チョッキとベストの違い!これって言い方が違うだけ?

記事公開日:2016年7月21日
最終更新日:2019年11月15日

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上着ではないけど、下着でもない。

インナーとアウターの中間として着られることの多い、

ベスト

同じ見た目なのに、

チョッキ

と呼ぶこともあったりして、ちょっとまぎらわしいですよね。

  • 着る場面によって呼び分けてるの?

  • 年齢層によって呼び方が違う?

  • 実は2つとも同じもの?

  • null

    実際のところはどうなのでしょうか。

    今回はちょっと気になるこの2つの違いについてまとめました。

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    チョッキについて


    チョッキは、丈がみじかく袖のない胴着を指し、
    上着と下着の間に着るのがおもな用途です。

    結果的に3枚重ね着することになりますから、秋口から冬にかけての洋服と言えそうですね。
    チョッキだけを直接きている人なんて、確かにあまり見かけません。


    チョッキの語源には諸説あります。

  • 日本語の「直着」が変化したもの

  • 「ちょっと着る」の省略形

  • フランス語の「jaque」、ポルトガル語の「jaqueta」が変化したもの

  • 「ジャケット」が訛ったもの


  • 日本語説と外来語説両方ありますが、今のところは日本語由来説が有力のようです。

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    ベスト


    次は「ベスト」についてみてみましょう。

    ベストは英語の「vest」が由来で、役割としてはチョッキと同じです。

    つまり、チョッキとベストは同じものなんですね。

    チョッキとベストは同じもの


    ちなみにベストというのは、アメリカからきた呼び方です。

    イギリスでたんに「vest」というと袖のない肌着を表し、アメリカ英語のベストとは区別されています。


    日本でいうチョッキ(またはベスト)をイギリスで探したい時には「waistcoat(ウェストコート)」と表せば伝わります。

    日本のチョッキにあたるものはフランスにもあって、そちらは「gilet(ジレ)」と呼ばれています。

    フランスの場合は、袖がないのは同じですが、上着としての役割が強く、背中側や裏地にも質の良い生地が使われていたりと、ファッション性により重点を置いているようです。

    チョッキとベスト、そしてジレ。
    同じ言葉でも、国によってニュアンスが微妙に違うんですね。

    意味するものはみんな同じなのに、言葉としてのニュアンスが少しずつ違っています。

    チョッキはおじいちゃん・おばあちゃんの言い方という気がするし、ベストでさえ、日常の場面で使う機会がだんだんに減りつつあります。

    ジレは一部のファッション雑誌やオシャレな洋服店でしかお目にかからない言葉だし…。
    今のところはまだ、ベストが多数派なのでしょうか。

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    まとめ


    今回はチョッキとベストの違いについて紹介しました。

    結論として、日本ではチョッキとベストは同じ意味で使われています。

    ただ、たんにベストといってもイギリスでは袖のない肌着を表したり、フランスではちょっとオシャレな上着を表したり、国によって意味合いが微妙に違います。

    日本でいうチョッキは、イギリスではウエストコート、フランスならジレと呼ばれています。

    言葉の使われ方は時代とともに変わっていくもの。

    親や友達に、ベストとチョッキ、どちらの呼び名で呼んでいるかを聞いてみるのもおもしろいかもしれませんね。

    今回は以上です。
    ご参考になりましたら幸いです。
    (*゚ー゚*)ノ

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