aroundの意味!aboutとの違いは?時間で「およそ」はどっちを使うべき?

記事公開日:2017年9月23日

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around“と”about“の違いについて。

例えば、

あなたが今晩友人AとBを自宅に食事に招いた場面を想像して下さい。

    What time are you coming tonight?
    (今晩何時にくるの?)

友人Aに聞きました。

すると彼女は、

Around seven o’clock.

と答えます。

7時くらいに来るのだな」と理解しました。

null

同じ質問を友人Bにしたところ、彼は、

About seven o’clock.

と答えました。

彼もまた7時くらいに来るのだな

と理解したのですが、ここでちょっと疑問が。

・・・・・・・

around“と”about

どちらも訳すと、

~くらいに

となりますが、この二つには
どんな違いがあるのでしょうか。

別にどっちを使っても同じ意味なのでしょうか。
もちろんそんなはずはないですよね。

でも、

何が違うのか

と聞かれたら、ちょっと答えられない。

“around”と”about”にはどのような違いがあるのでしょうか。

今回は、どっちも同じ日本語で訳せる、
この2つの英単語の意味の違いについて紹介します。

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aroundの意味


まずは、aroundの意味について。

辞書でこの語をみてみると、そこには

「およそ、約」

と言う意味があります。

しかし、それよりも先にでてくるのは

「~の周囲に、周りに、(季節などが)めぐって」

です。

これは”around”の単語の構成を考えるとよくわかります。

a“(ひとつの)  ”round“(丸い、円形の物、球)

つまり、一つの円を思い浮かべるとピッタリきます。
円の中心からすべての方向、つまり360°カバーしています。

例を挙げて考えてみましょう。

    Around noon”
    (正午ごろ)

正午とはPM12:00のことです。
この場合は、「正午」を中心に円を描くことになります。

null

円の一周は一時間。

ですので、AM11:30もPM12:30もギリギリ、

Around noon

の範疇に入る事になります。
時間帯の幅がかなり広い事に気が付かれるでしょう。

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aboutの意味


次に、aboutの意味についてもみてみましょう。

同じく辞書をみてみると、そこには、

「およそ、ごろに、~の近くに」

とあり、さらに、

「指定されている量や数に到達しているかどうかに関わらず、大体それに近い場合に用いる」

とあります。

同じ例文で考えてみましょう。

    About noon”
    (正午ごろ)

PM12:00に近くの時間、ぴったりPM12:00ではないけど、
かなりそれに近い時間と言う意味合いが込められています。

ですので、

AM11:30やPM12:30ではPM12:00からは離れすぎています。
なので、この場合はそのニュアンスはないことになります。

はっきり何分違うかという境界線は引けないので、
around“のように明確な範囲はありません。

しかしこちらの方が限りなくPM12:00に近いという考えがあります。
時間帯の幅が狭い事が分かるでしょう。

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“around”と“about”の違い


around“と“about“の違いについて。

この二つの語の意味を考えてみたところ、
若干ニュアンスが違うことが分かりました。

では比較しながら違いについてさらに考えてみましょう。

冒頭の例文です。

    What time are you coming tonight?
    (今晩何時に来るの?)

とあなたは友人達に尋ねました。

友人A → ”Around 7 o’clock”
友人B → ”About 7 o’clock”

どちらが早く来るでしょうか。

友人Aは”around“ですので、時間の幅が広く、
その差が最大1時間あります。

PM6:30に来てもPM7:00ぴったりに来ても、
あるいはPM7:30に到着しても”around”。

ですので彼の言葉に嘘はありません。

それとは違い、友人Bは”about“と言っています。
言い換えるならば、限りなくPM7:00の近くに到着します。

到着時間がかなり限定されるので、
スープを温め直す時間が正確に測れます。

呼ぶ方としては、”about”が使われている方が
なんとなく安心できますよね。^^

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まとめ


今回は、意味の似ている英単語”around”と”about”の違いについて紹介しました。

この二つの語はどちらも中学生の時に学ぶ単語ですので、
覚えて使ったことがある方も多いでしょう。

同じような意味ですが、その意味合いは若干異なることがわかりました。

around“はきちんと円が描けるので、その境界線がはっきりと引けます。
ですので、その幅の範囲内で答えるときに向いています。

逆に、”about“では明確に境界線は引けませんが、
答えが限りなくその目的や対象に近い時に使えます。

友人達を食事に招いた時には彼らの到着時間がはっきりとわかった方が、食事の準備がしやすいですよね。

それと同じように、もし次回誰かに食事に呼ばれた場合は、できるだけ“about”で答えてあげた方が親切です。

もちろん”about”で答えた以上は、確実にその約束の時間には到着できるように、しっかりと計画を練る必要があります。

同じ「およそ」という意味ですが、時間などで使う場合は、
その正確性や幅によってうまく使い分けたいものですね。

今回は以上です。
ご参考になりましたら幸いです。
(*゚ー゚*)ノ

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