鴨とガチョウの違い!アヒルとはどう違う?フォアグラだとどっちが高級?

記事公開日:2016年6月2日

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池のある公園にいくと、

がぁ、がぁ、ぐわっ

っとなきながら、見えないところで足をしゃかしゃかさせながら、
優雅に水面を「スィー」と進んでいる鴨(かも)

でも、あの鴨って、ひょっとしたら鴨じゃなくて、
ガチョウ鴨・・・

もとい、ガチョウかもしれないですよね。

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鳥のなかには外見がよく似ていて、見分けがつきにくい種類がいます。

ガチョウ

とても似ていますがどのような違いがあるのでしょうか。

食べ物でも「フォアグラ」という高級料理がありますが、
アレって、原料は鴨?それともガチョウ?

と、いうことで!

今回は、鴨とガチョウの違いについてまとめました。


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ガチョウ


まずはガチョウの方からみていきましょう。

ガチョウの方は生物学的な分類で言うと、カモ目カモ科ガン亜科に属しています。

要するに、雁(ガン)の仲間ということですね。

外見や体の色はアヒルによく似ていますが、まったくべつの種類です。


ガチョウはもともと、自然界には存在しませんでした

野生の雁を人間が飼いならした結果、現在のように枝分かれしたのです。
その意味では、ニワトリと同じ道をたどっていると言えますね。

ガチョウやニワトリのように、人間が家畜化した鳥を家禽(やきん)と言います。
アヒルは鴨の家禽です。

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ガチョウの性格は実は攻撃的。

警戒心がとても強く、外敵が近づくと首を精一杯伸ばしながらしつこく追いかけまわします。

くちばしは意外な威力をもち、油断しているとけっこう深い傷を負うほどです。

その闘争心の強さから、古代ヨーロッパでは番犬ならぬ番鳥として重宝されていたと言われています。
あの独特な甲高い鳴き声で迫られたら、誰だって逃げだしたくなりますよね。

    う・ん・ち・く

    ちなみにガチョウは漢字で「鵞鳥」と書きます。

    (鵞)の上の部分は、ガチョウの鳴き声を表しているのだそうです。

    ガーガーと大声で鳴くから、鵞鳥

    このパターンは蚊や鳩にも見られます。

    はブーン、はクークーと鳴きますよね。
    漢字にはたくさんの情報が詰まっているのですね~。

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は鳥類のうち、カモ目カモ科に分類されます。

雁とは別系統で進化しているため、ガチョウとはちょっと遠縁の親戚、という感じでしょうか。

ここまでの流れを整理すると、

を家畜化 → ガチョウ
を家畜化 → アヒル

という図式になります。

大きな違いは飼いならされているかどうか、ですね。

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フォアグラについて


さて、「家畜化」ということはこれすなわち、「食べるため」となります。

もちろんお肉も食材になるのですが、食べられる部位の一つに肝臓
つまり、フォアグラがありますよね。

食材の原料として、鴨もガチョウもフォアグラになります。

鴨もガチョウもフォアグラとして食べられるといっても、
どちらがよりおいしいのでしょうか。

ちょっぴり残酷な疑問ですが、ちょっと気になりますよね。
|・ω・)

・・・・・・・

プロのシェフや食通の間では、鴨よりもガチョウのフォアグラのほうが高級とされています。

鴨肉よりも肉が溶ける温度が高いため、幅広い調理法に対応できるのがそのおもな理由のようです。

時間をかけて生産されたガチョウのフォアグラはまったりとした味わいで濃厚なコクがあり、ステーキやソテーでもおいしさを堪能できます。

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ただし、鴨のフォアグラも負けてはいません。

有名な品種としては、

  • シャラン鴨

  • バルバリー鴨

  • ミュラー鴨


  • などがあり、世界中のグルメたちをうならせています。

    ガチョウのフォアグラにはないあっさりとした味わいを楽しめます。

    ちなみに、日本に輸入されるフォアグラ(鴨肉)の約3割はイスラエル産です。
    ちょっと意外ですよね。

    羽毛にしてみると


    なんかちょっとアレな話が多いですが、次は羽毛の温かさについてです。

    鴨さん、ガチョウさん、すいません。

    羽毛で比べてみても、ガチョウのほうが鴨よりも品質が良いようです。

    体型や羽のかたちの違いなどが理由として挙げられますが、鴨のほうも比較的安価で手に入るというメリットがあります。

    用途に応じて使い分けると良いですね。

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    まとめ


    今回はガチョウと鴨の違いについてまとめ。

    両者の決定的な違いは。

    もともと野生だったかどうか


    ということになります。

    鴨は野生種ですが、ガチョウは雁が飼いならされて進化してきたんでしたね。
    ちなみに、鴨を家畜化すると、アヒルになります。

    これも、人間の業か、はたまた発展か。

    鴨さん、アヒルさんすいません。
    パート2。

    また、フォアグラや羽毛など、商業用としてみるとガチョウのほうがやや高級であることがわかりましたね。

    フォアグラはなかなか食べる機会は無いかもしれませんが、今度布団屋さんに行ったときは、手に取った羽毛布団が鴨(アヒル)か、ガチョウなのかを聞いてみても面白いですね。

    ちなみに、アヒルの羽毛は「ダックダウン」といい、
    ガチョウの羽毛は「グースダウン」と呼ばれています。

    今回は以上です。
    ご参考になりましたら幸いです。
    (*゚ー゚*)ノ

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