戸建てのスケルトンリフォームとフルリフォームの違い!費用や固定資産税はどうなの?
記事公開日:2022年3月11日
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コロナ禍でなかなか外に出られない、テレワークで自宅に籠りきりになってきたので、より快適な環境を求めて、
「もう快適に過ごせる家、買っちゃおうかな!」
となりますよね。
実際この1~2年、この流れで住宅ローンの申請が捗らないようです。
家を買う時に選択肢が色々あると思うんですよね。
中でもメジャーなのは、
この2つですよね。
私は10年以上放置されていた築60年程の古家をフルリフォームした物件を買いました。
フルリフォームとか、スケルトンリフォームとか、最近このパターンも増えてきていると思うんですよね。
でも、リフォームのこの違いって何なのでしょうか?
気になる費用のお話や、失敗やデメリット、固定資産税や間取り変更の可不可といったところを私の実体験も交えつつ色々見ていきましょう。
では行きますよ!
目次
フルリフォームとスケルトンリフォームの違い
まずはフルリフォームとスケルトンリフォームの内容をチェックして違いについて見てみましょう。
- フルリフォームとは
建物の基本構造である基礎、柱、梁などは残した状態で、家を新たに作り直す工事のこと。
- スケルトンリフォームとは
家の構造部分を残したうえでの大規模リフォームのこと。
あっ!
これ、もうほぼ同じですね。
専門家にとっては、フルリフォームはスケルトンリフォームよりも広義で使われるようですが、我々素人にとっては同じ意味合いです。
断熱材を入れなおしたり、間取りを変更したり、耐震が心配なら柱を追加して耐震補強したり…
と、大掛かりな分、かなり色々劇的改造できるのがこのリフォームです。
古い家って寒いイメージがありますが、これだけやるとかなり快適に過ごせます。
あとは、新築で多いツーバイフォー工法やZEHは後々間取り変更などをしにくいのですが、昔ながらの工法で建てた家屋は直しやすい(いじりやすい)そうです。
なので、例えば家を建ててから30年後に介護を考えた間取りに変更したい、開口部や間取りを変更したいと言った要望が通りやすく、フルリフォームもしやすいのが昔ながらの工法で建てた家屋ということになりますね。
それでは、次は気になる費用面を見ていきますよ!
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フルリフォームの費用
「費用を見てみましょう!」
とか言いましたが、これはもうぶっちゃけ、お金かけたらかけただけいいものになります。
狭小住宅や、家の前の道路が狭いといった条件が無ければザックリ戸建てなら2,000万円、マンションなら1,000万円と見積もっておけば快適な住居にできます。
「2,000万!?高いよ!!」
と思われるかもしれませんが、助成金や補助金が出たりするので、工夫次第でもっと安くなるかもしれないです。
ローンも組めるので、その価格で戸建てが手に入ると思うと安いかもしれません。
この辺をまずは明確にしないと、途中で違和感が出てくるかもしれないですね。
勢いで買えたらそれはそれでアリですが、色々考え始めちゃうと、終わりが見えなくなりそうですし、高い買い物ですし・・・(´;ω;`)
固定資産税はどのくらい?
土地や家を持つと取られる
価格は地域や建物によって様々ですが、フルリフォームの場合はどうなのか?
木造家屋が築30年なら、減価償却済みの場合が多いと思います。
この場合、土地の分の税金だけ納めればOKです!
固定資産税が高いとされる無垢床も塗り壁も、ガルバリウムの屋根や外壁も、タイル張りも関係なしです!
土地家屋の購入前に所有者に確認すれば、購入後の出費にも心構えができますよね。
私の住んでいる地域(東北の政令指定都市)だと、郊外の新築で年間およそ12万円前後の税金がかけられることが多いのですが、古家の我が家は年間およそ4万円で済んでいます。
土地が安いんですよ、田舎だから…(笑)
フルリフォームの失敗やデメリット
さて、固定資産税安くてめっちゃいいね!
