柔らかいと軟らかい!意味の違いと使い分け方法について
記事公開日:2016年2月19日
最終更新日:2019年11月12日
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「柔らかい」と「軟らかい」。
どちらも「やわらかい」と読みますよね。
どちらもソフトなものをあらわすイメージですが、
明確な違いや使い分け方などがあるのでしょうか。
たとえば、
「赤ちゃんにやわらかい食べ物を与える」
「ものごしがやわらかい」
「食器を洗うようのやわらかいスポンジ」
「ものごしがやわらかい」
「食器を洗うようのやわらかいスポンジ」
上記のような文章で、「柔らかい」と「軟らかい」、
どちらを使えば良いか「ピン」と来ますか?
|・ω・)
「んん?ちょっとアヤシイ!」
という人は、要チェック!
今回は、柔らかいと軟らかいの違いについて紹介します。
柔らかいの意味
柔らかいというのは、
という意味があります。
物理的なやわらかさ以外にも、
精神的な意味としても用います。
対義語としては「剛」が当てはまります。
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軟らかいの意味
軟らかいというのは、
という意味があります。
対義語としては「硬い」が当てはまります。
柔らかいと軟らかいの違い
柔らかい
どちらも「やわらかい」という意味なのですが、
「柔らかい」の方は力を加えて変形しても元に戻る場合に用います。
イメージとしては、ぷにぷにと何度も力を加えられる感じですね。
(^^ゞ
例えば、
「やわらかい布団」だったら、「柔らかい布団」
と書きます。
- その他の例文
「彼女はバレエをやっていたので身のこなしが柔らかい」
「低反発枕は柔らかくい寝心地がいい」
「いつも柔らかな表情で出迎えてくれる」
軟らかい
一方、「軟らかい」は力を加えてしまうと変形してしまって、
元に戻らない場合によく用います。
イメージとしては、一度力を加えると崩れてしまったり、
手ごたえがないという感じですね。
たとえば、
「野菜をやわらかく煮る」は「軟らかく煮る」
と書きます。
- その他の例文
「このご飯は軟らかすぎて歯ごたえがない」
「軟らかい土質」
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「軟らかい」は物質以外にも使える
「軟らかい」の対義語は「硬い」というお話がありましたよね。
「硬い」というと、何か物質的なものかな?
と思ってしまいますが、もの以外でも利用できます。
たとえば、
などに対して、
と使っても違和感はないですよね。
なので必ずしも物理的な表現だけに使うわけでもありません。
タコなどの軟体動物は、別に崩れ落ちないし元に戻りますしね。
そう考えると、「柔軟体操」ってどういうことなんだろう。
ダブル「やわらかい」だけど、ある部分は「柔らかく」もとに戻って、
前より「軟らかく」なった部分は元に戻らないということかな?
なんだか、考えすぎちゃうと、
余計に使い分けが難しいですよね。
( ̄△ ̄;
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まとめ
今回は柔らかいと軟らかいの違いについて紹介しました。
どちらも「やわらかい」という意味なので似ていますが、
といった、使い分けが可能です。
使い分けを迷ったときは、力を加えるとどうなるか、
と考えてみると分かりやすいですね。
冒頭の答えあわせ
- 「赤ちゃんにやわらかい食べ物を与える」
→ 軟らかい
- 「ものごしがやわらかい」
→ 柔らかい
- 「食器を洗うようのやわらかいスポンジ」
→ 柔らかい
今回は以上です。
ご参考になりましたら幸いです。
(*゚ー゚*)ノ
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