清算と精算の違いと使い分け!飲み会の経費はどちらを使う?
記事公開日:2015年12月30日
最終更新日:2019年11月12日
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飲み会を開催した後でお金を集めるときに、
「精算」
という言葉使いますよね。
でも支払うという意味で「清算」と書く場合もあります。
この二つはどう違うんでしょうか。
会計を先にして、後で払ってもらおうとメールをする時に、どちらの「せいさん」を使ったらよいのか、迷ってしまうことってありませんか?
(^^;
どちらもお金を支払うイメージが強い言葉ですが、どういうふうに使い分けたらいいんでしょうか。
今回は、
この2つの意味の違いを紹介します。
清算の意味と使い方
「清算」という言葉には、
- それまで積み上げてきた関係を解消する
- ツケを支払う
という意味があります。
「けじめをつける」
「はっきりさせる」
「はっきりさせる」
というニュアンスが強いので、だらだら続いている友人や恋人など人間関係に関する交流を解消する際にも使われたりします。
また、借金をしている人が自己破産したり免責をする場合も「清算」を使います。
金銭的な計算の場合にはあまり「清算」は使わないのですが、借金を解消する場合は「けじめをつける」という意味合いがあるので「清算」の方を使います。
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精算の意味と使い方
では次に、もう一つの「精算」をみてみましょう。
精算は、
- 細かく計算する
- 金額を確定させる
という意味合いがあります。
ただここで注意したいのが、清算は「お金を支払う」という意味ではなく、キッチリ計算して金額をはじきだすことを言っています。
わかりやすく言うと、「精算」の対義語はざっくりと大ざっぱに計算するという意味の「概算」となります。
精算の対義語 → 概算
支払い分を計算し、人数分で割ったり、領収書の金額を計算し直して提出したりする際によく使われます。
なので会社の経理担当や経理部などでは日常的に使われているのです。
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清算と精算の違い
以上の意味の踏まえて、2つの違いをチェックしてみましょう。
「清算」という言葉は金銭的な貸し借りなどの結末をつけることが語源になっているので、元々は金銭に関係のある言葉だったのですが、現在ではその意味合いも変わりました。
結果として「けじめをつける」「始末をつける」というニュアンスの方が意味合いとして強くなり、「清算」は人間関係にけじめをつけること、解消すること、という意味として多く使われています。
例としては、
- 「悪い仲間たちとだらだら付き合ってきたが今日で清算しよう」
「年末までには借金を清算しよう」
といった使い方ができます。
一方「精算」は、細かく金額を計算するという意味なので、お金に関する詳細な計算が関わるのであれば「精算」の方の漢字を使うとよいでしょう。
例としては、
「この領収書、精算しておいてね」
「飲み会の経費、後日精算してメールで教えてくれない?」
「飲み会の経費、後日精算してメールで教えてくれない?」
といった使い方ができます。
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まとめ
今回は「清算」と「精算」の違いについて紹介しました。
まとめますと、
「清算」 → 今まで付き合いを解消する場合
「精算」 → 金銭面での細かい計算の場合
「精算」 → 金銭面での細かい計算の場合
といった使い分けができます。
なので、飲み会の経費を計算したり、支払いメールを送る際は「精算」を使うのが適切なのです。
「誰が払っていて、誰が払っていないのか、確定して金額の帳尻を合わせたいので協力してね!」
というのが「飲み会の精算」のニュアンスになります。
今回は以上です。
参考になりましたら幸いです。
(*゚ー゚*)ノ
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漢字の意味合いは勉強になりますね。
しかしながら今年中にどちらとも当てはまるせいさんがあることに気づき、行動に移してみようと思います。
金額は確定しているが、どの予算で「せいさん」するかという時に「精算」は違うんじゃないかと思ってしまいます。
こういう場合はせいさんでなく処理とでも言った方がいいですかねえ。