うな重とうな丼の違い!ひつまぶしの場合はどうなる?
記事公開日:2016年8月19日
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夏の風物詩ともいえるうなぎ。
定食屋さんなどでうなぎを食べるとき、うな重にしようかうな丼にしようかついつい迷っちゃいますよね。
「今日はちょっとリッチだからうな重にしちゃえ!」
なんて、なんとなくうな重のほうがうな丼よりも高級なイメージがありますが、本当のところはどうなのでしょうか。
今回はうな重、うな丼、ひつまぶしなど、
うなぎを使った料理の違いについてまとめました。
うな重とうな丼の違い
ずばり、こたえから言ってしまいましょう。
うな重とうな丼の違いは、入れ物だけです。
シンプルでわかりやすい結論ですね。
では、「うな重 = 高級」というイメージはどこから生まれたのでしょうか。
お重に入っている分だけ特別な食べ物というイメージが増し、高級感がよりいっそう際立つのかもしれません。
どんぶりというと手軽にかきこむイメージですからね。
高級素材のお重を使っているお店も多く、それに合わせてうな重の値段も多少高くなり、うな丼との差が生まれたと考えられます。
また、格式のある料理屋では、うな重には肝吸いなどのお吸い物がつきます。
うな丼は基本的に単品で出されることが多く、このあたりにも高級感の違いがうかがえます。
うなぎはもともと、庶民の食べ物でした。
当時はうな丼が主流で、比較的手ごろな値段で食べられるということで江戸庶民の間では人気があったのですが、そのうちに、
「お重に入れたほうが高級そうじゃない?」
という流れになり、うな重が浸透していったのです。
ただ、うな丼のほうが必ずしも庶民的とはかぎりません。
お店によっては3000円を超える高級うな丼を出しているところもあり、
「うな丼 = 手軽」
とは一概には言えないようです。
一般的にうな重は「お重に入ったうな丼」のことですが、「うなぎを重ね合わせたもの」ととらえる地域もあるそうです。
その地域でうな重というと、うなぎを下敷きにご飯を乗せ、その上にまたうなぎを重ねたものを指すのだとか。
ご飯をうなぎでサンドイッチにするわけで、なんとも贅沢ですよね。
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関東と関西で調理法が違う?
実はこのうなぎの開き方、関東と関西で違いがあります。
関東で腹から開かないのは、武士の切腹を連想させて縁起が悪いからだそうです。
関西で腹からさばくのは商人の町らしく、「客と腹を割って商売できるように」とのこと。江戸時代の風習が現在まで残っているのは面白いですね。
江戸時代当時、うなぎは「身の長い魚」と呼ばれていました。
この「身の長い魚」という呼び方がだんだんに変化してうなぎになったと言われています。
ほかには、胸の黄色い魚、つまり「むなぎ」が変化したという説もあり、どちらも有力な説として本に書かれています。
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ひつまぶしとは?
名古屋発祥の料理として有名なひつまぶし。
うな重やうな丼とは違い、おひつに入ったご飯にちいさく切ったうなぎの蒲焼きを乗せたものです。
最初はそのまま何もつけずに楽しんで、次は薬味をトッピング、最後はだしをかけてお茶漬け風に…と、一度で3つの楽しみ方ができるのがひつまぶしの醍醐味です。
何年か前、家族で本場のひつまぶしを食べたのですが、アレンジごとにまったく違う味わいが口に広がって、食べ物の世界が広がりました。
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まとめ
今回はうな丼とうな重の違いについて紹介しました。
この二つの違いは入れ物が違うだけでした。
また、ご飯をうなぎではさんだものをうな重と呼ぶ地域もあり、お店によってもアレンジは変わってきます。
来年の土用の丑の日は7月25日。高級うな重で暑さを忘れるのもたまにはいいかもしれませんね。
今回は以上です。
ご参考になりましたら幸いです。
(*゚ー゚*)ノ
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