マムシと蛇の違い!見分け方は?噛まれたときの応急処置や対策方法もチェック!
記事公開日:2016年5月31日
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夏と言ったらやっぱりアウトドア!
などなど。
休みを取る計画をして、どこに行くかを考えて。
もう、気分はウッキウキですよね。
しかし、自然が多いところには危険もいっぱい。
その一つがマムシですよね。(^^;
見かけただけで、
「ギャーッ!!!」
って、なりますけど、果たしてあれはマムシだったのか。
毒も無いただの蛇だったら別に害はないですもんね。
さらには、噛まれてしまった場合はどうなるのでしょう。
と、いうことで!
今回はマムシと蛇の見分け方や、
噛まれてしまった場合の応急処置、対策方法についてまとめました。
備えあれば憂いなし!
それではさっそくみていきましょう。
マムシと蛇の違い
今回、蛇とマムシを区別して紹介していますが、マムシも蛇の一種です。
蛇には無毒な種類と有毒な種類がいて、マムシは有毒グループに入る、というイメージがわかりやすいと思います。
ただの蛇とマムシは、体の大きさで区別がつきます。
マムシは基本的に小ぶりで、全長は45㎝~80㎝程度。
蛇の場合、頭から尻尾の先までが一本の線のように見えますが、マムシはエラがやや張っていて、コブラに近い顔つきをしています。
蛇と言えばとぐろですが、マムシはとぐろを巻きません。
アウトドア中にいきなり蛇に遭遇した時はまず大きさと頭部をチェックして、マムシかどうかを判断しましょう。
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ハブにも注意!
ちなみに、危険なのはマムシだけではありません。
毒蛇の代名詞と言えば、やはりハブでしょう。
マムシと同じくクサリヘビ科に分類され、大きいものでは全長メートルを超えます。
毒性はマムシに及ばないものの、噛まれると毒液がすぐに体内をめぐってしまうので注意が必要です。
ヤマカガシについて
ヤマカガシもまた、要注意グループの一種です。
マムシとは違ってユウダ科に分類され、鋭い毒牙が特徴。
基本的におとなしい性格なのでむやみに人間に噛みつくことはありませんが、刺激には敏感に反応するので、うっかり踏みつけないように気をつけましょう。
素手でつかまえるのも厳禁です!
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蛇の毒性
注意すべき蛇の種類について紹介してきましたが、次に蛇の毒性についてもチェックしておきましょう。
蛇の毒性は、LD50という数値で比較できます。
LD50は「半数の人が死に至る毒の強さ」を表し、新薬の致死量検査にも使われています。
「㎎/㎏」という単位で表し、数字が小さいほど少ない量で死に至る、すなわち危険であることを意味します。
それでは、先ほど紹介した蛇たちの毒性についてみてみましょう。
ヤマカガシ | 5.3 (mg/kg) |
マムシ | 16 (mg/kg) |
ハブ | 54 (mg/kg) |
毒性としてはヤマカガシが最も強く、マムシの約3倍、ハブの約10倍もの強さを持っていると言えます。
分布地域も広いので、こちらもこわいヘビと言えそうです。
沖縄ではハブはもちろん、ヒャン、ハイといった種類の蛇にも注意が必要です。
ただし、蛇の危険度は毒性だけで測れるものではなく、分布の広さや季節、蛇の性格などにも左右されるので、LD50は目安程度にしておきましょう。
もしも噛まれてしまったら…
どんな種類の蛇であれ、毒性をもっている蛇に噛まれれば一大事!
アウトドア中などで病院に行けない場合は、ただちに応急処置をする必要があります。
ということで、事前に応急処置の手順をチェックしておきましょう。
- 応急処置の手順
1.
止血(タオルが最適)
2.
毒の吸引
3.
止血できたら患部を塩水で洗い、熱い湿布をする
4.
患部の消毒
実際には、毒液が完全になくなったと判断できるまで、「2」と「3」を繰り返し行います。
口で吸いだすことも可能ですが、衛生面を考えると吸引器の使用がベスト。
アウトドアの際には、万一にそなえて吸引器を携行するのがおすすめです。
応急処置後の対応としては、絶対安静、アルコール摂取の禁止などが重要です。
また、タンニン酸には蛇毒を無毒化する作用があり、タンニン酸溶液を使うことでより早く解毒することができます。
もしもかまれた場合は、施設の管理人の人などに常備してあるかなどをきいてみましょう。
そして、噛まれて数日間は水分を多めに摂り、尿による毒の排出を促しましょう。
打撲などと違い、患部を冷やすのは逆効果となります。
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まとめ
今回は、ただの蛇とマムシの違いについて紹介しました。
キャンプやハイキングをする時の山や森には思わぬハプニングに見舞われることもあります。
応急処置の知識ももちろん大切ですが、噛まれる前の対策が重要!
アウトドアでは長袖・長ズボンを着用し、肌の露出を少なくする。
蛇をむやみに刺激しない。
蛇をむやみに刺激しない。
など基本的なことに注意すれば、噛まれるリスクを最小限に抑えられます。
マムシ以外にも、ハブやヤマカガシなど、強い毒性を持った蛇も存在します。
事前にどの蛇がキケンなのかは知っておきたいものですね。
とにかく、
ヘビを見たら近づかない!
これが今回の合言葉となります。
今回は以上です。
ご参考になりましたら幸いです。
(*゚ー゚*)ノ
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