昨年と去年の違い!正しい使い分け方法とは?年賀状で書くときはこっち!
記事公開日:2015年12月4日
最終更新日:2015年12月30日
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年賀状を書くとき、
「去年はお世話になりました」
と書きますよね。
でもこのように書くこともできます。
「昨年はお世話になりました」
・・・・・
どうでしょうか。
どちらか、違和感をもつ方はありましたか?
昨年と去年。
どちらでも意味は通じますよね。
でも、実際のところ、
どちらの方が正しい
どちらの方がふさわしい
どちらかが間違っている
どちらの方がふさわしい
どちらかが間違っている
など、正しい使い分け方はあるのでしょうか。
人様に送るものですから、
もし間違っていたらちょっとはずかしいですよね。
(^^;
ということで!
今回は昨年と去年の違いや、正しい使い分け方法について紹介ます。
昨年と去年の違いについて
昨年という言葉を辞書で引くと、
- 「今年の前の年。去年」
と書いてあります。
一方、去年を調べてみると、これもまた、
- 「今年の前の年」
と書いてあります。
・・・・・・・
「えっ。結局同じなの!?」
と思うかもしれませんが、そこは日本語のむつかしいところ。
若干、ニュアンスは違ってきます。
では、実際にどのように違うのでしょうか。
・・・・・・
昨年という言葉は、去年に比べて公的な文章に使えるあらたまった印象があります。
また、現時点と比較して使われたり、
状態が継続しているときなどによく用いられます。
対して、去年は話し言葉としてよく用いられる口語的なイメージがあります。
また、現時点と比較して使われたり、
状態が継続しているときなどによく用いられます。
対して、去年は話し言葉としてよく用いられる口語的なイメージがあります。
例えば、親しい友達との話の中で前の年のことを聞くときに、
「昨年ってどうしてたっけ?」
っていうよりも、
「去年ってどうしてたっけ?」
と聞く方が、しっくりくるように思いませんか?
(^^
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- 豆知識
ちなみに去年という言葉は日本に古くからある漢語。
昨年という言葉は明治以降に使われるようになった、比較的新しい言葉なのです。
(^-^)h
時代と共に、使われる言葉というのは変わっていくものなのですねぇ。
昨年と去年の使い分け方法
では次に、昨年と去年の具体的な使い分け方法をチェックしておきましょう。
昨年という言葉は改まった文章などによく用いられ、
また今年の状況と比較するときにも用います。
例としては
「昨年は、大変お世話になりました。」
「この企画は昨年来続いております。」
「この企画は昨年来続いております。」
などが適切ですね。
・・・・・・・
対して、去年という言葉はもう少しフランクなイメージがあります。
なので、例としては、
「去年の忘年会楽しかったね」
「遊びに行ったのは去年だったよね?」
「遊びに行ったのは去年だったよね?」
などが適切ですね。
上記を踏まえて、使い分けのポイントを3つまとめます。
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用途によって使い分ける
大きな使い分け方法としては、
- 文章で書く場合は「昨年」を使う
- 話す時は(または話言葉で文章を書く場合は)「去年」を使う
大きくはこの使い分けでOKです。
相手によって使い分ける
友達同士の手紙のやり取りや、遊びで使うメールであれば、
去年を使っても別に問題となることはありません。
が、仕事で使う書類や上司への年賀状、
御礼状などには昨年を使った方が良いですね。
縁起物の文章として書く場合は注意
また、去年という言葉は「去る」という漢字なので、
あまり縁起が良くないと思う人もいます。
なので、祝辞などの縁起を担ぐ行事での場や、
おめでたい雰囲気の年賀状などには使わない方がいいという説もあります。
この辺は・・・
いちおう意識しておいた方が無難ですね。
(^^;
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まとめ
今回は昨年と去年の違いや、正しい使い分けについて紹介しました。
なんとなく聞いていると、同じ意味だと思えてしまいますが、
その実、シチュエーションや気にする人にとっては、
正しく使い分けた方がよい場合があります。
微妙の違いではあるものの、
年賀状や手紙を書く際には気を付けておきたいポイントですね。
今回は以上です。
参考になりましたら幸いです。
(*゚ー゚*)ノ
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