「上水道」と「下水道」の違い
記事公開日:2023年7月19日
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水道について考えると、上水道と下水道の言葉が頭に浮かびます。
でも、具体的にはどんな違いがあるのでしょうか?
今回は「上水道」と「下水道」の違いについて見ていきましょう。
「上水道」とは
上水道とは、私たちが日常的に使用している水道水の供給システムのことを指します。
上水道は、水源(ダムや河川、湖など)から水を取り入れ、浄水場で浄化・処理を行った後、配水管網を通じて家庭や事業所に水を供給します。
このような上水道システムによって、飲料水や調理水、衛生用水などを安定して利用することができるのです。
「下水道」とは
下水道は、使用済みの水や排水物を収集・処理するシステムです。
家庭や事業所から排出された汚水や下水は、下水道管を通じて下水処理場へと送られます。
下水処理場では、汚水を浄化・処理し、環境への悪影響を最小限に抑えた上で、河川や海などに排出されます。
このように下水道システムが整備されることで、衛生環境の改善や水質汚染の予防が図られています。
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「上水道」と「下水道」の違い
それでは次に「上水道」と「下水道」の具体的な違いについてみてみましょう。
仕組みの違いは?
上水道と下水道の違いは、その仕組みにあります。
上水道は、水源からの水を浄水場で浄化・処理した後、配水管網を通じて利用者に供給されます。
一方、下水道は、家庭や事業所からの汚水や下水を下水道管を通じて収集し、下水処理場で浄化・処理した後に環境に排出されます。
管轄の違いは?
上水道と下水道の管轄は、一般的には異なる組織や部署によって管理されています。
上水道は、都市や自治体が主体となって管理し、水道公社や水道事業局などの組織が運営しています。
対して下水道は下水道局や環境局などが担当し、下水道事業団や下水道公社が管理・運営しています。
普及率の違いは?
上水道と下水道の普及率は、地域や国によって異なります。
一般的に、先進国では上水道と下水道の普及率が高い傾向にあります。
都市部では、ほとんどの家庭や事業所が上水道と下水道に接続されており、快適な水利用環境が提供されています。
一方、途上国や地方部では、上水道や下水道の整備が進んでいない地域もあり、水資源や衛生環境に関する課題が残っています。
まとめ
今回は「上水道」と「下水道」の違いについて紹介しました。
上水道と下水道は、水の供給と排水処理を担当するシステムです。
上水道は、浄水場を通じて水源から取り入れた水を配水管網を通じて利用者に供給し、下水道は家庭や事業所からの汚水を下水道管を通じて下水処理場に送り、浄化・処理した後に環境に排出します。
上水道と下水道の違いは、仕組みや管轄、普及率などの側面から見ることができます。
今回は以上です。
最後までお読みいただきありがとうございます。
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