台風と温帯低気圧の違い!変わるとどうなる?
記事公開日:2016年6月19日
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夏は台風が多くなる季節ですよね。
しかしテレビの天気予報などを見ていると、
「温帯低気圧の影響で~・・・」
なんていう言葉を耳にすることもありますよね?
そんな時は、大雨や台風の予兆、サインになっています。
さてさて。
台風と温帯低気圧。
と、いうことで!
今回は台風と温帯低気圧の違いについてまとめました。
台風とは?
まず、基本的なところから。
台風とはいったいどういうものなのでしょうか。
台風というのは、熱帯、亜熱帯の北西太平洋や南シナ海の海上に存在する
熱帯低気圧
のうち、中心付近の最大風速が17.2 m/s以上、34ノット以上のものを指します。
ほとんどのものは夏から秋にかけて発生します。
その地域や最大風速によって別名もあり、
最大風速が17.2m/s以上のものを「サイクロン」
最大風速が32.7m/s以上のものを「ハリケーン」
と呼んでいます。
日本では古くから「野分」や「大風」「タイフーン」と呼ばれていて、
また、アメリカなどでは「ジュディ」や「カスリーン」など女性の名前が付くこともあります。
女性の名前が着く理由は・・・・。
なんとなく想像がつきそうですね。
よほど激しいのでしょう。
(^^;
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温帯低気圧とは?
さて、ではもう一つの温帯低気圧とはどういうものなのでしょうか。
温帯低気圧とは、北側の寒気と南側の暖気とのさかいめで発達した低気圧のことをいいます。
赤道からの暖気と、両極からの寒気が温帯気候の地域で接触することによって起こります。
台風と温帯低気圧の違いは?
よく天気予報で、
「台風は温帯低気圧に変わりました」
と言っていますよね。
実は台風と温帯低気圧にはいくつかの違いがあり、変化によって台風の基準を満たさなくなると温帯低気圧へと呼び名が変わります。
なぜ変化が起こるかというと、多くの場合、台風が北上するにつれて周囲の冷気を取り込んでしまい、さかいめができることによって、台風から温帯低気圧へと構造が変化するのです。
また、台風は風が強い場所は中心付近に集中しているのに対し、温帯低気圧は全体的に強風が起こるといった特徴があります。
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台風が温帯低気圧に変わるとどうなる?
天気予報で耳にすることはありますが、実際に台風が温帯低気圧に変化する現象というのはどういったもので、どういった違いがあるのでしょうか。
台風というのは熱帯低気圧の一種なので、中心付近には暖かい空気のみが存在しています。
しかし、温帯低気圧というのは、寒気と暖気とのさかいめで発達した低気圧のことなので、寒気が混じることになります。
つまり、
というより
性質が変わった
といった方が近いでしょう。
台風から温帯低気圧に変化すると、
「台風じゃなくなったなら安心!」
と思ってしまうかもしれませんが、性質が変わっただけで風速が弱まったわけではありません。
規模によっては台風よりも被害が多いこともあるので、十分に警戒する必要があるでしょう。
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まとめ
今回は台風と温帯低気圧の違いについて紹介しました。
台風というのは熱帯低気圧の仲間で、基準を満たしているもののことをいいます。
温帯低気圧というのは北の寒気と南の暖気とのさかいめで発達した低気圧のこととなります。
この2つは似ているようで構造に違いがあるんですね~。
今回は以上です。
ご参考になりましたら幸いです。
(*゚ー゚*)ノ
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