帳面」と「真面目」の違いって説明が難しいですよね。
どんな違いがあるんでしょうか?
今回は、
- 「几帳面」、「真面目」は長所なのか?
- 「几帳面」と「真面目」の違いはどこにあるのか?
このあたりを、具体的な事例を交えて見ていきましょう!
それぞれの意味
まずは違いを知るためには言葉の意味からですね。
それぞれの意味を確認してみましょう。
「几帳面」の意味
では早速、「几帳面」の意味から見てみましょう。
- 「几帳面」の意味
物事をすみずみまできちんとする様子。
はい出た、「きちんと」。
これ、後々まで言葉の印象として大事なので、ね。「きちんと」。
とりあえず、次は「真面目」の意味をチェックしてみましょう。
「真面目」の意味
ではでは、次は「真面目」の意味です。
- 「真面目」の意味
- 本気であること。うそや冗談でないこと。
- まごころをこめること。誠実なこと。
「うそや冗談がない、誠実であること」が「真面目」ということですね。
こうしてみると、ジワジワと違いが見えてきますね。
では、この違いをまとめていきましょう。
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「几帳面」と「真面目」の違い
「几帳面」と「真面目」の意味をチェックしたところで、違いについて見てみましょう。
どちらも「いい加減ではない様子」ということに変わりはないのですが、「几帳面」はきちんとしていることで、「真面目」は誠実であるということでしたよね。
今度は「きちんと」と「誠実」の違いになってしまいますね。
ここは、事例を見ながら違いを確認してみましょう。
「几帳面」と「真面目」の具体的な事例
言葉の微妙な違いを見るには、身近な事例を見てみるのがイチバン分かりやすいですからね!
ちょっと事例を見てみましょう。
「几帳面」の場合は、
「彼女のクローゼットはいつも几帳面に整頓されている。」
とかで考えると、「真面目に整頓されている」とは言わないですもんね。
男性の方、女性にキレ気味に言われたことないですか?
「私の話、真面目に聞いてくれる?」
これです、コレ!
「几帳面に話を聞いて」という表現はしないですよね。
他の事例もまとめてみましょう。
- 「几帳面」と「真面目」の事例
- 几帳面な字を書く人だ。
- 教えたことを几帳面にノートにまとめている。
- 真面目に練習していれば、コンクールで優勝できるよ!
- 彼は真面目な性格だ。
- 「几帳面」の事例
- 「真面目」の事例
事例を見てみると、「几帳面」と「真面目」を置き換えることもできるパターンと、できないパターンがあることに気付きませんか?
これ、「几帳面」の意味で見た「きちんとしている」という抽象的な印象の中に、「型にはまった様な」という意味が含まれているからなんです。
つまり、「几帳面」と「真面目」の違いは、
「型にはまった様な、きちんとした様子」であるか、「一生懸命で、誠実な様子」であるか。
ということになるんです。
こうしてみると、「几帳面」は「融通が利かない」といった印象も出てきますよね。
なんかちょっとネガティブな感じになってきましたが、「几帳面」って、果たして短所なんでしょうか?
それとも長所?
ということで、最後に「几帳面」は短所なのか長所なのかについて語って終わりにしましょう。
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几帳面は長所?短所?
「融通が利かない」といった印象も抱きかねない「几帳面」。
長所と言えるのでしょうか?
それとも短所なの?
これはもう就活でよくある言い換えの話になるか、主観の話になるかだと思います。
就活で使う言い換えなんて、お決まりの答えがあるテンプレなので敢えてここで語ることもないでしょう。
ちょっと主観で語ります。
個人的には、「几帳面」であることは長所だと思います。
「きちんとしている」って、どの角度から考えてもいいことですよ!
ただ「きちんとしている」って抽象的ですから、具体例を挙げてみましょう。
- 「きちんとしている」の具体例
- 書類に記入漏れが無いか確認できる。
- 業務の段取りを整えて仕事ができる。
- 仕事中にいつもと違うことが起こったら上司に確認しに行くことを当たり前にできる。
- 事前に内容を考えて「報告・連絡・相談」を過不足なくできる。
- 常に整理整頓しているので、無くし物や探し物が少ない。無くしてもすぐに見つかる。
- 情報を整理しているので、ミスややり忘れが少ない。データの確認もすぐにできる。
すごくないですか、コレ!!
これのどれか一つでも、毎日ルーチンで当たり前のようにこなしている人を、私は尊敬します!
これを長所と言わずしてなんと言うのか!!
もし「几帳面」なことが短所となる時があるとしたら、その几帳面さを人に押し付けてしまった時くらいでしょうか。
ちょっと例を挙げると・・・
- 一見、整頓されていないデスク。
パッと見、整理されていない書類の束。
仮にそんな状態だっとしても仕事をうまく回している人に対して、
「もっと整理整頓しなよ。」
とか言っちゃってたら、それはもう短所だと思います。
これは「几帳面」というよりも、「おせっかい」ということになりますかね。
「私几帳面だからさ~。ゴチャゴチャしてるの嫌なんだよね。」
とか言いながら、人をdisっちゃってるのとかは、発言したヒトの内面を整理整頓した方がいい案件ですよね。(笑)
これは「ゴチャゴチャしたのが嫌」なのではなく、「言っている相手のことが嫌」なんてパターンかも・・・
ゴキブリが出るほど汚いなら話は別ですよ。ww
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まとめ
今回は、「几帳面」と「真面目」の違いについて紹介してみました。
「几帳面は長所か短所か。」
という点にも、個人的な見解を交えて触れてみました。
もう一回おさらいしておきましょう。
- 「几帳面」と「真面目」の違い
几帳面:型にはまった様なきちんとした様子。
真面目:一生懸命で誠実な様子。
と、違いはこうなりました。
「几帳面は長所なのか短所なのか?」という点には、色々な意見があると思います。
が!!
個人的には几帳面であることは長所だと思っています。
「きちんとしてる」って、良いことです。
意外と誰にでもできることじゃないと思うんですよ。
最終的には、本人の意識ではどうにもならない領域まで達することもあるんですよ。
几帳面な面を他の人に押し付けっちゃった時が、短所として認識される場合じゃないでしょうか。
今回は以上です。
ご参考になりましたら幸いです。
(*゚ー゚*)ノ
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