歳と才の違い!どっちの漢字が正しいの?使い分けの方法はコレ!
記事公開日:2018年6月21日
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年齢を書くときのこと。
「〇歳」と書くこともあれば、
「〇才」と書くこともあります。
どちらも年齢をあらわす漢字です。
しかしこの「歳」と「才」。
いったいどのような違いがあるのでしょうか。
画数が多い「歳」よりも「才」の方が簡単で書きやすいですよね。
ただ、やっぱりちゃんとした書類などの場合は、ちょっと書くのが面倒な
「歳」の方が使った方がやっぱりよかったりするのでしょうか。
この二つの漢字を使い分けるポイントなどがあるのでしょうか。
社会人になると年齢を書くことも多くなるので、
明確な違いがあるのなら把握しておきたいところです。
と、いうことで!
今回は、「歳」と「才」の違いについてまとめました。
まずは、漢字の意味からチェックしていきましょう~。
「歳」の意味について
- 「歳」の意味
- 時の単位。
- 多くの歳月。年月。
- 年齢。人生の盛りを過ぎた年齢。老齢。
- 穀物。稲が実ること。
- 季節。時節。
なんと。
こうして調べてみると、けっこういろいろな意味がありますね~。
「○歳」として使う場合は「3. 」の意味合いになります。
では次に「才」の意味についてもみていきましょう。
「才」の意味について
- 「才」の意味
- 生まれつき備わっている能力。性能。はたらき。
- 年齢の「歳」の略字。
こちら「さい」の漢字の意味は少ないですね。
年齢の「歳」の略字ということも明記してあります。
ということは、この2つの違いは・・・・というと。
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歳と才の違い
歳という言葉は年齢を意味する以外に、
多くの年月や季節をあらわします。
一方、
才という言葉は能力や才能という意味があり、
生まれ持っての能力、技術をあらわします。
才という言葉はもともと年齢という意味はありませんが、
「歳」という漢字は画数が多く書きづらいので略字として「才」が代用されました。
時代と共に「○○才」という書き方が広がり、現在では公的な文章であっても、
才の方を採用している機関もあります。
また、子供に教える際に「歳」という漢字は難しいので、
小学校では年齢を表記する場合は「才」を用います。
ちなみに歳は中学校で習う漢字です。
歳という漢字が簡略化されて才になったと思っている人も多いですが、
実はそれは間違い。
歳と才は成り立ちも意味合いもまったく異なる漢字です。
そのため「○○歳」という表記を「○○才」と略すことはありますが、
「私ももう歳だから」とか「長い歳月を」という言葉の歳を才に置き換えることはできません。
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正しい使い分けの方法
年齢をあらわす際に歳ではなく才を使うようになったのはかなり昔です。
昭和初期にはすでに「○○才」という表記が馴染んでいました。
そのため現在では書類などでも才と表記してあることが多いですし、
テレビのテロップでも「○○才」は普通に使われます。
現在では「○○歳」でも「○○才」でも両方年齢をあらわす漢字として通用するので、
どちらを使ったとしても間違いということはありません。
特に細かい書類の小さな字などは「歳」と表記してしまうと字がつぶれてしまうので「才」と表記しますし、
誕生日のチョコレートプレートなども画数が多いと書きにくいので「○○才おめでとう」と表記します。
・・・・・・・
しかし、漢字の歴史を鑑みるうえでは歳の方が年齢をあらわす漢字として相応しいです。
才はもともと年齢とは関係ない漢字なので略式というイメージがあります。
そのため、
もし公的な文章などで年齢を表記する場合は「○○歳」と書いた方が賢明です。
「○○才」と書くのは間違いではありませんがあくまで略式。
なので相手に対し失礼になってしまう可能性もなくはありません。
まぁ、そんなところを気にする人はめったにいないとは思いますが。
(^^;
昨今、スマホやパソコンが普及しているので、いざという時には
ちゃんと手書きで書けるようにはしておきたいものですね。
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まとめ
今回は「歳」と「才」の違いについて紹介しました。
歳という字は画数が多いので略字として才を使用するようになりました。
そのため○○才という表記は正しい、ということになります。。
しかし、もともと才は年齢や歳月という意味合いはないので、
正式な文章に書く場合は「○○歳」という書き方が無難です。
今回は以上です。
ご参考になりましたら幸いです。
(*゚ー゚*)ノ
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