イナゴとバッタの違い!区別はあるの?食用にできるのはどっち?

記事公開日:2016年6月7日
最終更新日:2019年11月15日

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長野に先輩がいるのですが、
以前泊まりで遊びに行ったときにショックを受けました。

というのも、先輩の知り合いの方の夕ゴハンに
お呼ばれして一緒にいったのですが、そこには・・・・

イナゴの佃煮が・・・・!!Σ( ̄□ ̄;)


確かに子供のころは見たこと、食べたことありましたが、
大人になると、ちょっとキツイですね。(^^;

あのみたまんまのバッタの姿煮が・・・。


しかし、せっかくご用意いただいた以上、
意を決して食べてみると意外とおいしい。

田舎に行くと、今でも昆虫を日常的に食べる地域があることにちょっと驚くとともに、ふと疑問が沸きました。

イナゴってよく食用に食べられたりしますが、原っぱなどにいるバッタなどもやろうと思えば食べることってできるのでしょうか。

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たとえばトノサマバッタの佃煮とかってあまり見かけませんよね。

イナゴとバッタでは味が違うのでしょうか。

と、いうことで!

今回はバッタとイナゴ、いったい何がちがうのか。
区別されているのか、食用にできる種類があるのかなど、この2つの違いについてまとめました。


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イナゴとバッタの違い


イナゴバッタ、いったい何が違うのか。
まずは生物的な分類を見てみましょう。

イナゴ バッタ亜目イナゴ科
バッタ バッタ目バッタ科

この手の分類にたびたび出てくる(○○亜目)や(○○亜科)などは、「○○によく似てるけどちょっと違う」ぐらいの意味だと捉えていただければOKです。

今回も細かいカテゴリが設けられてはいますが、実はイナゴ科自体がバッタ目のなかに含まれているため、大きな括りでは両者は同じと言えます。


実際、イナゴとバッタは見た目もそっくり

どちらも発達した後脚をもっていて、それを活かした高い跳躍力が特徴です。

イナゴのほうが茶褐色の割合が多いのは、水田で擬態しやすくするためだと考えられています。

イナゴは漢字で(稲子)とも書くことから、稲穂にとりつくのをイナゴ、草むらにいるのをバッタと区別している地域もあるようです。

稲を食べるイナゴは人間にとって害虫にあたるので、明確な区別が必要なのですね。

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ちなみに、バッタを漢字で書くと

飛蝗」。

はひと文字でイナゴと読みます。

  • 飛蝗(バッタ)

  • (イナゴ)


  • このことから、イナゴがバッタの一部ではなく、バッタがイナゴの一部なのかも?
    と勝手に想像してみたものの、真意のほどはわかりません。
    ヾ(;´▽`A“


    バッタはテリトリーによって、植上性と地上性に分けられます。

    植上性の代表は

  • トノサマバッタ

  • カワラバッタ


  • などがいます。

    彼らは植物にしがみつきやすくするため、すき間に吸盤状の器官がついた特殊な爪をもっています。
    この吸盤を活かし、ガラスのようなすべりやすい表面も自在にすべることができるわけですね。

    地上性の代表は、

  • ショウリョウバッタ

  • オンブバッタ


  • などがいます。

    おもに草むらで生活しているため、植上性に見られる吸盤は持ちません。

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    バッタの食用について


    さて、バッタとイナゴの違いをみてみたところで、次に本題の食用とされる理由についてみてみましょう。

    見た目はよく似ているイナゴとバッタですが、味はまったく違うようです。

    イナゴはほどよい甘さがあり、佃煮にすれば充分においしく味わえます。

    が、バッタは苦みばかりが口に残り、はっきり言っておいしくないのだそうです。
    それに、バッタは頭部が固く、噛んだ時の食感が良くないのだとか。

    ちなみに、イナゴよりもおいしい昆虫はいるのでしょうか。
    ついでなので調べてみました。
    (^^ゞ

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    食用とされる昆虫について


    食用昆虫グルメマニア(?)の間でダントツ人気なのがカミキリムシの幼虫

    鍋でサッと炒めると外側が香ばしくなり、中はバターのようなクリーミーな味わいになるのだとか。

    そのなめらかな食感から、「昆虫界のトロ」と称されるほど。

    カイコのようなウネウネした見た目で、食べるにはちょっと勇気が必要ですが、思いきって一歩踏みだしてみれば新たな食の扉が開けるかもしれません。

    他にも、オオスズメバチの蛹セミの幼虫など、調理法によっては肉や魚と変わらない味を楽しめる昆虫もいるそうです。

    一見グロテスクな虫たちも、高級フレンチ並みに変身することもあるのかもしれませんね。

    私は、イナゴでおなかいっぱい。
    これが精一杯です。
    ( – q – )

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    まとめ


    今回は、イナゴとバッタの違いについて紹介しました。

    イナゴとバッタは、分類上は大きな違いはありませんでした。
    かつ、同じバッタでも地上性と植上性では、爪の構造に差があることがわかりました。

    バッタが食用に適さないのは、より移動範囲の広い生活環境を選択した結果、筋肉が発達しすぎたせいなのかもしれませんね。

    地球規模で人口が増えつづけ、人類は食糧難の時代に突入すると言われていますよね。
    そうすると近い将来、昆虫たちが人類の食糧危機を救ってくれるかもしれませんね。

    そうならないことを祈りますが…。

    今回は以上です。
    ご参考になりましたら幸いです。
    (*゚ー゚*)ノ

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