「づつ」と「ずつ」どっちが正しい?違いはコレ!
記事公開日:2014年9月30日
最終更新日:2016年4月9日
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文章を書いている時に、ふと迷うことってありますよね。
読み方は一緒なのに、書き方が違う時。
たとえば、今回紹介する、
「づつ」と「ずつ」
例として、複数人の子供にアメを上げる時、
- 1人1個ずつ
- 1人1個づつ
どちらを使いますか?(^^
紛らわしいこの日本語、せっかくなのでこの機会に、
使い分け方法をマスターしちゃいましょう!
例外を除いて基本は「ずつ」
まず、この2つの違いは以下の通りです。
- 「ず」:現代仮名遣い
「づ」:歴史的仮名遣い
昔は撥音も少し違っていたのですが、
現代では、まったく一緒になってしまいました。
「それじゃ、どっち使えばいいの?」
と困ってしまうので、文部科学省が定めたのが、
基本的には「ず」の方を使う
ということになります(^^
なので、学校教育の場や、公的な文章(新聞、テレビなど)では、
「ず」を使う方で統一されています。
先ほどの例で言えば、
「1人1個ずつ」
が一般的な表現方法となります。
(^ー^)h
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例外的に「づ」を使うケース
ただし、例外的に「づ」を使うケースもあるので、注意が必要です。
同じ音が続く場合
1つ目の例外は、同じ音が続く場合です。
例)
- つづく(続く)
- つづみ(鼓)
- つづる(綴る)
このように、単語が「つ」から始まって、
次に濁音が続く時は、「づ」を使います。
元の単語が「つ」の場合
2つ目の例外は、元の単語が「つ」の読み方をする場合です。
例)
- てづくり(手作り)
- こづつみ(小包)
- おこづかい(お小遣い)
このように、元の単語が「つ」なのに、
発声の理由で濁音となった場合は「づ」を使います。
いずれも、「す」にしちゃったらヘンですからね(^^;
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さらにある例外
「づ」と「ず」の使い分けについて、基本的には、
上記のケースによる例外を除き、「ず」を使えばOKです(^^
例)
- けしずみ
- いけず
- 少しずつ
すべて「ず」を使っていて、違和感もないですね(^^
ただ、原則では、説明しきれないものもあります。
たとえば、
- いなずま(稲妻)
ゆうずう(融通)
などです。
先ほどのルールに照らし合わせてみると、
「妻 → つま」なので「いなづま」
「通 → つう」なので「ゆうづう」
となりそうなものですが、実際には違います。
・
・
・
言葉というものは時代と共に変化して行くもの。
実際には、正しい、正しくないというよりも、
「一般的に使われているのはこっちですよ~」
というのが現状なのです(^^
でも、個々に自由に使ってしまうと、
どっちを使っていいのか分からなくなる人もでてきます。
それで、文部科学省だったり、新聞社の「記者ハンドブック」などで、
「こんな感じで使いましょう!」というのを決めているのです。
ヾ(;´▽`A“
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まとめ
本日紹介したのは、公的に定められた、
「ずつ」と「づつ」の使い方です。
会社や、テスト、論文など、公式な場で使う場合は、
今回の使い分け方法をご参考ください。
参考になりましたら幸いです。
(*゚ー゚*)ノシ
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つうずう(融通) 読みが間違っています。
訂正した方が良いです。
>大場 英雄さん
ご指摘ありがとうございます。
修正いたしました。
m(_ _)m