笠と傘の違い!椎茸や松茸のカサはどっちを使う?

記事公開日:2016年6月29日

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」と「

どちらも「かさ」と読むことができ、
雨や雪、日光をしのぐ道具だということが解ります。

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しかし明確な違いというのは一体どこにあるのでしょうか。

同じ読み方であり、似たような意味を持つ言葉
このようなややこしい日本語の違いってたくさんありますよね。


例えば道具しての「かさ」の違いですが

」と言えば笠地蔵の童話にもあるように帽子のような形状のもの
」と言えば雨の時に手に持つ形状のもの

このような形状での違いのイメージは漠然とわいてくるとは思います

しかし、

松茸や椎茸の「かさ」

この場合、

  • 椎茸の

  • 椎茸の


  • どちらの漢字を当てはめるのが正しいのでしょうか。

    と、いうわけで!

    今回は「傘」と「笠」の違いや、
    「キノコのかさ」はどちらの漢字を使えばよいのか。

    などについてまとめました。

    それではみていきましょう!

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    「傘」と「笠」の違い


    さっそく、両者の違いを調べてみましょう。

    一体どこに違いがあるのでしょうか。

    ということでまずは個々を辞書で引き、
    定義を調べて比較をしてみることにしましょう。

    まずは「傘」から。



    • 雨・雪・日光などがじかに当たらないように、広げて頭上に差しかざすもの

    • 「笠」と区別するために「さしがさ」ともいう


    辞書上ではこのように定義されていることがわかりました。

    注目すべき点は一つ!

    「笠」と区別するために「さしがさ」ともいう。

    この部分ですよね!

    ということは、やはり形状や使い方の違いで区別されているのでしょうか~?

    気になりますねー。

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    では続いて「笠」について調べてみましょう。



    • 日光・雨・雪などが当たらないように頭にかぶるもの

    • 「傘」と区別するために「かぶりがさ」ともいう


    これまた再び注目すべき点がありますね。

    「傘」と区別するために「かぶりがさ」ともいう。

    両者の比較を行ってみましょう!

    非常にシンプルに違いがわかったと思います。

  • 「傘」とは「さす」ものであり

  • 「笠」とは「かぶる」ものである


  • ここで、両者の漢字の形に注目してみましょう。

    どちらも語源は「日光・雨・雪を遮るために頭上に広げるもの」ですが。

    」はさしがさの形のように(人は人ではなく骨組みを表しています)
    」は人間が帽子をかぶっているように

    このように見えてきませんか|・ω・)?

    こちらにも注目して合わせて覚えていただけたら解やすいと思います!

    それでは両者の区別がついたところで、次なる問題。

    冒頭で触れた「キノコのかさ」

    ここに当てはまるべきはどちらの「かさ」なのか。
    このへんをみていきましょう!

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    椎茸や松茸などのキノコ場合は?


    「キノコのかさ」についての冒頭での答え合わせです。

    「キノコのかさ」

    これはもともと「人が帽子を被って立っている姿」に見立てて「笠」という漢字が使われるようになったのです。

    そのため正解は、

    「キノコの

    となります。

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    しかしここで注意です!

    言葉とは時代とともに変化していくもの・・・・

    今ではキノコの形状が「差し傘」にそもそも似ているということもあり「キノコの傘」と表記されることもしばしばあるそうです。

    きっかけは勘違いからなのかもわかりませんが、とにかく「どちらとも正解になりうる」というのが現状のようです。

    要するに、キノコを人と見立てるか道具と見立てるかの違いですねー

    このような経緯と合わせて「キノコの笠」と覚えていただければ完璧でしょう!

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    雨よけの笠はどんなもの?


    最後に雨よけの笠についてのご紹介をして終わりにしようと思います。

    笠地蔵や時代劇、今でもお坊さんが被って立っていたりで目にすることもありますよね。

    元々日本では昔から「かさ」と言えば「笠」のことを指していました。
    しかし、そもそもは「暑さをしのぐもの」として作られていたのです。

    考えてみれば、あれで雨がすべてしのげるとは思えませんよね(笑)

    材料としては漢字の由来にもなる竹、
    他にはわらやヒノキの薄片などが使われています。

    加工法により、

  • 編笠

  • 組笠

  • 縫笠

  • 押え笠

  • 帳笠

  • 塗笠


  • など色々な種類があったようです。

    ちょっとどんなものかキニナルので紹介していきたいところですが、
    今回は時間の関係で割愛します。(^^;ゞ


    慣れ親しんだ漢字からも調べてみれば色々な発見があるものですねー。

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    まとめ


    今回は「傘」と「笠」の違い、

    プラスして、「きのこのカサ」などについてご紹介しました。

    使い分け方、歴史、由来、などなど、
    使われてる言葉にはそれぞれ理由があるわけですね~。

    最近は「笠」はなかなか見ることが少なくなりましたが、
    ちょっと使ってみたい気もします。(^^ゞ

    逆にイナセ(鯔背)かも!?

    今回は以上です。
    ご参考になりましたら幸いです。
    (*゚ー゚*)ノ

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