「電機」と「 電気」と「 電器」の違い!役割の違いや英語での表現は?
記事公開日:2023年8月26日
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デンキ
と聞いて、どんな漢字を思い出すでしょうか?
ちゃんと変換するとどの字も出てきますし、間違っているわけではなさそう…
でも、違いって分からなくないですか?
電線を流れてるやつは電気、家電製品なら電…キ…!?
概念とか違うのかしら!?
意味も違う!?
と、言うことで!!
今回は、電機と電気と電器の違いについて見ていきましょう!
それぞれの意味
まずは電機と電気と電器、それぞれの意味を見ていきましょう!
電機とは?
電機は、電力を使って稼働する大型の機械のことを指します。
「電気機械」や「電気機械器具」の略なんです。
「電気機械器具」の「器具」には電池や電球、集積回路が含まれています。
こうなると、どんなものか想像がついてきますよね。
その辺は具体的に後ほど述べるとして、次は「電気」についてみていきましょう。
電気とは?
電気は、説明がやや難しいのですが、高校化学をやっていた人は「原子核の周りにある電子」を思い出してもらえたらな~。。。なんて思いますが、私も思い出せません。(笑)
簡単に言うと、「原子の周りを飛び回っている超小さい粒=電子」と思って見てください。
この電子は金属の中では自由に飛び回る「自由電子」というやつがいて、これが決まった方角に流れ始めると「電気」になるんです。
金属を細~~くしてあげれば、そこを自由電子は決まった方向に流れ始めます。
金属を細~~~~~~く、長~~~~~~~~~~くして、はい!!電線のできあがりです!
なので、日常的に目にするものを使ってすごく簡単に表現すれば、「電気=電線の中を流れているエネルギー」みたいな感じになります。
では、最期は「電器」ですね!
電器とは?
電器は、「電気器具」の略です。
「電気機械」や「電気機械器具」とどう違うかと言えば、この2つよりも「小さくて比較的単純な作りの電気を使う機械」というのが電気器具と言うことになります。
身近な例で言えば、「白物家電」と言うやつが電器に相当します。
ここまでで、「電機・電器」と「電気」が全く違うものだということが分かったと思います!
なので、次は「電機」と「電器」のもつ役割の違いを見ていきましょう。
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電機と電器の役割の違い
「電機」も「電器」も、どちらも電力を使って動く機器や器具の事を指していましたよね。
更に、「電器」の方が「小さくて、作りが比較的単純なもの」となってましたよね。
大きな機械を見慣れている人だと、なんとなく想像できるかもしれません。
が!!
実際の所、「小さくて、作りが比較的単純なもの」ってナニ!?
って感じになりますよね。
なにで、ここで電機と電器の役割の違いをチェックしてみましょう。
まずは「電器」と呼ばれるものの具体例を挙げていきましょう。
一例ですが、日常的に使う家電製品ですよね。
こういった家電製品が「電器」です。
では、「電機」はどうか?
と言うと、日常生活で使う物ではなく、大きな電力を使って工場や専門の研究機関で使うようなものを指していると思ってください。
想像できそうなもので例を挙げるとすると、発電装置や発電所の制御装置のような機械です。
こうして見ると、
こんな感じで役割の違いを見ることができますよね。
これは一つの見解なので、他にも見出せる違いがあるかもしれません。
が、あまり掘り下げても沼にハマるので、ここで一区切りとしますね。
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英語表現の違い
最期に、英語表現の違いを見ていきましょう。
- 「電機」の英語表現
Electrical Engineering
Electrical Technology
Electrical Systems
全体的に「技術」や「システム」を指す表現ですよね。
- 「電気」の英語表現
Electricity
Electrical power
Electric energy
こちらは「エネルギー」や「パワー」を表現していますよね。
- 「電器」の英語表現
Electrical appliance
Electrical device
Electrical equipment
「電器」の英語表現にはいくつかバリエーションがあるので、一概には言えませんが「デバイス」や「アプリケーション」を指しています。
デバイスとは道具を指しているので、やはり「電器」は道具と言うことになりますね。
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まとめ
今回は「電機」と「電気」と「電器」の違いを見ていきました。
- 「電機」「電気」「電器」の違い
- 電機:電力を使って動く機械の中でも複雑な機構を持ち専門性が高く、大型のもの。
- 電気:電線の中を流れているエネルギー。
- 電器:電力を使って動く機械の中でも比較的単純な機構を持ち、小型で日常的に誰でも扱う事のできる道具。
こんな感じで違いがまとまりました。
スマホやテレビも「電器」の仲間ですね。
電気の説明って、地味に難しいですよね。
今回ここで説明した内容は、ものすごく簡単にしたものです。
より正しい理解が欲しい時は、物理化学の分野を見てみてくださいね!
知り始めると楽しいですよ♪
今回は以上です。
ご参考になりましたら幸いです。
(*゚ー゚*)ノ
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