ジーンズとジーパン!呼び方の違いがあるのはなぜ?
記事公開日:2014年11月4日
最終更新日:2015年12月30日
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エドウィンや、リーバイスなどで売っている、
デニム生地で出来た、はきやすいズボン「ジーパン」
青や、深い蒼で作られたジーパンは、
穿くごとにイイカンジに色落ちしてイイ(・∀・)ですよね。
私も、会社が私服OKなので、通勤もジーパンで行っています。
はいっ!
ここで、違和感を覚えた人、挙手!
わかります。(*゚ー゚)(*。_。)(*゚ー゚)(*。_。)ウンウン
あなたの主張は、
「オイオイ、ジーパンってなんだよ、ジーンズだろ!」
ってところですよね!?
確かに言われてみると、ユニクロなどで売っている、
デニム記事のズボンを、
「ジーパン」という人と、
「ジーンズ」という人がいます。
果たして、どっちが正解!?
ということで、この2つの呼び名がある理由や、
どちらが正しいのか、について調べてみましたよ!
さっそく見てみましょう~
ジーパンってそもそもなんだ!?
「ジーパン」という言葉が生まれたのは、
今をさかのぼること60年前の1950年代。
1945年に世界大戦(戦争)が終わって、
日本には、米兵が駐屯するようになりました。
今も沖縄などに駐屯していますよね(^^
それまでは、日本にはジーパンは
存在しなかったんですよ~。
で、どっからジーパンが登場したかというと、
日本に駐屯している米兵(GI)がはいたジーパンを、
まだ使えるということで下請けにだしたんですね。
その米軍払い下げのデニムのパンツを扱ったお店が、
「GIのはくパンツだからジーパンだ」
と名付けたことで、始めて日本にジーパンが広まったとされています。
なので、ジーパンは、日本独自の呼び方なんですね~。
ちなみに、最初に売られてたのは、アメ横みたいですよ(^q^)
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ジーンズっていったいなんだ!?
では、ジーンズはどうでしょう。
こちらもデニム記事で作られたパンツのこと。
つまり、ジーパンと物は一緒ってことです。
こちらが物の名称として生まれたのは、
ジーパンよりも100年古く、1850年代。
場所はアメリカです。
そのころのアメリカは、カリフォルニアから始まった、
ゴールドラッシュ(金発掘ブーム)の真っ只中。
それまでのズボンは生地が薄かったので、
金を発掘するために金鉱で、
「あ、掘って、掘って、掘りぬいて、っと」
と、発掘作業をしていると、ズボンがすぐに
ぼろぼろになってしまっていたのです。
そこで登場したのが、丈夫なデニム生地を素材にしたジーンズ。
しかも藍色は虫除けにもなるということで、
当時の鉱山労働者の間で大ブレークしました。
いずれにせよ、「ジーパン」は和製英語で、日本だけの名称。
海外では「ジーンズ」と呼ばれています。
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デニムについて
ちなみに、ジーパンのことを「デニム」という人がいますが、
これは、生地の名前のことです。
なので、まぁ、間違いではないのですが、「デニム」だけだと、
シャツなのか
ジャケットなのか
ワンピースなのか
ジャケットなのか
ワンピースなのか
よくわからないですよね(^^;
個人的には、流行による呼び名という気がします。
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まとめ
今回は、ジーンズとジーパンの由来や、
呼び名が違う理由について紹介しました。
まぁ、結論を言うと、どちらが正解って言うのはありません。
だって、時代によって呼び名が変わってるんですもの。
- 1945年~:ジーパン(当時はジーンズとは言われていなかった)
- 1950年~1970年:デニムのジャケットやジャンパーが流行る
- 1970年~:ジーンズと呼ばれ始める
なので、感覚としては、年齢が上のほうの人は、
「ジーパン」と呼ぶ傾向が強いみたいです。
まぁ、私は30代ですが、「ジーンズ」とは呼ばず、「ジーパン」ですけどね(^^;
でも確かに調べてみると、「ジーパン」のウィキペディアは存在せず、
ジーンズのみ、ウィキペディアが存在してました。
ただ、ウィキペディアができたのは、2000年を過ぎてから。
ジーンズという名称が日本で広まったのは、1970年代に入ってから。
それまでは、すべてジーパンと呼ばれていたわけです。
なので、「シーパン」と呼んでも「ジーンズ」と呼んでも
「どっちが正しい!」というのははっきりいえません。
まぁ、何を指しているかがわかれば、コミュニケーション上は問題ないので、
いままでどおり、好きなほうの固有名詞を使ったらよいと思います(^^
「こっちが正しい呼び名だぜ!」
なんて主張は、この場合はナンセンスです(笑)
もう20年たったら、また別の呼び名で呼ばれているかもしれませんね(^^
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お邪魔します。
戦前の日本にもジーンズはありましたよ。あの関東大震災(1923)の後、アメリカからの救援物資として衣料品が届きましたが、その中にリーバイスのジーンズも含まれていました。
もちろん当時はアメリカでも「作業服」として使われていたもので、ファッションとしてのものではなかったので「ジーパンはなかった」の記述は間違いではありませんが。
当時のリーバイスを誰かが使わずに保管していたら、今頃はとんでもない価値があったでしょうね。(^_^)
失礼しました。
>Buzzさん
コメント&貴重な情報ありがとうございます。
歴史を感じる含蓄のあるお話ですね。
確かに90年もののリーバイスのジーンズは見たことがないですね。(笑)
こういったお話をお聞きすると、いまからでも1着くらい、
エドウィンのジーパンをキレイにとっておきたくなりますね。
50年後にはプレミアがついているかも!?
と、いっても生きているかは分かりませんが。(笑)