マナーとモラルの違い!ルールやエチケットとはどう違う?
記事公開日:2016年5月14日
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よく知人や家族と喧嘩するときなど、
「それはマナーがなっていないんじゃない?」とか
「あなたの言っていることはモラルに欠ける!」など、
そんな言葉を交わす時がありますよね。
しかし、マナーもモラルも言葉はなんとなくわかるのだけど、
具体的にどのような意味の違いがあるのでしょうか。
「なんだか全部同じような意味のような…。」
いえいえ。
やっぱりちゃんと違いがあります。
そこで今回は、この2つの違いについてまとめました。
ルールやエチケットなどの他の似た言葉にも焦点をあてて紹介していきます。
それではさっそくみていきましょう!
マナーとモラルの違い
マナー
まず、マナーについてですが、簡単に説明すると我々が生活するうえにおいて自他ともに心地よく過ごすための知恵から生まれた礼儀作法のことです。
たとえば、ナイフとフォークの持ち方が一般的にマナーとして扱われることが多いですよね。
食事をする際に他者と楽しく交流をしたり、衛生面にも気遣いができるような礼儀作法ということになります。
モラル
では、モラルについてはどうでしょうか。
モラルという言葉を辞書などで検索すると、必ずと言っていいほど「道徳」や「倫理」という言葉がヒットしますね。
単純に英語のMoralを訳しているわけですが、具体的にマナーとの違いはあるのでしょうか。
マナーは先述の通り、人間が意識して作り出した礼儀作法。
それと比べてモラルは、無意識のうちに心の中で善悪を判別して作り上げた概念ということになります。
道徳や倫理ということですが、これは人それぞれ育った環境や意識の違いでモラルの内容も変わってしまいます。
人を殴るのはモラルに反するという人もいれば、教育の場で教員が生徒を指導の名のもとに殴ることをしつけだと考える方もいますよね。
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ルールとエチケットについて
では次にルールとエチケットについてみてみましょう。
ルール
ルールに関しては、マナーなどとは大きく異なります。
最も顕著なのは法律です。
社会の中で生きていくために法律というルールを守らなければ罰せられることもあります。
歴史や環境によってルールも異なりますが、強制力をもっているという点では共通しているわけです。
エチケット
エチケットですが、この違いは非常に微妙な判定になります。
マナーと同じような礼儀作法の意味で用いられることが多いのですが、実際にはマナーよりも狭義の意味で解釈する必要があります。
マナーは公共の場(観光地でのゴミの分別など)やあらゆる場面で適用されますが、エチケットは個人レベルで適用するのが正しいと言えます。
もとはフランス語なのですが、“レディーファースト“などは、マナーよりもエチケットに近い礼儀作法ということになります。
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使い方の違いについて
すでにマナー、モラル、ルール、エチケットの4つの言葉の違いについて説明しましたが、ここでおさらいしておきましょう。
まず、明らかに違うのはルールですね。
たとえば、人の物を盗んだことが警察に見つかってしまったら法律というルールによって裁かれます。
4つの言葉の中で唯一絶対の強制力を持つのが「ルール」です。
次にモラルに関しては、人それぞれの価値観に基づいた善悪の解釈ということです。
価値観によって違いが出てくるのですから、喧嘩の際に「モラル」を持ち出すのはナンセンスかもしれませんね。
最後にマナーとエチケットについてです。
先述のように、日本ではほとんど違いはありません。
マナー > エチケット
という解釈でOKです。
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まとめ
以上、4つの曖昧な言葉について説明させていただきましたが参考になったでしょうか。
マナー | 礼儀作法のこと |
モラル | 善悪を判断して作り上げた概念 |
ルール | 強制力を持った決まりごと |
エチケット | マナーより狭義の礼儀作法 |
個人的に一番使いづらく感じたのは「モラル」ですね。
強制力の弱い自主的なマナーと、強制力の強い絶対的なルールの違いさえ覚えておけば大きな問題はないと思います。
他人に注意するときや、口論になった際は相手の揚げ足とりを避けるために(?)4つの言葉の違いをしっかり理解した上で使い分けたいものですね。
今回は以上です
ご参考になりましたら幸いです。
(*゚ー゚*)ノ
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