比べる対象は「比較対象」と「比較対照」どっちを使う?意味の違いを検証
記事公開日:2016年6月27日
最終更新日:2019年11月15日
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ツイになる場合に使うことば、
「たいしょう」
ですが、漢字に変換するといろいろありますよね。(^^;
「対象」に「対照」、更には「対称」など
同じ読み方であり、使われる漢字も似ています。
ややこしいですよねー。
この「たいしょう」のような同じ読み方なのに意味の違う言葉を同音異義語と呼びますが、なかなか日本語の中でもややこしい存在ですよね。
筆者も小さいころによく国語のテストで苦しんだ記憶があります(笑)
たとえば、
「比較たいしょう」
のたいしょう部分を漢字に置き換えた場合は、
どの「たいしょう」を使えばよいのでしょうか。
あれれ?
ぱっとわからない人も多いのではないでしょうか。(^^;
と、いうことで!
今回は、
この三つの違いについてまとめました。
それではさっそくみていきましょう~。
対象の意味
それぞれの言葉の意味を調べ個々の理解を深めた上で、最後にまとめて比較と使い分けを行ってみましょう。
やはりまずは個々の意味を知ることが大切です。
先ずは「対象」からです
- 対象
- 行為の目標となるもの。
- めあて。
となっています。
例を出してみましょう。
今回それぞれの漢字の意味を学んでいくわけですが、
その場合勉強の「対象」が「それぞれの漢字の意味」
またこのようなブログを読むという行為の場合、
読む「対象」が「ブログ」
このような使い方ができます。
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対照の意味
続いて対照です。
- 対照
- 1. 二つの事物を照らし合わせて比べること。
- 2. 比べたとき、その違いがきわだつこと。
となります。
例にすると、
1.このブログでは今、同音異義語の比較を行っています。
その場合
【「対象」と「対照」】を「対照」する
となります。
よけいにややこしいですね(笑)
2. 比較の結果、「対象」と「対照」が全く違う意味を持っている場合
【「対象」と「対照」】はおもしろい「対照」をなす
などの使い方ができます。
では、ここまでのおさらいです。
比較の対象は【「対象」と「対照」】であり、
比較の結果は「対照」的である。
比較の結果は「対照」的である。
一見ややこしい文章でも、しっかりと意味を理解できていれば読めるはずです!
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対称の意味
最後に対称です。
- 対称
ものとものとが互いに対応しながらつりあいを保っていること。
この言葉は上記の二つとは少しポジションが違いますね。
左右対称のような言葉で複合的に目にすることが多いので、
上記の二つに比べてなかなか間違えることはないでしょう。
例として
- あの絵画の左右は「対称」である。
とこのように。言い換えれば左右対称のような一つの言葉で表せるのです。
その他にも、
のような数学的な用語としてもよく登場します。
下の図は対称的な逆さ富士ですね。(^-^
物事の形状を表すことに限定される
と覚えてしまっても構わないでしょう。
それぞれの違いは?
もうそれぞれの説明の際に例文を用いて比較を軽く行ってしまいましたが、
最後におさらいの意味を込めてクイズ形式で問題を出してみます。
しっかりと読んでいただけていれば正解できるはず!
それでは参りましょう~。
- 問題
- 1. 湖に石を投げたら波紋が「たいしょう」的に広がっていった。
- 2. あのアイドルの現役時の生活と引退後の生活は「たいしょう」的だ。
- 3. 怪しいのであの男を捜査の「たいしょう」にする。
さて、この三問。
上手く当てはめることはできましたか?
以下が答え合わせと解説です。
- 1問目
正解:「対称」
湖の波紋の形状について表しています。
- 2問目
正解:「対照」
二つの状態を比較しています。
- 3問目
正解:「対象」
捜査という行為の目標です。
いかがでしたでしょうか。
この三問をきちんと意味を考えながら正解できていればもう完璧ですね。
(´▽`v)
ぱっと見ると少しややこしいですが、
意味をしっかり覚えとくと、もう迷いませんね!
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まとめ
今回は、
の違いについて紹介しました。
最初にあった、「ひかくたいしょう」についても、
もうバッチリですよね!
答えは両方使えます。
比較対象の場合は、Aという基準があって、比較するためにBを探すイメージ。
比較対照の場合は、AとBがすでにあって、比較している状態。
比較対照の場合は、AとBがすでにあって、比較している状態。
となります。
今回は以上です。
ご参考になりましたら幸いです。
(*゚ー゚*)ノ
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