記入と記載の違い!意味はどう違う?記述の場合は?
記事公開日:2016年9月19日
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記入と記載。
どちらも似たような意味ですがどのような違いがあるのでしょうか。
たとえば、区役所で公的な手続きをするとき、
「こちらの書類にご記入ください」
と言われたりしますよね。
指示通りに書いて提出すると今度は、
「記載内容に不備があります」
なんて書き直しをもとめられたり……。
さて、この記入と記載。いったい何が違うのでしょうか。
「その場で書くと記入?」
「文書になったとたんに記載に変化?」
「文書になったとたんに記載に変化?」
ええと。
今ひとつわかりにくいですよね。
ということで!
今回は記入と記載の意味の違いについてまとめました。
似ている言葉「記述」の意味と併せてチェックしていきましょう。
記入と記載の違い
まずは記入が使われるシチュエーションを考えてみましょう。
- 「記入」が使われるシーン
- アンケートに記入する
- 履歴書に経歴を記入する
- クイズ番組で回答を記入する
はい。
では次に記載のほうを見てみます。
- 「記載」が使われるシーン
- 書類の記載事項を確認する
- 新聞に応募要項を記載する
- 戸籍にはあらゆる個人情報が記載されている
うーん。
ちょっと微妙ですが、ニュアンスの違いは何となく読み取れますよね。
記入はどちらかというと書き入れる行為そのものにポイントが置かれているのに対して、記載のほうは書き入れた内容がどこかに載せられることにポイントが置かれています。
記入:書き入れる行為そのもの
記載:書き入れた内容がどこかに載る
記載:書き入れた内容がどこかに載る
アンケートや履歴書に記入したことは、基本的にべつの文書に転載されたりはしません。
一方、書かれた内容を公的な文書などに残すことが前提になっている場合は記載が使われています。
先ほどの記入を使ったアンケートも履歴書も、この文章時点ではまだ何も書かれていないですよね。
対して記載されていた書類や戸籍はすでに確定している情報となります。
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記述の意味
記入と記載の使い分けはもうバッチリですね。
では次に、記述の場合はどうでしょうか。
記述はどちらかというと記入に近いニュアンスで、指定された欄にもとめられる内容を書き入れることを表します。
記述の場合は述べるという字が入っているように、自分の意見や主張を込めた文章を書く場合が多くなります。
入試の記述問題ではたんなる回答だけでなく、こたえる側の考え方が問われたりしますよね。
学生時代の回答用紙に記述式の問題などがありましたよね。
つまりこれは、ただ単に書くだけではなくて、「あなたの考えを書いて(記して)述べよ。」ということなんですね~。
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まとめ
今回は、記入と記載の違いについて紹介しました。
記入と記載の違いは以下のようにまとめられます。
記入 | 記載 | |
意味 | これから書くこと | 書類や書物に書いて載せること |
焦点 | 自分 | 載せた事物 |
対象 | 例)アンケート 履歴書 その他書類 | 例)掲示板 ウェブサイト 書籍 |
記入はクイズ番組やアンケートなど日常的な場面で使われますが、記載のほうは役所の手続きなど、公的な場面で使われることが多くなります。
記述の場合は記入と同じようなニュアンスですが、意見を述べるというところにポイントが置かれています。
試験で記述式問題にこたえるとき、ちゃんとしたことを書かなきゃいけないのかと思わず背筋がのびてしまいますよね。
記入・記載・記述。
いずれも情報を文字で残す行為にはなりますが、情報を残す、
に違いがあったということでした!
今回は以上です。
ご参考になりましたら幸いです。
(*゚ー゚*)ノ
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