時期と時季の違い!上手に使い分ける方法とは?

記事公開日:2015年7月30日
最終更新日:2019年11月9日

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時間やその時を表す場合に使われる漢字といえば、

時期」と「時季

ですよね。

なんとなく使っている漢字ですが、
この2つの漢字に違いってあるのでしょうか??

メールや手紙を書いている時などに、

いったいどっちを使ったらいいの?

なんて、悩むことありませんか?

時期と時季はどっちを使う

たとえば、以下のような状況においてです。

    (とある老夫婦の会話より)

    「おじいさんや、明日孫がくるから裏庭の柿を10個ほど採っておくれ」
    「おお、もうそんな【ジキ】かぁ~」


さて、この場合は「時季」「時期」のどちらを使えばよいのでしょうか?


うーん。確信が持てない。

なんて場合は、今回ハッキリした違いがわかるようにお調べしました!

今回はこの、

「時期」と「時季」の違い


についてをご紹介します。

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時期と時季の違い


「どっちも同じ意味なのでは?」

なんて思うかもしれませんが、漢字が違うってことは、やっぱり

微妙なニュアンスの違い

があります。


同じように使われているけど、細かな違いは漢字の意味に隠れているのかもしれませんね。

まずはココからチェックしてみましょう。



    時期

    事を行うための期間、その時。タイミング。

    時季

    事を行うのにふさわしい季節。シーズン。

やっぱりちょっと違うんだなって感じがしますよね。

期間季節


ってとこで違いが出ています。


ただちょっとこれだけでは小難しい表現なので、
いつもの会話などから、違いをチェックしてみましょう。

「時期」の場合




  • 入学の時期

  • 時期が重なる

この時期はタイミングという意味に置き換えられます。

  • 入学のタイミング

  • タイミングが重なる


  • ある程度ふわっとした特定の期間について、使う言葉だということがわかりますね。
    季節性は伴わないので、何か2つの「時期」が重なることもあります。

    「時季」の場合




    • 花見の時季

    • プールの時季


    対して、「時季」は必ず季節に関する行事や物事の時に使います。

    「時期」よりも汎用性は低く、季節は1つですので、
    「時季が重なる」と言った使い方はできません。

  • 花見のシーズン

  • プールのシーズン


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    上手に使い分ける方法


    意味が分かっても実際に使ってみないとなかなかピンとこないもの。

    ということで、実際に練習をして、
    上手に使い分ける方法をマスターしていきましょう!

    基本は季節に関係ないというのと、関係あるという大きな違いに分けられます。
    でもこれだけじゃちょっとピンときませんね。

    では「期」と「季」をピックアップして使い分けを練習してみましょう。

    ここでまずおさらいとなります。

    まず「期」の場合

    意味は一定の区切られた時間のこと、なので期間を表すことが分かります。

    では「季」の場合

    意味は、春・夏・秋・冬の季節のこと、なので季節を表すことが分かります。

    上記内容は大丈夫ですか?

    それではさっそく問題に挑戦してみましょう。

      問題:「時期」と「時季」、それぞれどちらをつかうでしょうか?

      1.

      「クリスマスのジキ

      2.

      「入学したてのジキ

      3.

      「暖かいジキ

      4.

      「受験のジキ

    考え中の女の子
    ・・・

    ・・・

    ・・・

    いかがでしたか?

    それではさっそく答えあわせをしてみましょう。

    答え


    1.

    クリスマスの時季


    シーズンに置き換えられますし季節の行事ですね。

    2.

    入学したての時期


    シーズンには置き換えられないですね。
    短期や9月入学の学校もありますから。

    3.

    暖かい時季


    暖かさというのは季節に関係してきます。

    ただ、例外として、寒い冬などに暖かい「期間」が一週間続く、とかであれば、

    「冬の暖かい時期」

    ということもできますね。


    4.

    受験のジキ時期


    これも2番と一緒の理由ですね。

    受験をする期間は人によってそれぞれなので、
    「時季」は使えず「時期」となります。


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    ポイント


    このように「時期」は汎用性が高いですが、
    「時季」は季節に関わっていないと使えない漢字となります。

    逆に、「時季」は「時期」に置き換えることも可能です。

    暖かい時季 ⇒ 暖かい時期
    クリスマスの時季 ⇒ クリスマスの時期

    ただし、その場合は季節性は失われ
    ただの「期間」について言及している言いまわしとなります。

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    まとめ


    今回は「時期」と「時季」の違いについて紹介しました。

    ちょっと紛らわしいイメージがあり、
    実際に使う時に迷うこともありますが、

    こうしてちゃんと意味をみてみると、

    なるほど!

    となりますよね。


    使い分けの理由をバッチリおさえれば、
    もう、間違えたり、迷うことはないですね!

    なんとなくどっちでもいいような感じがしてましたが、
    実はそれではダメなのです。

    というわけで、今回はこれで「ジキ」の違いについてのお話しは終わりとなります。

    最後までお読みいただきましてありがとうございました。

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    6 Responses to “時期と時季の違い!上手に使い分ける方法とは?”

    1. いしはら より:

      有給休暇の時季変更権はどうなんでしょうか

      • 管理人 より:

        いしはらさん、コメントありがとうございます。

        >有給休暇の時季変更権はどうなんでしょうか

        確かに「季」の方が使われていますね。

        この場合は、有給休暇の「期間(長さ)」を変更してほしいわけではなく、

        「この季節は忙しいから別のタイミングでお願い!」

        という意味なのかもしれませんね。
        ちょっと苦しいですが。(^^;

        ちなみに、「季」には2つの意味がありました。

        1. 春夏秋冬のそれぞれの時節。
        2. ある期間。

        意外と・・・曖昧ですね。

    2. es より:

      受験「シーズン」っていいますよね?

      • 管理人 より:

        >esさん

        >受験「シーズン」っていいますよね?
        たしかにそうですね!

        「受験シーズン」というと、決まった「時季」、
        つまり2月~3月ごろを思い浮かべますね。(^^ゞ

        意図によって漢字が変わるのもまた面白いところですね。

    3. MM より:

      > らない
      → られない

      モバイル端末ならではの
      入力ミスですね。

      • 管理人 より:

        >MMさん

        >モバイル端末ならではの
        >入力ミスですね。

        あらっ。
        お恥ずかしい。。

        ご指摘ありがとうございます。
        修正いたしました。

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