お刺身とお造りの違い!語源はどこから?
記事公開日:2016年6月28日
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「お刺身」と「お造り」。
どちらも新鮮なお魚をお皿に並べて、
醤油やお好みでわさびを付けて食べるもの。
そのような料理を思い浮かべますよね。
しかし、なぜ同じような料理なのに二つの言い方が存在しているのでしょうか?
などなど、考え出すと様々な疑問が生まれてきますよね。(^^;
と、いうことで!
本日の記事ではお刺身とお造りの違い、
更にはそもそもの語源についてまとめました!
それではさっそくみていきましょう~。
お刺身とお造りの違い
まずは料理としての両者の違いについてみていきましょう。
実は、もともと同じ料理のことを地域によって違う言い方で呼んでいたんですがそれは後々、語源についてのトピックで説明しますのでお楽しみに!
現代の日本では一般的に、
「どのような料理がお刺身」
で、
「どのような料理がお造り」
なのでしょうか?
料理屋さんにいくと、たまに生け簀にお魚を泳がせていたりしますよね。
あのように、今の今までその場で泳いでいた新鮮なお魚を、
生きたまま調理する調理方法のことを、
活き造り
と呼びます。
この印象からか、大皿や、船の形のお皿にお魚の体ごと盛り付けられているものや、盛り付け方に特徴があり調理法にもこだわっているもののことを、
「お造り」
と呼ぶのが一般的です。
それに対して、普通にお魚を切ってならべたと思われるものを、
「お刺身」
と呼びます。
なるほど、確かに派手な盛り付けの舟形のものを見たときに、「お刺身」と呼ぶよりは「お造り」と呼んだ方が高級感があり、ふさわしい印象になりますよね。
しかし冒頭で触れたように、
もともと両者は同じお魚を切ってならべた料理のこと
なのです。
一体、どのようにして「お刺身」や「お造り」という言葉が生まれていったのか。
続いては語源についてみていきましょう。
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お刺身の語源
「お刺身」と「お造り」。
どちらもお魚を切ってお皿に並べる料理であったということですが、
どうして呼び方が異なっていったのでしょうか
それは語源に答えがあります。
まず、もともとはこのような料理のことは「お刺身」でも「お造り」でもなく
切り身
と呼ばれていました。
確かに料理の名前としてはそのまんまですし、正しい印象を受けますよね。(^^ゞ
しかし、切り身の誕生当時、日本はお侍さん達の時代にありました。
そのため命を奪うという行為の、
「切る」
という文字はあまり良い印象がなかったのです。
そして、「切り身」は「刺身」と呼ばれるようになったいったのです。
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お造りの語源
続いては「お造り」の語源についてです。
と、その前に、先ほどの説明を聞いて、
「お刺身」の語源はわかったけど・・・・ちょっと待って!
「切る」も「刺す」もどちらも傷つける行為であって大して印象が良くなったとはいえないんじゃない!?
と思った人はスルドイです。^^
実は、同じように考えた人たちがいて、「お造り」と呼び始めたのが語源なのです。
主にお侍さん達の時代、関西地方では、
「切る」と同様に「刺す」という言葉を使うことを嫌ったため、
お魚を切ることを「作る」
お魚の「刺身」のことを「作り身」
お魚の「刺身」のことを「作り身」
と呼び始めました。
それが丁寧な呼び方となり接頭語の「御」がついて呼ばれることで、
「お造り」
と呼ばれるようになったのです。
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まとめ
今回は、お刺身とお造りの違いについて紹介しました。
切り身から刺身へ。
そしてお造りへ。
そして伝説へ。(は嘘です。すいません。)
お刺身が一般的で、お造りがちょっといいヤツという感覚でしたが、
ちゃんと調べてみると、やっぱり理由があるものですね~。
とはいえ、やっぱりお造りというと、
生け簀からとったばかりのお魚をさばいて盛り付けるイメージ。
なかなかに食べられるモノではない印象です。(^^;
今度からお刺身は「お造り」と呼ぼうかしらん。
大根のツマで大量に盛って!
今回は以上です。
ご参考になりましたら幸いです。
(*゚ー゚*)ノ
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