夏日、真夏日、猛暑日の違い!温度はどれくらい違うの?熱帯夜と酷暑日の場合は?
記事公開日:2016年8月14日
最終更新日:2023年4月30日
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毎年夏になると、朝のお天気ニュースなどで、
「明日は夏日になるでしょう」とか、
「今日は真夏日の予想なので熱中症にお気をつけください」など、
暑さにまつわる予報が毎日のように出されます。
夏日や真夏日でさえ体にこたえるというのに、
猛暑日とまで言われるともう食欲すらなえてしまいますよね。
何気なく使われているこの夏日、真夏日、猛暑日ということば。
この三つの言葉が予報で使われている時にはっきりした基準はあるのでしょうか。
熱帯夜や酷暑日などと合わせて、今回は夏に使われる暑さの基準の違いについてまとめました。
それぞれの基準
夏日、真夏日、猛暑日の表現について調べてみると使い分けの基準はいたってシンプル。
単純に気温で分けていました。
夏日:最高気温が25度以上
真夏日:最高気温が30度以上
猛暑日:最高気温が35度以上
真夏日:最高気温が30度以上
猛暑日:最高気温が35度以上
ちなみにここでいう最高気温は0時~24時までの気温の最大値を意味します。
要するに、1日のうちで1分でも30度を超える瞬間があれば、その日は真夏日として記録されるんですね。
(^-^)h
余談ですが、三つのなかでいちばん歴史が浅いのは猛暑日で、2007年から正式に気象用語として使われるようになりました。
確かに最近は当たり前になってきましたが、昔は夏でも35度を超える日ってなかなか無かったですよね。
ちなみに、我が家のクーラーのスイッチを入れていいかどうかのジャッジは30度を超えているかどうかでした。
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熱帯夜と酷暑日
ついでに、熱帯夜と酷暑日のことばの定義についてもチェックしてみましょう。
熱帯夜については、その日の夕方から次の日の明け方までの気温が25度以下にならなかった日のことをいいます。
聞くだけで寝苦しくなりそうな響きですね。
ここ10年間の統計では、東京都などの都市部を中心に熱帯夜の増加傾向が見られるそうです。
真夏日や猛暑日の増加はさほど顕著ではないことから、日中に溜まった熱が夜になっても逃げにくくなる、いわゆるヒートアイランド現象が進んでいるという指摘もあります。
酷暑日は猛暑日と同じく、日中の最高気温が35度を超える日を表します。
言葉としては酷暑日のほうが先に生まれていて、もともとマスコミが新聞や雑誌で使っていた表現でした。
それが2007年になって気象庁が正式に猛暑日という気象用語をつくり、酷暑日はあくまでも俗称として脇に追いやられたのです。
酷暑日のほうが表現としてそれなりに浸透していたにもかかわらず、どうしてわざわざ猛暑日という言葉をつくったのでしょうね~。
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高温注意情報
その他の気象用語として最近聞くようになった言葉に、高温注意情報があります。
これは気温が著しく高くなると予想される場合に出されるもので、熱中症予防の呼びかけや農作物保護などの目的があります。
この注意報は、翌日、または当日の35℃以上になりそうなときに発表され、前日17時過ぎにざっくりした地方の情報と、当日に都道府県単位の細かい情報が発表されます。
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まとめ
今回は、夏に使われる暑さのレベルを表す言葉の違いについて紹介しました。
夏日:最高気温が25度以上
真夏日:最高気温が30度以上
猛暑日:最高気温が35度以上
熱帯夜:夕方から翌朝までの気温が25度以上
酷暑日:猛暑日の俗称(言葉としてはこっちが先)
真夏日:最高気温が30度以上
猛暑日:最高気温が35度以上
熱帯夜:夕方から翌朝までの気温が25度以上
酷暑日:猛暑日の俗称(言葉としてはこっちが先)
単純に気温で使い分けられているということなのでわかりやすかったですね。
ちなみに猛暑日を超える表現は今のところありません。
ただこの先、「最高気温40度以上!」なんて日がが来るかもしれません。
そのときは、いったいどんな言葉がつくられるのでしょうね。
今回は以上です。
ご参考になりましたら幸いです。
(*゚ー゚*)ノ
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