心象と心証の違い！「しんしょうが悪い」はどっちを使う？

「しんしょうが悪い」という表現を聞いたことがあるでしょうか。

この表現は、不快な心の状態を表す表現であり、一般的には「心象」や「心証」といった言葉と一緒に使われます。

しかし、正確にはどちらの言葉を使うべきなのでしょうか。

まずは、「心象」と「心証」の意味について見ていきましょう。

「心象」の意味

「心象」とは、見た目や印象から想像される心の状態を表す言葉です。

つまり、外部からの刺激によって心がどのように反応するかを表します。

例えば、美しい景色や可愛らしい動物を見た時に心が躍るような感覚を表すことができます。

「心象」の例文・使い方

では「心象」の例文や使い方についてみてみましょう。

夕日が美しくて心象が良かった。

彼女の笑顔に心象が変わった。

「心証」の意味

一方、「心証」とは、人の言動や状況から想像される心の状態を表す言葉です。

つまり、人間関係や仕事の状況など、外部からの刺激によって感じる心の状態を表します。

例えば、嫌な上司やストレスの多い職場で働くことによって、心に不快な感情が生じることを表すことができます。

「心証」の例文・使い方

では「心証」の例文や使い方についてみてみましょう。

仕事が忙しくて心証が悪い。

彼女の言葉に傷ついて、心証が悪くなった。

「心象」と「心証」の違い

「心象」と「心証」は、ともに外部からの刺激によって生じる心の状態を表しますが、それぞれ異なる点があります。

まず、「心象」は、見た目や印象から生じる心の状態を表しますが、「心証」は人の言動や状況から生じる心の状態を表します。

つまり、「心象」は物事そのものによって生じる心の状態を表すのに対し、「心証」は、物事に対する人の評価や感情によって生じる心の状態を表します。

また、もう一つの違いとして、「心象」は一時的なものであるのに対して、「心証」は持続的なものであるという点が挙げられます。

例えば、美しい景色を見た時に心象が良くなったとしても、その感覚は一時的なものであり、すぐに変わる可能性があります。

一方で、嫌な上司やストレスの多い職場で働いていると、心証が悪くなり、その状態が持続する可能性があります。

結果「しんしょうが悪い」は”心象”か”心証”どっちを使う？

さて、今までの情報から「しんしょうが悪い」という表現は、外部からの刺激によって生じる不快な心の状態を表すことが多いことから、「心証」を使うのが適切です。

例えば、嫌な上司やストレスの多い職場で働いていることによって心が不快になった場合、それは「心証が悪い」と表現することができます。

ただし、「心象」を使うこともできます。

例えば、夏の暑い日に電車で揺られると、気分が悪くなることがありますが、これは見た目や印象から生じる心の状態であるため、「心象が悪い」と表現することもできます。

まとめ

「心象」と「心証」は、外部からの刺激によって生じる心の状態を表す言葉であり、それぞれ異なる点があります。

具体的には、「心象」は見た目や印象から生じる一時的なものであるのに対して、「心証」は人の言動や状況によって生じる持続的なものであるという点が挙げられます。

「しんしょうが悪い」という表現は、外部からの刺激によって生じる不快な心の状態を表す表現であり、一般的には「心証が悪い」と表現するのが適切です。

ただし、場合によっては「心象が悪い」と表現することもできます。

言葉の選び方によって、相手に伝えたい意図やニュアンスが変わるため、今回の記事を参考に正確な言葉遣いを心がけましょう。

今回は以上です。
最後までお読みいただきありがとうございました。