降水量の定義とは?降雨量との違いは?

記事公開日:2014年11月17日
最終更新日:2016年3月2日

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降水量とは?降雨量との違いは?

昨夜、北海道では観測異常の降水量となりました

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てな感じで、テレビでアナウンサーが行った時、

えっ。北海道ってそんなに雨が降ることあるの??

なんて、疑問に思ったこと、ありません?(^^

東京などで大雨が降ると、地下鉄が水浸しになったり、
川が氾濫したりと、大変なことになりますよね。

ニュースでも地下鉄や、川の映像が流れて、
リポーターが中継したりします。

でも、北海道ですごい降水量だった、なんていっても、
別にそんな話はニュースになっていなし~。

と、いうのは、

実は、実際に「降雨量」という、
雨の量をあらわす言葉もあります。

でも、ニュースなどでよく耳にするのは、

降水量

のほうですよね。

では降水量とはいったい何なのか。

そこで今回は、降水量と降雨量の違いや、
そもそものそれぞれの意味について紹介します。

それではいってみましょう~


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降水量とは?


では、まず降水量についてみてみましょう。

降水量の水というのは、
実は雨のことだけではありません。

たとえば


  • あられ

  • ひょう


  • なども含んでいます。

    なので、そんなに雨が多くない北海道の地域でも、雪が多いため、
    ほかの地域と比べても、降水量はそんなに少なくないというワケではないんです。

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    降水量の単位


    まず、降水量の単位ですが、ニュースなのでは、
    大雨の時に、20mmとか30mmって表現が多いですよね。

    実はこの「mm」というのは、

      1時間にどれだけの雨が降ったのか。

    ということを表しています。

    この「mm」というのは、体積を表す数値で、
    全国に設置されている機械で測られています。

    もしも地面が平坦だったときに、
    指定した時間でどれだけの深さになるか。

    というのが、降水量の指標になってるんですね~。

    たとえば、時間あたり20mmの雨

    という場合は、水が流れず、地面にしみこまない場合に、
    雨が降り続けたら、2cmの深さになる

    ということを表しているのです。

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    降水量の種類


    一般的に、ニュースでやっているのは、
    時間当たりの降水量を発表しています。

    ゲリラ豪雨などのニュースの時も
    一時的に豪雨になったりするので、
    時間単位で見たほうが都合がいいんですね(^^

    降水量を表現する方法は実は1つではありません。、

  • 時間降水量(ニュースなどで使われる)

  • 日降水量(一日あたりの降水量)

  • 24時間降水量(雨の激しさを表現しやすい)


  • など目的に応じて、表現方法が変わってきます。

    ニュースで時間/mmで表現するのは、
    一時的にザーっと雨が降ったことを伝えたいからなんですね。

    時間降水量の表現方法


    ただ、mmて表現されても、イマイチどれくらい降ったのが、
    ピンとこなかったりしますよね。

    そんな場合に、○○mmの雨といった時に、
    どれくらい降ってるのか表現したのが以下の表です。

    表現方法 降水量
    やや強い雨 10mm以上20mm未満
    強い雨 20mm以上30mm未満
    激しい雨 30mm以上50mm未満
    非常に激しい雨 50mm以上80mm未満
    猛烈な雨 80mm以上

    30mm以上の時は、かなり強い雨のことが多く、
    台風が来たときや、七夕豪雨のときなどは、
    激しい雨、非常に激しい雨、と表現されます。

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    降雨量とは?


    では、次に降雨量について。

    降水量は、雨以外の、雪、ひょう、あられ
    なども含んでいましたよね。

    降雨量の場合は、文字通り、
    雨のみを測定した場合の数値となります。

    なので、冬の場合は雨量は
    北に行けば行くほど少なくなります。

    ご存知、雪が多くなるからですね(^^

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    世界と日本の降水量


    ちなみに、梅雨や山に降る雪などをかんがみても、
    日本の降水量は世界に比べてかなり多いです。

    フランスなどのヨーロッパの国や、
    同じアジアである中国をみても、
    年間降水量はだいたい700~900mm

    大して日本は、年間1700mmの降水量があります。

    しかも、冬はほとんど雨が降らないので、
    12月は平均40mm程度。

    しかし、台風が頻繁にくる9月になると、
    平均200mmと、冬に比べて5倍になります。

    東京の年間降水量は、約1500mmほど。

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    超雨が降りまくってるイメージがあるアマゾン川流域でも、
    年間平均降雨量は2300mm前後なんですよ。

    まぁ、おかげで年間を通してメリハリがあり、
    四季の美しさも日本ならではなのですけどね。

    知り合いの海外から日本に移りすんだ友人も、

    梅雨の時期のじめじめした雰囲気は耐えられん!

    なんて言ってましたが、日本人にとっては慣れっこの雨も、
    世界の人からみると、実はかなりの雨量なんですね~。

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