とフルリフォーム上げしたところで、デメリットも見ていきましょう。
これはもう、その状況で色々違うので、とりあえず、
「気を付けた方が良いよ」
って事になりますね。
ホント、色々気になると思うんですよね。
高い買い物ですし。
では、見ていきますよ。
よくある失敗
よくある失敗として出てくるのが、
- 間取りの失敗
- 費用がかさんだ
- 物件をしくじった
この3つが多いです。
一つずつ見てみましょう。
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間取りの失敗
間取りの失敗は、
「自由度が高かった故に、好きなようにやってみたらバランスが悪かった。動線が悪くなった。」
「間取りを変えようと思ったら、構造の都合上間取り変更ができなかった。」
という2つのパターンがあります。
「構造上間取りの大きな変更ができなかった」というのは、三つ目の「物件をしくじった」にも通じますね。
「好きなようにやったら失敗した。」というのは、
ライフスタイルや「譲れないもの」を1つだけ設計屋さんに伝えて、ある程度お任せで図面を引いてもらった上で調整していくことで回避できます。
費用がかさんだ
最終的な費用がかさんだってのは、しょっちゅう聞きます。
物件を決めてからプランニングすると、予想しない瑕疵が見つかることがあります。
等々、上げたらキリがありませんね。
最初の2つは「物件をしくじった」に通じるのですが、「色々拘ったら追加料金が~」というのもよくあります。
何があるか分からないので、見積もりはしっかり詰めて、300~500万円くらいの資金的余力を残せるようにするのがオススメです。
リフォームで何にお金がかかったかを教えてくれるyoutuberもいるので、こんなのも見てみると目安になると思います。
ぶっちゃけ水回りは15年前後で交換ですから、その辺から諦めて予算を削る発想もあります。
次の交換の時にこだわった物を導入するのも良いと思うんですよね。
個人の見解ですが、そんな考え方もあるかと思います。
物件をしくじった
これがイチバンヤバいです。
すでに上でいくつか挙げていましたが、それ以外にもチラホラあります。
私が聞いたことがあるものだと、
「構造の都合上、間取り変更ができなかった。」
ってやつです。
これは、後で紹介する手順をチェックしてもらえれば回避できます。
あとは購入物件が「再建築不可物件」だった!!ってやつです。
おそらく、ひときわ安く輝いて見える物件であることが多いと思います。
この辺は安い理由をきちんと確認すれば回避できますね。
安さは魅力なので敢えてそこを攻める場合は、事前にどんなリフォームが可能かを確認するのも手です。
他にもこんな感じで動画でも紹介されているので、youtubeで色々チェックしてみるのもオススメです。
ここまで簡単にデメリットを紹介しましたが、中古物件フルリフォームの失敗しにくい手順を紹介します。
- 中古物件フルリフォームの失敗しにくい手順
1.
どんな家に住みたいかを考えつつ、資料請求などで設計屋さん(工務店等)をリサーチ。
2.
無料相談会等があれば設計屋さんに理想を相談しつつ、中古物件のリサーチを開始。
(物件探しの手伝いもしれくれるか確認する)
3.
設計屋さんを決める。
4.
気になる物件を見つけたら、自分たちの希望に沿ったリフォームが可能かを設計屋さんに確認。
5.
予算を詰めて、着工。
超ザックリですが、こんな感じです。
物件を先に見つけてしまうと、物件でしくじる事故が発生してしまいがちです。
なので、先に設計屋さんに行って、物件の良し悪しに関しても相談できる足掛かりを作っておきます。
設計屋さんをリサーチする時には、モデルハウスではなく「実際に建てたお家」を見れる内覧会に行くことをオススメします。
内覧会に行くと、その会社で抱えている設計士のセンスや職人さんの腕が見れます。
動線を意識した設計なのか、造作家具もできるのか、壁紙の貼り方や角のパッキン処理なんかも見ておくポイントです。
尚、我が家は壁紙やキッチンのパッキンが雑でした。(笑)
壁紙を剥して漆喰壁にする予定なので壁紙は気にならなかったのですが、キッチンのパッキンはガバガバだったので自分でパッキン処理をし直しました。
キッチンなんで10年後には入れ替えなので、私は気にしませんでしたが、
「お金かけたのにコレ~。。。orz」
ってなりやすいタイプなら、内覧会で職人の腕を見極めておくのがオススメです。
全体的なセンスが自分の感性と合致すれば、きっと素敵なお家に仕上げてくれますよ!
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まとめ
つい長くなってしまいましたが、今回は「フルリフォームとスケルトンリフォームの違い」について紹介しました。
素人目線で「大きな違いは無い」として、せっかくなので流行りの中古物件リフォームに関しても見ていきました。
私の周りでも気になる人が多いようで、中古物件リフォームの家として知り合いがよく見学(笑)に来ます。
築60年くらいの家って耐震基準がガバガバ・シンプル構造なので、間取り変更もしやすく色々やりやすいと聞きます。
ただですね!
周囲に住人が居なくなって放置された空き家や、住人がご高齢で管理が難しくなってしまった空き家もどきが多い可能性もあるので、そこんとこは理解が必要です。
我が家は斜め後ろがそんな感じの家なので、時々お掃除にお邪魔しています。
今回は状況や条件で色々なパターンもあって、一概には言えないのでyoutubeからも紹介してみました。
他にも参考になる動画はたくさんupされているので、是非参考になりそうな動画を探してみてくださいね!
リフォームに関しては、リフォームとリノベーションの違いも紹介しているので、良かったら参考にしてくださいね。
今回は以上です。
ご参考になりましたら幸いです。
(*゚ー゚*)ノ
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