ミネラルウォーターの硬度とは?軟水と硬水の違い
記事公開日:2014年9月26日
最終更新日:2015年12月30日
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我が家では、料理に使う水は、
ミネラルウォーターを使っています。
いちおう、浄水器もつけているのですが、
ごはんを炊く用の水などは、かならずミネラルウォーター。
だいたい、ネットとかでダースで買うのですが、
近所で特売をやってたら、気合で買い込んできます(^^
ただ、あまり今まで気にしてなかったのですが、
水って種類がありますよね。その種類とはつまり、
軟水と硬水。
その時その時で、安いものや良さそうな物を、
ポチっとしてますが、実際のところ、
- どのような違いがあるのか
- どちらの方が体に良いなどの差はあるのか
- おすすめなのはどちらなのか
など、意識して使用した方が良いことがあるなら、
ぜひとも知っておきたいところ。
今回は、ミネラルウォーターを利用する時の、
軟水と硬水の違いについてまとめました。
目次
ミネラルウォーターの硬度とは?
まず、硬水、軟水とはなんなのでしょうか。
水のどの部分に、かたい、やわらかいの差があるのでしょうか。
ミネラルウォーターは、その名前の通り、
ミネラルを含んでいます。
ここで言うミネラルとはつまり、
カルシウムとマグネシウム。
このミネラルが多く含まれている場合は硬水。
少ない場合は、軟水となります。
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ミネラルウォーターと水道水との違いは?
じゃあ、ミネラルが少ない軟水は、
水道水とそんな変わらないジャン!
って思いました?
それは大きな間違いです(^v^)
というのも、水のおいしさは、不純物の含有量で決まります。
純粋でまじりけの無いお水ほど、のどごしが柔らかいんですね。
(^-^)h
ミネラルウォーターが純度が高い水なのに対して、
水道水にはどうしても消毒の為の塩素が残ります。
その塩素が、原水の不純物と結合して、
あの独特のカルキ臭さが生まれているわけです。
なので、貯まった水を人口的にキレイにした水道水より、
雪や雨が土により、細かくろ過された清流の水の方が、
かなり純度が高い水(ミネラルウォーター)と言えるのです。
ミネラルウォーターの硬度について
そしてお次は、本題の硬度について。
土に溶けた清流の水は、その地中にあるミネラル
(カルシウムやマグネシウム)を自然と含みます。
ただ、そのミネラルの溶け込み具合が、
場所や地域によって変わってくるのです。
日本における軟水と硬水の違いは、
農林水産省が取り決めを設定しています。
硬度とは簡単に言ってしまうと、1リットル内にどれだけの、
カルシウムとマグネシウムが含まれているかを示したもの。
- 硬度の計算式
硬度 = カルシウム量(mg/L) × 2.5 + マグネシウム量(mg/L) × 4.1
つまり、この硬度の値が低ければ低いほど、
「するり」と水が喉を通って行きます。
逆に、硬度が高い水を飲むと、飲んだ時に喉に
「クッ」っとくる感覚が高くなります。
硬水の方が、飲んだ感覚が強いというか・・・
飲みごたえがあるイメージですね。
(文章にすると伝えづらい・・・orz)
軟水と硬水の違い
では、どこからが軟水で、
どこからが硬水になるのでしょうか。
その基準は以下の表の通りです。
硬度 | 種類 |
軟水 | 0~99 mg/L |
中硬水 | 100~299 mg/L |
硬水 | 300 mg/L以上 |
この硬度の基準値を基にして、コンビニなどでも
販売されているミネラルウォーターは、
「この水は軟水」
「この水は硬水」
と、判別されているのです。
(^-^)h
日本のミネラルウォーター
日本で販売されているミネラルウォーターは、
そのほどんどが軟水です。
なぜならば、日本の地下水は火成岩でろ過されている上、
海に囲まれていて国土も狭い。
必然的に地層に浸透する時間も短くなり、
水がミネラルを含む前に汲みだされてしまうのです。
これは、食文化にも影響しています。
料理用の水として使用する時に、
軟水は硬水に比べてクセがなく素材に浸透しやすい。
なので軟水の方が、素材そのものの味を活かした、
煮物やお吸い物などの料理を作るのに適しているのです。
(^-^)h
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海外のミネラルウォーター
