新米と古米の違い!浸漬時間や栄養も変わるの?ブレンドした場合のお味は?
記事公開日:2019年3月3日
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「あ~~~・・・このお米、なんか美味しくないかも・・・」
なんて思ったこと、ありませんか?
なんかボソボソしているというか、モソモソしているというか・・・
そのお米、もしかして、
古米かも!?
古米って、お値段も安いのでウッカリ買ってしまうこともあるのですが、いざ炊いてみると美味しくないこともあるんですよね。
ちょっと古いだけのお米が、どうして美味しくなくなってしまうのか?
新米と比べて栄養価は違うの?
浸水時間を変えれば美味しくなるの?
美味しいお米とブレンドする?
気になってきますよね。
そこで!
今回は、新米と古米の違いについて紹介します!
古米でも美味しく食べる方法も、一緒に検討してみましょう。
新米と古米
まずは、新米と古米についてチェックしていきましょう。
新米とは
秋になると大々的に売り出される新米。
「美味しいお米!!」
というイメージですが、具体的には何なのか見てみましょう。
- 新米とは
その年に収穫されたお米のこと。
お米は秋に収穫されるので、
「その年の秋に収穫されて、その年の年末までに出荷・精米されたお米が新米です。」
ということになりますよね。
実際、農林物資の規格化等に関する法律(JAS法)では、「新米」と表示できるお米は、「収穫年の年末までに精米・包装されたもの」と決められているんです。
じゃぁ、それ以外の時期に売られたお米が古米なのか?
チェックしていきましょう。
古米とは
新米の傍らでひっそりと安売りされてしまう古米。
「古米」とは書かれていないことも多いので、間違えて買ってしまうこともあるのですが、古米とは何なのか、チェックです。
- 古米とは
前年に収穫されたお米のこと。
やっぱりそうですよね。
ちなみに、前々年に収穫されたお米は古古米、さらにその前の年なら古古古米、と年が遡るほど「古」の字が増えていきます。
「古米はあまり美味しくない」
というのが一般的な認識ですが、何が違うのか具体的に見ていきましょう。
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新米と古米の違い
それでは新米と古米、具体的にどんな違いがあるのか、ここで見ていきましょう。
新米と古米の違い
新米と比較してみて、古米の方が・・・
硬い 粘りが少ない 色が少し黄色っぽい つやが無い 糠臭さがある 炊きあがったお米に締まりがない(膨れている)
新米と比較してみて、古米の方が・・・
実はお米には、味を決める明確な要素があります。
- お米の味を決める要素
- 甘み
- つや
- 白さ
- 粘り
- 食感
- 香り
- のどごし
じゃぁ、どうやったら美味しく食べれるのか!?
なんとか工夫できないか、見てみましょう。
浸漬時間について
まずはお米の味を大きく左右させる浸漬時間について検討してみましょう。
お米をしっかりギュギュッと研いだ後の水に漬けておく時間、ここでちょっと工夫するだけでも変わります。
古米の浸漬時間
夏場:30分
冬場:2時間
春秋:1時間前後
古米は水分を失っているので、水の量は気持ち多めで、漬けておく時間は長めが良いです。夏場:30分
冬場:2時間
春秋:1時間前後
さらに、ここでひと工夫します。
冷蔵庫で冷やしちゃうんです!
お米は、沸騰するまでの時間が長いほど甘みが増します。
なので、ここで水温を下げてしまえば、炊いている間に甘みが増していくんです。
忙しくて、冷蔵庫に入れてから炊く時間が無い時は、水加減を調整して氷を入れても大丈夫ですよ。
栄養は変わる?
次は、栄養面を見てみましょう。
まずはお米に含まれえう栄養素を見てみましょう。
- お米に含まれる栄養素
- 炭水化物
- タンパク質
- ビタミンB1・B2
- カルシウム
- 鉄
- マグネシウム
- 亜鉛
- 食物繊維
古米になっても、これらの栄養素が極端に減るといった報告は見当たらないので、水分以外の大幅な減少は無いと考えられます。
保存方法によっては減少と言うよりは変化することがあります。
お米を低温(0℃)で保存すると、なんと甘みや旨味が増すんです!
古米でも、低温で保存されたお米であれば、条件によっては新米よりも美味しくなることもあるんですよ。
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ブレンドしても美味しく食べられる?
水加減で工夫してもパサパサ感が拭えなくて、どうしようもない・・・
「いっそブレンドしてしまおうか!?」
「でも、ブランドしても大丈夫かな・・・?」
なんて思ったりもしますよね。
そんな時は、もち米とブレンドして炊いちゃいましょう!
古米の1割程の量のもち米を混ぜて炊けば、粘りのあるご飯が炊けます。
でも・・・
もち米って、なかなか家になかったりもしますよね。
そんな時は!
こんなものを混ぜてみましょう。
「パサパサは気にならないけど、糠臭さが気になる・・・」
なんて時は、
まずはお米をしっかり研いでください。
ギュッギュッと研いだら、水に昆布だしやお酒やみりんを混ぜてみてください。
お酒やみりんの使用量は、古米1合に対して大さじ1程度です。
オリーブオイルやサラダ油なら、どこのご家庭でも常備していることが多いですから、気軽に試せそうですよね!
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まとめ
今回は、新米と古米の違いと、古米を美味しく食べる工夫について紹介しました。
ちょっと美味しくない古米でも、美味しく食べる知恵がたくさんありますよね。
色々出てきたので、最後にまとめておきましょう!
新米と古米の違い
新米:その年の秋に収穫されて、年末までに精米・包装されたお米のこと。
古米:前年に収穫されたお米。前々年なら古古米、前々々年なら古古古米・・・となる。
新米:その年の秋に収穫されて、年末までに精米・包装されたお米のこと。
古米:前年に収穫されたお米。前々年なら古古米、前々々年なら古古古米・・・となる。
- 古米を美味しく炊く方法
- ギュッギュッとしっかりお米を研ぐ。
- 浸漬時間は長め(30分~2時間)に、冷蔵庫に入れておくか氷を入れて水を冷たくしておく。
- もち米:古米の1割程の量のもち米をブレンドして炊く。
- サラダ油:古米2合に対して、小さじ1/2程度混ぜて炊く。
- ハチミツ:古米3合に対して、大さじ1程度混ぜて炊く。
- オリーブオイル:古米1合に対して、大さじ2/1程度混ぜて炊く。
- 昆布だし:水にお好みの量を混ぜて炊く。
- お酒、みりん:古米1合に対して大さじ1程度を混ぜて炊く。
パサパサ感が気になる時
糠臭さが気になる時
浸漬のときに水を冷たくする小技は、新米でやっても美味しく炊けるんですよ!
普通に炊いても美味しい新米ですが、お米の甘みがさらに引き立って本当に美味しいですよ。
色々工夫しても美味しくならないときは、リゾットやチャーハンにしちゃえばお米のパサパサ感を活かせます!
お米に味を付けちゃえば、臭いや色艶も気にならないですから美味しく食べれますよ~♪
今回は以上です。
ご参考になりましたら幸いです。
(*゚ー゚*)ノ
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