では、海外のミネラルウォーターはどうでしょうか。
日本でよく目にするミネラルウォーターは、
ヨーロッパ製のものが多く流通しています。
そしてそのほとんどが硬水です。
たとえば、有名なブランドの1つであるevian(エビアン)。
この水は、フレンチアルプスの地層から採れます。
そしてこの水は、広大な山麗の雨や雪が大地にしみ込み、
1年に2~300メートルのスピードで15年かけて流れています。
地中にいる期間が長いため、日本の水と比べて、
より多くのミネラルが含まれていると言うわけです。
ミネラルは、体内で作られないけど、
人体に必要な、大切な栄養素の一つ。
それが、水を飲むだけで摂取できるのは、
とてもうれしいメリットです。
ただ、デメリットとして、この水を料理用に使おうとすると、
ミネラルの作用でたんぱく質が固まってしまい、
素材の旨み成分が溶け出さなくなってしまうことも。
このような理由もあり、ヨーロッパでは、
日本の料理のように、あっさりした料理が少ないのです。
たとえば、
- 長い時間煮込んだシチュー
- 米を炊かないでオーブンでチーズと焼く
- ワインや生クリームを使った料理
このように、長い時間煮込んだり、
素材よりも強い香りを放つワインやチーズを使う。
上記のような料理がヨーロッパに多いのは、
水質による影響というのも多分にあったのでしょう(^^
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ヨーロッパの水なのに軟水!ボルビック(Volvic)
ヨーロッパのミネラルウォーターで、
珍しく軟水なのがボルビック(Volvic)。
ボルビックは雨が多い環境で豊富な水源地として知られる、
フランスのオーヴェルニュ地方のお水です。
この水は、過去に噴火したオーヴェルニュ火山の、
火山層を5年間かけて浸透したものが、山麗に湧きでたもの。
この5年という滞在時間が、ほどよいミネラルを含ませ、
まろやかな軟水となって提供されています。
ちなみにボルビックは、ただのミネラルウォーターではなく
ナチュラルミネラルウォーター。
ミネラルウォーターよりもさらにグレードの高い水で、
人工的なミネラルが一切加えられてません。
さらに、一切の滅菌、除菌処理も行われていません。
コンビニでも売ってるボトルは、フランスで汲みあげられてから、
一回も空気に触れられていないというから驚き!
「気合入れてごちそうを作ろう!」
なんて時は、ボルビックの水を使って料理すると、
さらにおいしい料理ができ上るかもしれませんね(^^
アマゾンのレビューなんかでも、
「やっぱりミネラルウォーターはボルビックがウマイ!」
など、肯定的な書きこみが多いです(^^
こちらのボトルは、amazonへのリンク
↓
まとめ
いかがでしたでしょうか?(^^
今回は、ミネラルウォーターの、
軟水と硬水の違いについて紹介しました。
日本の産地が書いてあるミネラルウォーターは、
ほぼ全て軟水のお水となっています。
逆に、海外のミネラルウォーターだと硬水がほどんど。
ボルビックはヨーロッパには珍しい軟水です。
硬水を選ぶ場合は、純粋な飲み水として飲んだり、
スポーツをする人などはおすすめです。
カルシウムなどを含むミネラルを
ナチュラルに摂取できますからね(^^
軟水は、最初から日本にすでに馴染みのあるお水。
「水道水の塩素やカルキ臭さが嫌なのッ!」
という人で、特にこだわりがない人は、
薬局やスーパーの安売りのお水でOKだと思います。
ただしこれらは、ろ過したり、人工的にミネラルが
追加されている可能性もあります。
もっとこだわりたい人は、ミネラルウォーターの、
さらに上のグレード、
ナチュラルミネラルウォーターである、
ボルビックがおすすめですよ(^^
今回の話に出てきたミネラルウォーター達の、
成分表をまとめましたのでご参考ください。
ミネラルウォーターの成分一例
エビアン | ボルビック | 六甲のおいしい水 | |
分類 | 硬水 | 軟水 | 軟水 |
硬度 | 304 ml/L | 60 ml/L | 32 ml/L |
カルシウム | 8.0 mg | 1.2 mg | 0.7 mg |
マグネシウム | 2.6 mg | 0.8 mg | 0.4 mg |
※ 表は100mlあたりの栄養成分
※ 参考値として牛乳100mlのカルシウム含有量は約110mg
※ 小数点第2位を四捨五入
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